マガジンのカバー画像

民主主義のメモ

388
民主主義について、ニュースで考える。
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

「編集」で印象がまるで変わる件ーーALS嘱託(しょくたく)殺人の報道から

▼編集によって印象がまるで変わってしまうことが簡単にわかる、いい例があった。2020年7…

「自粛警察」が大挙して抗議すべき格好の相手がいる件

▼日本社会の同調圧力が、とても醜いかたちで現われた好例が「自粛警察」だ。彼らの言動は迷惑…

自殺報道の掟(おきて)を確かめておく件――三浦春馬氏の死に考える

▼この数日間、何もメモをアップせずにいたのに、これまでで最もページビューが多くなっている…

読売新聞の「ジャングルポケット」斉藤慎二氏へのインタビューが素晴らしい件

▼読売新聞の連載「STOP自殺 ♯しんどい君へ」が素晴らしい。特に、2020年7月3日付…

木村花氏は「誓約書」に縛られ、事務所にPRのためSNSを使うよう頼まれていた件

▼女子プロレスラーの木村花氏(22歳)が、フジテレビの「テラスハウス」視聴者からの暴言を…

記者が「独立を保つ」ことと「幅広くやる」ことはリンクしている件

▼前号で、雑誌「新聞研究」の「記者読本」という特集を紹介したが、共同通信社の編集局特別報…

検察はたくさんの冤罪(えんざい)をでっちあげてきた件(3)

▼村木厚子氏は、裁判で無罪をかちとり、冤罪を証明した後、元検事総長、つまり検察の最高幹部だった人から、「ありがとう」と言われたそうだ。 中日新聞編集委員の秦融氏がまとめた、新人記者むけの「記者読本」特集の一文から。「新聞研究」2020年3月号。 〈厚労省に復帰した村木さんは、検察改革などに関係する法務省の委員を務め、その際に複数の元検事総長に会い、「ありがとう」と言われたという。「事件直後に会った2人は最初のせりふが『ありがとう』でした。『ありがとう』『中からは変えられな

検察はたくさんの冤罪(えんざい)をでっちあげてきた件(2)

▼事実は小説よりも奇なり、ということわざは、普遍的である、とつくづく思う。 ▼村木厚子氏…

検察はたくさんの冤罪(えんざい)をでっちあげてきた件(1)

▼西山美香氏の冤罪被害は、彼女に軽度の知的障害と発達障害があり、それが原因だった。知的障…

クールジャパンと言うならば(2) 映画づくりは韓国に学ぶべき件

▼ゴンクール著『北斎』の紹介メモを書いていて、「クールジャパン」関連で下記の記事を思い出…

「議事録」には2つの大切な意味がある件 加藤陽子氏の論考に学ぶ

▼安倍晋三政権になってから、公文書の管理の杜撰(ずさん)さが目に余るようになったが、20…