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【号外】今年のまとめ ~ARIとの出会いと継続の大切さ~

少し大げさな話をしたい。時折、「自分って何のために生きているんだろう」と哲学めいたことを考えることがある。まあ、考えている、というより、ふと頭に浮かんできてしまうといった感じだ。だから、その答えを真剣に考えることはあまりなかった。しかし今年、「ARI」をスタートしたお陰で、色々と考えるきっかけをもつことができた。ARIを活用して頂いている方に感謝の意を込め、そうした考えをまとめ、今年最後の記事としたい。

継続

私はやることなすこと全てに、”意味”を求めてしまう悪い癖がある。この悪い癖は、物事を継続する上で大きな障壁となっていた。そんな私が、この「ARI」を、今まで毎日更新できたことは衝撃的な出来事といってよい。

では、何故継続できたか。答えは簡単である。

誰かと共有することは、物事を継続させる強力なトリガーとなる。そのことは私自身も常々感じていた。ただ、もっと大切なことは、”誰と”共有するか、はたまた、”誰と”バディを組むか、であると身に染みて感じることができた。
先ほども述べたように、私は自分一人で何かを継続することが苦手である。もちろん継続できていることもある。しかしそれは、私にとって明らかに”意味”があることだからだ。そう考えると、私がSuper Humanとバディを組むことは、「ARI」を継続する上で強力な”意味”をもたらした。無論、このことが「ARI」を継続させる大きな原動力となったわけである。それだけでなく、最近では記事にコメントを書いて下さる方も増えてきた。このことも、大きな大きな原動力となっている。

家族

今年、家庭環境にも大きな変化があった。その変化は私にとって、それはもう猛烈に、価値観が変化するきっかけとなった。

突然だが、「価値観リスト」はご存知だろうか。

私は生まれつきハイパーネガティブ思考であるから、そんな自分を変えたいという気持ちもあってか、この価値観リストを作成すると堂々の第一位が、「精神を安定させること」であった。

しかし、変わった。

現在では、第一位が「家族」となっている。
多くの人にとって、「家族」が第一位なのは当然だと感じるかもしれない。しかし今までの私にとって、もちろん上位であったが、一位とはならなかったのだ。つまり、「家族」より「自分」を優先していたのだろう。大いに反省すべきことである。
では何故、そうした価値観の変化が生じたか。甚だプライベートな話であるから詳しくは置いておくとして、「論語」との出会いは大きかった。

この変化は、「ARI」の継続にも大きく作用している。ただ私のアウトプットのためだけなのであれば、とっくにやめているだろう。
しかし、違う。
少しでも読んで活用して頂ける読者のため、”バディ”とこれからも継続していくため、と心から思える。心の汚れた私にとって、この感情の変化はかなり大きいものである。こう書いたからには、これからもできる限り継続したい。

蟹穴主義

「自分って何のために生きているんだろう」と頭に浮かんだ時、ひどく無力感に苛まれていた。「自分は我儘で、人のため、社会のために何もできていない」と、大げさでなく思っていたからだ。
今は少し、考えが変わった。

「蟹は、甲羅に似せて穴を掘る」
という主義で、「渋沢の身の丈」を守るということを心がけている。

これが、「論語と算盤」に書かれた、「蟹穴主義」である。
この主義が私の考えにどのような変化をもたらしたか。
それは、「私は、自ら率先して何か大きな偉業を達成する器は持ち合わせていない。だが、私の身の丈に合った、人のため、社会のためにできることならある!」である。
そう考えて始めた一つが、「アクティブトランスポート」だ。

これが本当に、社会のためになっているかは正直分からない。しかし、私でもできることであるのは確かだ。今も寒空の中、小さな小さな、「社会貢献」をしているつもりだ。

「ARI」も、私の身の丈にあった社会活動といえる。もちろん、これだって本当に誰かのためになっているかは分からない。ただ、今の私にできること、なのである。「論語」や「蟹穴主義」といった思想を知ることで、どんなに小さな物事であっても、それが誰かのためであるのならば、私にとって大きな”意味”をもち、そして継続させる大きな原動力となっている。先ほど、「ARI」はできる限り継続したいと述べたが、単に継続するだけでなく、私の甲羅から逸脱しない範囲で、社会のために発信し続けていこうと思う。

感謝

”感謝”というものは、意外と継続することが難しい。だからこそ、声に出して、感謝を伝えていきたい。読者は目に見えないけれど、精一杯の感謝を伝えたい。そして身の回りの人には、より精一杯の感謝を伝えよう。「ARI」を通して、こんなにも”継続の大切さ”を知ることができたのだから。

今年最後の記事になります。今年一年間、本当にありがとうございました。


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最後まで読んで頂きありがとうございます。今日も一歩ずつ、進んでいきましょう。

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