【ネガティブなニュースには距離を】ネガティブニュースを消費すると心身を損ねやすくなるぞ
SNSを始めていた頃は、いろんなまとめサイトをチェックしていたもので、いろんな情報をそこらで集めていたけれども、大手のサイトが少しずつセンシティブだったり、感情をかき回すような記事ばかりが増えてきた。
フォロワーの中でも国民感情を逆なでするような記事を載せたりして、持論を語るのは結構なのだけれど、それを頻繁に出されるとこっちもネガティブになっていく。
ニコ生をよく視聴しているものとしては、生主が視聴者のコメントに反応する形でネガティブな話になるので、こっちも聞いてられなくなって、そっと離れたことも。
自分がこういうニュースをクロールするたびに時間が溶けていくし、気分も落ち込んでいくので、そういうニュースサイトは全部フォローを外した。
まともそうなニュースメディアでも、たまにスキャンダラスな記事を書くことあって、ちょっと信用できないなと思う時はままある。
アメリカ、テキサス州テック大学(TTU)の研究で、ドゥームスクローリングの機会が多い人は心身の健康を損ねやすいことが示された。
ドゥームスクローリングとは、ネット上にあるネガティブなニュースを消費し続けること。この種のネガティブなニュースの過剰消費が悪影響を与える可能性があるという証拠が増えている。
調査によると、厄災のときにドゥームスクローリングは役立たず、さらに有害であることが示唆されている。初期のパンデミックのときにもそれらのニュースをよく見る人程、パンデミックの対する不安が大きくなった。
さらに、9.11やボストンマラソンテロ事件なども、継続的にさらされることがメンタルヘルスに悪影響を与えることがわかってきた。
ドゥームスクローリングを避けるために、ディーキン大学とRMITの共同研究チームは世界最長のロックダウンを経験したビクトリア州の人たちを対象に調査。
ロックダウンが始まった時、自宅時間が増えたのでたくさんの人がドゥームスクローリングを行ってきた。しかし、対象者の多くがそのドゥームスクローリングが日常生活において支障を起こしていると気づいて、それらを抑制するようになった。
すると、対象者達は不安やストレスが軽くなり、円滑なコミュニケーションが取れるようになった。
このドゥームスクローリングを抑制するためには、4つの提案がされている。
ニュースをチェックする時間を設定する。それ以外の時間はニュースは見ない。
ニュースを通知させるのをやめる。スマホに登録してしまうとなにげに見てしまうから、それもやめる。
ニュースのチェックを習慣にしている人はチェックに面倒な手順を踏んで、距離を置く。
家族と話し合う。家族がドゥームスクローリングをしている場合もあるのでお互いにルールなどを決めて、ニュースのチェックから離れてもらう。
完全にニュースから離れてしまうとさすがによろしくないのは、有益な情報も見逃してしまうこともあるから。
政府の補助金制度も結構設けているのに、案外知らないものがあったりする。タイムラインでそういう情報が流れてきたら、のがしたくない。
結局情報は武器になるので、知ると知らないとでは生活の質が変わってくる。とっても大事なことなのだけれど、その重要性が良く理解してない人が一定数いるようで。政府もピーアールはしているようなのだけれど、あんまりうまくないのはいつものことか。結局、積極的に拾いに行かなくちゃならない。
情報を拾うにも技術があるので、こればかりは日々の行動しかないかな。あまりショッキングなことばかり宣う人には近づかない方がいいけれど。
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