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年齢による差別に無自覚な若者が多すぎる件について考えたい



私はどちらかといえば保守的な人間ではなく、若者が社会で活躍しやすい環境は整えられて当然であると考える人間ですが、あまりにも若年である事を売りにしたアピールや、学生団体の様なものが目に映るため、問題提起のため以下の投稿をする事にしました。

現代社会において、差別問題は多岐にわたって議論されています。性別、人種、宗教、障害など、多くの領域での差別が問題視されています。

ただ、年齢による差別についてはあまり触れられません。いわゆる「エイジズム」についての議論は十分ではないと感じます。特に、若者ほどエイジズムに無自覚なのではないでしょうか。

無自覚なエイジズムとは

「老害」という言葉や、新しい技術を理解できない高齢者への冷ややかな目、これらはエイジズムの一例です。ただ、これらの言動を行っている多くの若者は、それが年齢に基づく差別であることを意識していないことが多いです。

若者の中のエイジズムの原因

若者が無自覚なエイジズムに陥りやすい要因として、まず情報の早さとテクノロジーの進化が挙げられます。テクノロジーの急速な進化に伴い、新しい情報やツールに迅速に適応する能力を持つ若者と、それについていけない高齢者とのギャップが生まれているため、若者が高齢者に優越を覚えやすいのです。

また、世代間の価値観の変化も若者がエイジズムに陥る事を助長しています。若い世代が持つ価値観や考え方は、高齢者が若かった頃とは異なるものです。それはいつの時代でも変わりませんが、先に述べた様にテクノロジーの急激な進化がギャップを生じやすくさせています。

エイジズムの問題点

エイジズムは、高齢者だけでなく、若者自身にも多くの問題を引き起こします。社会の知恵や経験を持つ高齢者から学ぶ機会の喪失、多様性の欠如による狭い視点や考え方の固定化などが挙げられます。

エイジズムを克服するために

エイジズムを克服するためには、まず相互理解の促進が必要です。異なる世代間でのコミュニケーションの場を増やし、お互いの価値観や考え方を理解する努力が必要になります。

また、教育の再構築も大切です。学校教育や社会教育の場において、多様性や異なる世代の価値を尊重する教育を行うことが重要になります。

メディアの役割も重要になります。メディアは社会の意識を形成する大きな力を持っています。エイジズムを克服するために、エイジズムに関する正しい情報提供や啓発活動を行うことが求められます。

まとめ

結論として、年齢による差別は、他の形態の差別と同様に、社会全体の調和や共生を阻害する要因となります。若者一人ひとりが自身の言動や態度を見つめ直し、エイジズムを意識的に排除する努力が求められる時代になっているのではないでしょうか。


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