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『人生と幸せに1分で点数を付ける』たった5つの質問。

人生に満足していますか??


言うのはとっても簡単な質問。答えるのは本当に難しいですよね。

人生の満足度を決めるのは、
・家族
・友人
・お金
・仕事
・恋愛
・趣味
・旅行
・経験
 etc..

ざっと考えただけでも、たっくさんの要素がありすぎて、どんな基準で決めればいいかが分かりません。


心理学の領域では、人生の満足度について古くから研究がされています。人間一人一人に人生がありますし、幸せや不幸は一人ひとりの最も根源的な疑問ですから当然です。簡単に言うと、皆知りたいギモンってことです!

そんな中、1936年から現在に至るまで80年以上に渡り発行され続けている心理学分野の歴史ある学術雑誌、Jounal of Personality Assessment誌に1985年、掲載された論文に人生の満足度を測る方法が掲載されました。

その論文は現在に至るまで2万を超える論文の基礎となっています。つまり、人生の満足度、幸福度を測る最も重要な論文です。

今回は、その論文で紹介されている、人生の満足点数の付け方をご紹介します。


実際に自分で点数をつけたり、他の人にもシェアしやすいように採点用のサイトも用意したので是非試してみてください♪




自分の人生と幸せに1分で点数を付ける、たった5つの質問とは


https://service.qubo.jp/obutora2586/form/index/sat_life


ここに載せたのが、論文中で紹介された人生の満足点数の付け方です。
まずは、↑のサイトでスコアを確認してみましょう!

5つの質問に答えて、スコアの計算、満足度レベルの測定を行います。

すると、


①:エクストリームライファー
②:サティスファー
③:ちょっぴりサティスファイ
④:バランサー
⑤:ちょいディス
⑥:悟り系
⑦:ディスサティスファー


7つのグループに分けることが出来ますので、それを覚えて次に進みましょう♪それぞれの説明を行っていきます!



1.エクストリームライファー

ここにハマった人は、自分たちの生活をとても愛しており、物事がとても順調に進んでいると感じている人です。人生は完ぺきではないとしても、完璧に近いくらい良いものだと感じています。
人生や生活に満足していないとしても、成長と挑戦の日々に幸せを感じています。
人生は楽しいものであり、仕事や家族、友人、休日、個人的な楽しみなど人生の主な部分はうまくいっています。



2.サティスファー


自分の人生はだいたい上手くいっていると感じている人達です。人生は楽しいものであり、仕事や家族、友人、休日、個人的な楽しみなど人生の主な部分はうまくいっています。エクストリームサイファーに比べ、不満を感じることもありますが、その不満からモチベーションを引き出し、人生を前に進めることもできる人達です。



3.ちょっぴりサティスファイ


先進国の人々の平均的な人生の満足度を持つ人の多くが、ちょっぴりサティスファイです。
通常の生活にはそこそこ満足していますが、非常にストレスを抱え、改善を望んでいる部分がいくつかあります。この改善点を何とかする為に努力する人が多く、非常に努力家が多いのも特徴です。一方、このグループの人は通常、人生を変え、より高いレベルに移動したいと思っています。



4.バランサー


ほとんどの人がここに当てはまることはありません。本当に中庸な立場をとれる人達です。人生を良くする方にも悪くする方にも伸びしろがある人達ともいえるので、ポジティブな心構えを会得することが人生の満足度を高める鍵となるでしょう。


5.ちょいディス


自分の人生の中で解決が困難な問題や分野を一つ以上持っていることが多い人が属するグループです。最近なにか不幸があって、本来人生への高い満足度を持っているのにも関わらず、一時的にこのグループに属する人もいます。その場合は時間の経過とともに改善していきます。そうでない場合は、単にあまりにも多くの事を期待しすぎている場合も多いです。不満の数が少なければ、それをモチベーションにして人生の多くを変えることが出来る場合も多いということを自覚しましょう。


6.悟り系


自分たちの生活にかなりの不満を持っています。その不満の原因が死別、離婚、職場での重要な問題など最近の出来事である場合は、時間の経過とともに元のレベルの高い満足度へと戻るでしょう。しかし、それ以外の長期的に続く不満の原因がある場合は、物事が悪い方向へと悪化している場合が多く、生活の変更が必要になる場合があります。
友人、カウンセラー、他の専門家などと話す機会を持ち、正しい方向へと変えていくことが必要です。



7.ディスサティスファー

場合によっては失業や離婚などの一時的な原因の場合もありますが、基本的に相当不幸な場合に属するグループです。ほかの原因としては アルコール依存症やドラッグ中毒などがあります。友人やカウンセラー、家族、専門家との面談が必要です。ただし、面談によりこのグループの多くの場合は抜け出すことが出来るということを知っておきましょう。



いかがでしたか?

この質問は5つしかない簡単なものですが、心理学領域で用いられる最も基礎的な質問です。


もし、スコアが低かった場合は


・人間関係の少なさ
 →友人の数ではなく、質が重要。職場などで他人と接する場合も含む。
・目標のなさ
 →少しずつ、何でもいいので成長が感じられる何かを持つこと。
  趣味、仕事、なんでもOK。
・没頭する経験
 →趣味、休暇、宗教、精神的なよりどころ、学習、成長なんでも構いません。

これらの要素が足りていない場合があります。
自分の得点を確認したうえで、問題点を一つづつ避けていきましょう!


最後に、

このスコアは結婚や離婚、死別など人生のイベントによって変化するものです。職場や人間関係にも大きく左右されます。

・スコアが低かったからと言って変えれないわけではありません。
・スコアが高くてもこれから変わる可能性もあります。
ですから私たちは少しずつ自分を成長させられるよう歩みを一歩一歩踏み出していく必要があります。


必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ
織田信長


幸せに生きる為には人が『死ぬ前に感じる後悔』を正しく理解することが重要です。

何人もの最後を看取った女性介護人が、死んでいくヒトは最後にどんな後悔をして死んでいくのか。それが書いてあるのが死ぬ瞬間の5つの後悔という本です。意味のある人生を生きたい方は読むべき1冊。



引用

Kobau, R., Sniezek, J., Zack, M. M., Lucas, R. E., & Burns, A. (2010). Well‐being assessment: An evaluation of well‐being scales for public health and population estimates of well‐being among US adults. Applied Psychology: Health and Well-being, 2(3), 272-297. 
doi:http://dx.doi.org/10.1111/j.1758-0854.2010.01035.x



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