パッケージの科学。【ダイエットの前にやるべきことがある】
みなさん、お菓子や冷凍食品、ジュースはどんなサイズのものを買っていますか?
子供や家族が多いご家庭では大きめのサイズを買っていると思います。
一人暮らしでもお得感につられて大きめのサイズを買ってる方は多いんじゃないでしょうか?コストコや近所の激安スーパー、ドラッグストアなどなど、キロ単位で爆買いしてる方には悲報かもしれません。。。
今回は医師を始めとする医療従事者が、治療の根拠として使うことも多いCochranライブラリに掲載された、世界中64の研究、6711人の被験者のデータをまとめたものをご紹介!
カロリーは皿やパッケージでこれだけ変わる!
■大皿→中皿 もしくは 中皿→小皿に変えるだけで、
・女性成人:158.1kcal ・男性成人:197.2kcal
食べる量が減りました。
*だいたい150kcal=フランクフルト1本 or まぐろ寿司1皿 or シュークリーム1個分。いつも使うお皿のサイズを変えるだけでこれだけ効果があります。
■パッケージの大きさをS→M もしくは M→Lに変えた場合
・女性成人:272kcal ・男性成人:339.2kcal
これだけ食べる量が減ります。
*だいたい300kcal=ショートケーキ1個 or ざるそば1人前分。
■グラスやボトルをより短く、口が広いものに変えた場合のジュース等の量
・約30%多く消費。
モノによってパッケージの大きさが違うのでばらつきはあるんですが、だいたいこのくらいは変わるということです。
皿の大きさやパッケージの大きさでショートケーキ1個分違うというのはダイエット中の方には衝撃じゃないですか??
世界の反応について
ニューヨークでは16オンス(473mL)以上のサイズの糖分を含んだジュースの販売が禁止されることもありました。これは経済的にはあんまり良くないので、法廷により2014年に撤廃されたようですが、容器やパッケージのサイズは、政策に反映されるくらい重要ということが言えますね。
この施策を実施した市長は個人的にはすごいですね。
私たちはどう行動するべきか??
と、まぁ煽り気味に記載してますが、それぞれの研究間でのばらつきもあったりして、今後これが覆る可能性はあります。
ただし、現段階では大きいサイズの物を買ったり、注文したりするのはダイエット的にはナシなのは間違いないです。
大きいものは、いっぱい入っているので安くてお得!に見えますが、あなたの体重を増やすかも。
その買い物、『ホントにあなたにとってお得ですか?』
お気をつけて!
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引用
1.Hollands, Gareth J., et al. "Portion, package or tableware size for changing selection and consumption of food, alcohol and tobacco." Cochrane database of systematic reviews 9 (2015).
2.https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000351576.pdf
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