28歳、はじめてのディズニーシー、はじめてのタワテラ。
実は、今月の初め、2月5日は僕の誕生日だった。
28歳になった。
子供のころ、28歳といえば、かなりいい大人を想像していた。
立派な仕事につき、責任感があり、経済力が安定しはじめ、部屋では高級バスローブで過ごし、窓の外から都会の夜景を見下ろしているイメージがあった。
現実の僕はといえば、そのどれも持っていなかった。
暮らしていた部屋は一階のせまいワンルームのアパートだったし、銀行口座の数字は月の給料の額と0の間をいったりきたりしていた。
部屋着はもっぱらスヌーピー