研究に必要な心得 【疑問を構造化①】
研究の心得について書き記していきます。
ステップ1
「クリニカル・クエッションをリサーチ・クエッションを構造化する」
これが学習目標でしょう
まず大事なことは臨床の中でクリニカル・クエッション(以下,臨床疑問)が出るかどうか
闇雲に論文を集めて、データ収集しても何の意味もありません。
今目の前で、困っていることはなんですか?
それを文章化することから始まります。
この臨床疑問は現場いるあなた自身にしか思いつくことができません。
例を挙げると
「橈骨遠位端骨折の術後患者の機能障害について評価、治療法はたくさんありますが、患者のための改善につながっているのだろうか?」
これが、いわゆる。
臨床疑問です。
ものすごく重要なことなのです。
これはその現場で患者さんと関わっていなければ、思いつくことはありません。
では臨床疑問を考えた後…
すぐデータを集めるのは「まだ段階的には早すぎる」です。
臨床疑問は「研究の種」でしかありません。
ここから、臨床疑問を構造化していくのです。
したがって
①データを取ってから臨床デザインを考える
②リサーチクエッションが曖昧
③対象とセッティングを明示しない
④主要な要因やアウトカムを設定しない
⑤変数の測定方法の信頼性・妥当性を検討しない
⑥研究の型や解析デザインを事前に決めない
⑦結果の解釈:りんしょうてき・社会的な意味を検討しない
①〜⑦の計画が不十分であれば、取り返しのつかない失敗となります。時間を無駄にすることにもなります。
丁寧に計画した方が、最終的に楽になるというものです。これは自身においてもたくさん失敗をしてきたところなので、読者の方は失敗しないで進んで欲しいと思います。
なので、疑問を構造化②では、
疑問に答える研究の種類について話します!
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