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自分の学んだ全ての知見を総動員して考えるのです。

今年も学部4年生の卒論発表の時期がやってきた。

卒論発表の時期になると、当研究室の教授が必ず語ることがある。

「大学の卒業論文に向かう姿勢として大事なことは、これまでに小学生から大学まで学んできた知見を全て総動員して、一つの研究課題に対して考えたのだ、ということを示すことだ」

我々はある特定の学科を専門として学び、卒論としてもある1つの研究テーマに取り組むのであるが、その研究課題の解決に取り組む際には、これまでに自分が学んできた全てを総動員して考えることが大事だ、ということだ。

これについて、私も毎年自分のことを振り返って考えさせられる。自分の研究テーマについて、これまで学んだ全てを総動員しながら考えられているだろうか。

そう問われたとしたら、私は「考えました」と答える自信が比較的あると思った。

私は、何かの結論を出すのは苦手なのだが、徹底的に「考える」ことは比較的得意だ。今まで学んできたことは小中学生のときから高校大学まで含めて、定着しているかはさておき、「何に取り組んだか」自体は覚えているつもりだ。

だから、そうしたうろ覚えも含めた知見を自分なりに紐づけながら、物事を多面的に理解したり、考えたりするクセはあるように思う。

ただ、それを使って実際に課題解決ができるかというと、そう簡単にはいかない。それはきっと、どんなテーマであってもそうだ。

だからこそ、知見の総動員とディスカッションが必要なのだろう。

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