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父親としのて自覚

父親の自覚は自然に生まれるか?

子どもが生まれた日(授かった日)から,僕らは父親になるわけです。
とは言え,その自覚を持つのがなかなか難しかったりします。
僕もそうでした。

まず,父と母で明確に異なるのが生物としての身体です。
母親は,授かった子を,出産の時まで自分の体内で育てます。
自分と子どもが完全に繋がっており,これまでの自分の身体と異なるわけです。

それに対して父親は,身体に一切の変化がありません
今までの自分と同じなのです。
それが,父親の自覚を持ちにくくしている原因の一つとも言われます。
ですので,周りから「父親としての自覚を持て!」などと言われても,そう簡単に意識が変化しないわけです。

では,父親としての自覚を持つにはどうしたらよいか?
結論を先に言いますと,

子どもと身体的に接する時間を増やす

とにもかくにも,まずはこの1点です。
子どものためにあれこれするよりも,まずは子どもと身体的に接する時間を増やしてください。
ここで注意したいのは,『身体的に接する』ということです。
必ず身体を接触させます。見てるだけではダメです。
この接触する時間が,父親としての自覚を高めていきます。
もし,パートナーの方が父親の自覚がなくて困っているママさんがいましたら,とにかく子どもを抱っこさせてみてください。

身体接触は,霊長類が持つ根源的なコミュニケーションの一つです。
人間関係の基礎とも言えます。
即効性のあるものではありませんが,子どもと触れる時間が僕らに父親の自覚を与えてくれます。

まとめ

  • 父親と母親では身体の変化が異なる

  • 父親の自覚を持つ第一歩は,子どもと身体的に接する時間を増やすこと

  • 子ども見ているだけではなく,必ず触れること

【参考文献】
・父親から子への愛着の検討:関西学院大学心理科学研究.2022.3

#コラム #子育て #教育 #健康 #父親 #価値観 #コミュニケーション #哲学 #心理学


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