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⭐️心の学び:悪口を言っていい資格があるのは誰だ?

先日、集まりの中で、ロシア人の若い女性が、ふと「ロシア人は政治に強い関心があるけど、日本人は政治に関心がないように思える」と呟いた。

しかし、その呟きを聞いた人は何人もいたのに誰も反応した様子はない。

ぼくはドキッとしたけれど、周りの人たちは「まあ、ロシアは独裁やからな」「プーチンも習近平も一緒やもんな」と言い出す始末。

よく知っている国の話かと思っていると「オレはな、外国には一回も行ったことがない」と言う。

マスコミの印象操作に乗せられた人がここにもあそこにもいると思わせられた。

その国に住んでいる人の感想はその国に住んでいる人が一番わかるはずだ。

私たちの情報は亡命者の話を聞いているにすぎない。

ロシアや中国は確かに独裁者によって支配されているのかもしれないが、日本はほんの少ししかない支持率の人間たちが支配していることに気づいているだろうか。独裁といってもいい有様だ。

そのことを覆い隠すために、よその国は独裁なんだぞ、日本はいい国だぞと印象操作をし、矛先を変えようとしているようにも見える。

そして、それを真に受けている人が驚くほどたくさんいる。

メディアの印象操作を真に受けずに、自分で質問して真実を知ろうとする態度が必要なのではないかと思う。

少なくとも全く行ったことのない国のことや人のことを悪く言う資格のある人は周囲にはそんなにいないはずだ。

会社の悪口を言うのは構わないが、働いたこともないよその会社の悪口を言う資格がないことなら誰だってわかるはずだ。

ましてや会社を辞めた人間の悪口話を真に受けて、いまだに働いている人の話を聞かないなんていうことがあってはならない。

「あの会社はな…」と言っていいのはどんな人かを考えるべきではないだろうか。

よその国は知らないが、日本には悪口を言われることは極端に嫌うくせに、悪口を言うことには何の抵抗もないという習慣があるようだ。

そして、良い話よりも悪い話を引用しようともする。

これは日本に住んで居てのぼくの印象である。

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