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不眠・中途覚醒・不安・イライラ【スマホは寝室に持ち込んだらダメなの?】

全身ゆるゆる、頭も身体もスッキリして熟睡したいなら、一回お試しください。

【スマホは寝室に持ち込んだらダメなの?】不眠・中途覚醒・不安・イライラ

〜考えてみれば普通のおはなし〜



 お客様とお話をしていると、歯軋り、日中の噛み締め、悪夢、不眠(入眠障害)や早朝覚醒(鬱などの)、中途覚醒があって困っていると言う話題がよくでます。

共感しながら伺っていると、その不調を訴える方々には、驚くほどの共通点があることに気付きました。

それは、悲しいけれど、ほとんどの方が、ご自身で(大体は承知の上で)、その睡眠障害の原因を作っていることです。

 実は、私も幼少期には極度の睡眠障害に苦しむ時期がありました。

結局、親はおろか医師に相談したところで何の解決にもならないので、自ら試行錯誤を経て、現在は何ら問題が無いのですが、ここに至るまでには随分と苦労しました。

寝て楽をする為に労苦を必要とするのはおかしな話ですが、そこにこそポイントがあります。つまり、楽や楽しむことへの弊害を何らかの形で持っていたわけです。

 睡眠障害で悩む人々の問題点は、一つは優先順位の問題、そして最低限の知識を得ようとしていない点にあります。

優先順位とは快楽や職務を含む金儲け、人気・人付き合い(SNSなど、人にどう思われるか)などを休息や睡眠以上に優先していると言ったようなことです。

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この「精神の病気」は、飲食、合法覚醒剤カフェインやアルコール・ニコチン・買い物・不倫、など様々な依存症の説明が掲載されていますが、依存症になっているかどうかの診断ポイントも、「優先順位」と記されています。

健康管理、睡眠、家族、運動よりも、はるか優位に飲酒やゲーム・スマホなど依存しやすいものが存在してくることで判断基準となるようです。

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知識については、例えば自律神経と言うものには、交感神経(興奮/緊張)と副交感神経(リラックス/弛緩)があり、当然睡眠には副交感神経優位状態が必要であること、起きて行動している時の作業のほとんどは交感神経優位状態であることを理解した上で解決に取り組むと言うことです。

 人間の生理現象には神経伝達物質や体内ホルモンが作用していますが、(アドレナリン/セロトニン/ドーパミン/オキシトシン/ノルアドレナリン/エンドルフィンなど)睡眠にはメラトニンと言うホルモンが作用します。

最近よく、睡眠にはGABAが話題になりますが、GABAは直接睡眠に作用するものではなく、ドーパミンなどやる気満々興奮系の神経伝達物質を抑制する鎮静効果で間接的に作用します。

 実はメラトニンの材料は幸せホルモンとしてオキシトシンと共に有名なセロトニンなのですが、セロトニンを充足させるには、バランスの取れたトリプトファン(必須アミノ酸の一つ)を含む食生活と、早起きして陽の光を浴び、軽い運動を行うなど健康的な生活が求められます。

つまりは、規則正しく健康的な生活習慣があり、セロトニンで幸福感に満たされていることで、自動的に質の良い睡眠につながることがわかります。

また、睡眠障害に悩む多くの方にアンケートを取ると、驚くほどの割合で、寝室にテレビやPC、スマホを、当たり前のように持ち込んでいることがわかりました。

 現在、一説には小学生の3割、高校生の7割が近視など視力に問題を抱え、若年性の白内障予備軍と言われていますが、

最も視力障害の大きな原因且つ交感神経優位を作り出す電子発光体を、副交感神経優位であるべき休息の場に(寝室)持ち込むのですから、意図的に睡眠障害を発生させている様なものです。

本来ならば夕方から徐々に副交感神経優位状態へと移行して、速やかに就寝できるはずなのです。

また、寝室には持ち込まないが、就寝直前までスマホの操作をしている方にも、同様の睡眠障害、もしくは日中の睡魔が発生することが多く確認されました(当店調べ)

目覚ましにしているとか、ヒーリングミュージックを聴くためとの説明をする人が多いようですが、もちろん別機器にしていただくことをお勧めします(使い古した過去のスマホで、誰とも繋がりが無い状態なら弊害は少ないです)

 

 なお、スマホやテレビなどは、電源を切っていても、寝室に持ち込むことで眠りは浅くなります。


幼少期に、明日は楽しみな遠足だ!と思うだけで、いつもより早く目覚めた記憶は無いでしょうか? 


もしくは寝る前に、「あ!明日の朝に◯◯しなくちゃ・・・」と思って寝ると、同様に早く目覚めることがないでしょうか?

スマホ操作をして交感神経優位で浅い眠りに入り、さらにいつ電話がかかるかメールが届くかわからないと言う感覚は、就寝中にも常に意識下に存在しています。

 また電源を落としていても、何かを思いついた時にメモしようとか、気になるLINEを確認しようと言う、頭の片隅にある意識が眠りを浅くしているのです。

浅い眠りが睡眠負債となり、いずれは記憶障害、認知症、難病、心筋梗塞や脳溢血、高血圧に糖尿病、肥満、疲労蓄積、視力低下や精神疾患まで、ありとあらゆる心身の問題を引き起こしていきます。

さらにそれを、飲酒や過食、金銭浪費などで発散することによって悪循環に陥っている例を目にします。



 ちなみに、一旦、人(著者)の思考に任せて自分の思考を休憩させることができる読書は、安眠に非常に効果的です。


興奮するものや、深刻になってしまうものは控えましょう。


他には、当然ながら、限りなく遮光により暗くするほうが生理的には深い睡眠につながります。(メラトニンの放出量にも影響します)


雑音については、嫌悪する人がたてるものは神経がたかぶる場合もありますが、一概に悪い場合だけではありません。


小さな一歩から、未来の明暗が大きく左右されます