見出し画像

小料理暮らし|2.豆大福のお汁粉

体が熱を欲する季節。さらりとしたこしあん仕立ての汁に丸い大福が顔をのぞかせる、お汁粉はいかがでしょうか。
汁はスーパーで手に入る「さらしあん」で手軽に作り、そこへ濃厚な粒あんを包みこむ豆大福を炙り浮かべれば、2つのあんこでおいしさも食べ応えも大満足。作りたて焼きたての温かさを愉しんでください。

お汁粉の材料(1人前)

・さらしあん…50g
・水…200cc
・砂糖…15g
・塩…2つまみ
・豆大福…1個

⒈さらしあんを水に浸します。
さらしあんと分量の水を鍋に入れて混ぜ、そのまま20分以上おきます。

⒉さらしあんを煮ます。
鍋に砂糖、塩を加えて弱火にかけ、かき混ぜながらとろみがつくまで温めます。

⒊豆大福を焼きます。
豆大福を、トースターや魚焼きグリルなどで、表面にきれいな焼き色がつくまで焼きます。

⒋できあがりです。
お椀の中央に豆大福を置き、熱々のあんを注いでできあがりです。お椀はあらかじめ湯を張って温めておくと、より一層熱々に食べられます。

notes


大福は弱めの火加減でゆっくり焼くと、中のあんこまで熱々に温まります。前日に買って硬くなった大福でもおいしく作れます。

焼いている途中で、熱くなったあんこが溢れてくることがあります。盛り付ける際は火傷に気をつけてください。

さらしあんは、小豆で作る生餡を乾燥させた粉末で、保存のしやすさが利点。乾物なので、水に浸して時間をおいてから加熱すると、粉っぽさの少ないなめらかなあんになります。

豆大福を箸で割りなめらかな汁をからめて口に運べば、香ばしいお餅の香りと塩気の効いた豆の歯応え、粒あんのコクとが混ざり合い、温かでしみじみほっとするおいしさです。
体の中からじんわりと温まりながら、こういう愉しみを味わうと、外の寒さも決して悪いことばかりではないと思えてきます。

それでは今日はこのへんで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

お読み頂きありがとうございます。 これからもおいしいお料理とおいしいお酒をたくさんお届けします。