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本当の信頼とは【オヤジ店長のツイート日記 Vol.78】

こんにちは!オヤジ店長と申します!

人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!

簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho

ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?

信頼出来る仕事仲間とは

仕事仲間についてツイートしました。結構反響♥️を頂いたので掘り下げたいと思います。

このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等も合わせて是非、よろしくお願いいたします!

「仕事仲間の定義」みたいなモノは皆それぞれあると思います。

例えば、家族ぐるみでプラベートも仲良くしたい人、逆にキッチリ分けないと嫌な人。

最近は後者の方が多そうな印象ですが、私は両方経験した事があります。どちらが良い悪いでは無く、それぞれ感じた事と私はあと数年で還暦、管理職定年前なのですが、この歳になって感じる理想的な仕事仲間についてお話したいと思います。

ツイートしているように、私は40代、脂の乗った時期に弊社内の旗艦店を任されておりました。

バリバリの体育会系店長だった私は、気合充分で色んな施策やメンバーのモチベーションを上げる取組等、とにかく「熱い」チームワーク抜群のお店で涙あり笑いありの忘れられない仕事が出来ました。

Twitterのプロフにも自慢していますが、某有名百貨店の年間優秀店舗に選出されたのもこの時の事です…w

私はバスケ🏀が好きで当時、メンバーにもバスケ経験者がいたので、休みの日に皆で集まって3on3を楽しみ終わってから私の家に皆を招いて宴会🍻、メンバー達との家族的な付き合い楽しんでいました。

売上も良かったし旗艦店を任されていた事もあったので昇格昇進者も沢山輩出する事が出来ました。なので

「〇〇店長(私)には足を向けて眠れません」等と忖度丸出しのメンバーもいましたが「調子の良い奴やなーw」なんて言いながらも私は気分良く「俺は理想的なチームを作ったな、コレがチームビルディングや!」と自分に酔っていた事を覚えています…w

新しい環境で出会った仲間達

50前に差し掛かった頃、会社から別グループのお店への異動辞令が出ました。

前のグループよりワンランク上の富裕層客を相手にしているブランドで、スタッフも以前とは違って大人っぽい雰囲気…

良く言えば「スマート」悪く言えば「冷たい」印象のメンバー達…それまで付き合ってきた単純で熱いメンバー達との落差に私は当初、戸惑いを感じます…

色々あったのですが、最終的にはそのメンバー達とも打ち解け良い結果と共に以前には無かった心地良い「仕事仲間との関係」が芽生えました。

そのキッカケを作ってくれたのは出会った頃、とても生意気だった一人の若いメンバーだったのです。

*上記クールなメンバー達と一緒に仕事をした時、失敗し気づいた「井の中の蛙」について投稿しています。良かったら合わせてご覧下さい⬇

忖度しない生意気なメンバー

その若いメンバーは今まで一緒に仕事をしてきた従順な連中では無く、かなり自分に自信のある奴で私は正直「可愛くない奴だ!」と思っていました。

接客もクールで私には格好を付けているようにしか見えず「〇〇君、もう少しお客様には愛想良くした方が良いよ」と注意すると

「店長、こういう奴も一人ぐらいお店にいても良いんじゃないっすか!」と当時の私からしたらあり得ない返答!

しかし、しばらく様子を見ていると、私からすると愛想のない接客でも売れる事に気づきました…

これは後々分かる事なんですが、私達高級ブランドでは、やたら愛想が良かったり、媚びるようにいつもペコペコしているような販売員は最初は売れても後々頭打ちになる事があります。

勿論、上から目線で見下すような店員は論外ですが、愛想の良さよりお客様が必要とする情報や、して欲しい事を素早く的確に出来る方が良い場合もあるのです。

お金持ちは時間を大切にしている人が多いので、買い物も効率的にしたいし、余計なサービスより必要な事を分かっているスタッフは重宝されたりします。

そういった高級ブランドでの立ち振舞について私に気づいて欲しかったから生意気な返答をしたと後々そのメンバーは私に明かしてくれました…wホント生意気なヤツですよね…w

そしてそのメンバーは生意気なだけでは無く、新しい挑戦と努力をしていたのです。

新しい挑戦とは下記に投稿していますが、弊社内で名前だけで正式な役職になっていなかったポジションを「会社に認めさせて、実現してみせます!」と目指していました。

*そのメンバーの奮闘も投稿しているので良かったら合わせてご覧下さい⬇

私達アパレル業界のショップでの最終的なキャリアは正直「マネジャー」一択です。

販売スペシャリストやMD(マーチャンダイザー/仕入れ等商品に関わる仕事)VMD(ビジュアルマーチャンダイザー/商品レイアウトやディスプレイ担当)等のキャリアもあるもののサラリー面や肩書としてはマネジャー「管理職」が一番である事はどこのブランドでもほぼ同じだと思います。

そんな中、そのメンバーは前途、専門職ではあったものの弊社内で当時成立していない当てのない役職を目指しながら関連する専門学校まで通っていました。

生意気なヤツと思っていたそんなクールに見えてガッツのあるヤツを私は放っておく事は出来ず全力応援!

大した事は出来ませんでしたが、会社に提出する販売報告書等にもメンバーの些細な結果も報告し将来性がある人間だと事ある毎にアピールしました。

その甲斐あってか、数年後の今年初めに目指していた専門職の肩書をそのメンバーは獲得し、専門職でありながら立ち位置としては我々管理者と同等、今は弊社内のお店から引く手あまたの人間に成長しました。今は同じ職場ではありませんが、私はとても嬉しかった!

信頼関係とは

私は現在、役職定年前という事で弊社内で一番規模の小さいお店を任されています…若い頃、結構会社には噛みついて尖っていたので最後に左遷されたのかもしれませんが…w弊社内で還暦前で店長をしている人間は、ほぼいないので幸運だと言い聞かせています…w

そんな中、かつて素直で従順だと思っていたメンバー達とはいつの間にか縁遠くなりました…

元メンバーでマネジャーになった人間もいましたが、上司や社長に良い顔ばかりしてメンバーを大事にしていない奴もいます…昔なら「シバクぞ!」と怒っていた所ですが一応同じ立場だし「もう〇〇さん(私)にそんな事は言われたくありません…」と言わんばかりの雰囲気でとても残念です…

一方、あの生意気だった専門職を獲得した元メンバーは、たまに「〇〇さん、飲みに行きませんか?」と誘ってくれてお互い近況報告をしたり将来の話等をしています。

相変わらず私に気を遣ったり嘘でも媚びるような態度を見せる事はありませんが、お互い厚い信頼関係が出来ているように昔には感じられなかった心地良さがあります。

脂の乗ったイケイケのあの頃、会社の連中からも一目置かれ自惚れていた私…

そんな私に付いてきてくれたメンバー達の今の仕事ぶりや私に対する態度を批判したり妬んだりするつもりは勿論ありませんが、損得無しに付き合い、忖度無しに上司を見る関係って良いな…と60前の私は思うのです。

上司と部下、立場は違うので同等ではありません…しかし対等な付き合いが出来るのがベストだと思いますね。

最後までお読み頂きありがとうございました!✨🙇

Twitterやnoteで読書本を紹介していましたが、noteのマガジンにしましたので!宜しければ本選びの参考にして頂けると幸いです!⬇


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