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岩田さんを読んで感じるフィードバックの重要さ

年明け、引き継ぎなどでバタバタしながらも、「岩田さん」という本を読んでいたのですが、要所要所で素敵な言葉が多くてたまに読み返したいなと思った次第です。

任天堂の元社長、
岩田聡さんのことばをまとめた本です。
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天才プログラマーとして多くの名作ゲームを生み出し、
任天堂の社長としてニンテンドーDSやWiiなど
革新的なゲーム機をプロデュースした岩田聡さんの、
クリエイティブに対する思いや経営理念、
価値観、ポリシー、哲学などが凝縮された本です。

-書籍説明から抜粋


ゲームという体験自体が、映画や小説と違いインタラクティブなものなのでフィードバックという事に対してとても緻密に設計されているのですが、読んでいてハッとさせられたのが次の言葉たち。

人間って、自分がした事に対してフィードバックがあると、それによってつぎの動機が生まれるんですね。
逆にいうと、フィードバックのないことって続けられない。
人はフィードバックというご褒美を得て動いているんです。
ビデオゲームの世界は、それを逆に利用して、人間が何かをするとフィードバックを返す、ということを基本にしている。
その時のフィードバックにも、快適なフィードバックと、快適じゃないフィードバックがあってそれをどう混ぜると人はそれを続けて、面白がったり、驚いたりしてくれるんだろう、と。
そういうことを常に考えながらつくっているんです。

これってゲームに限った話ではなくサービスの設計にしても、自身のキャリアや、普段の仕事に関しても共通して言える事だなあと感じます。フィードバックに対して「面白がる」という事ってめちゃくちゃ大事で、つまり何かしらの反応がなければ人って続かないんですよね。僕はこれを人と人との繋がりとコミュニケーションでもあるなと思いました。

岩田さんはメインは任天堂のゲームや経営の話ではあるのですが、色んな事にも通ずる事があると思います。同じく任天堂のゲームの体験デザインの話であるこちらの本とセットで読むと相乗効果があるような気がします。


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