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スターバックの本棚

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NASA技術者・作家の小野雅裕さんと、大阪の隆祥館書店 店主、二村知子さんが、大人から子供まで宇宙への航海に必携の本を一冊づつ紹介します。
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記事一覧

【スターバックの本棚】心ってどこにあるのでしょう? こんのひとみ 文・いもとようこ …

こんのひとみ さんと& いもとようこさんの あたたかい文と絵でおくる“心のえほん” 心って…

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【スターバックの本棚】「クリスマス マーケット ちいさなクロのおはなし」降矢なな…

スロヴァキア在住の絵本作家、降矢ななさんが描かれた  「クリスマス マーケット ちいさな…

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【スターバックの本棚】「女も戦争を担った ~昭和の証言~」川名紀美 著 河出書房新…

元朝日新聞記者 川名紀美さんが書かれたこの本は、1982年、に刊行されました。40年以上…

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【スタ-バックの本棚】「百年の子」古内一絵 著 小学館発刊 隆祥館書店 二村知子…

小説の舞台は、令和と昭和のとある出版社、意にそわない移動で、やる気をなくしている主人公が…

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【スタ-バックの本棚】「堤未果のショック・ドクトリン」幻冬舎発刊 隆祥館書店 二…

 国際ジャ-ナリスト 堤未果さんからのメッセ-ジです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・…

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【スタ-バックの本棚】漫画『はだしのゲン』中沢啓治 著/汐文社

広島市教育委員会は、現在、小学3年生の平和教育の教材に採用している「はだしのゲン」につい…

【スターバックの本棚】ワンルームから宇宙をのぞく

二人の画家が同じ対象を描いても決して同じ絵にならない。以前にメルマガに記事を書いてくれたJAXA研究者の久保さんは、僕と考えることが似ている点が多くあるのだが、文章のタッチが全く異なる。 文学が好きだった僕の日本語のお手本は三島由紀夫だ。とりわけ晩年の三島作品はミケランジェロの彫像のようで、重厚でロジカルな文章でこの世にありえないような美を描き出す。もちろん僕は遠く及ばないが、『宇宙に命はあるのか』を書くとき、常に三島の文章が理想としてあった。 一方の久保さんは「昔から、

【スターバックの本棚】「コソボ 苦闘する新米国家 ユーゴサッカー最後の代表チーム…

著者の木村元彦さんは、『オシムの言葉』を書かれた方でもあります。元日本代表監督のオシムさ…

【スターバックの本棚】What is Life? Erwin Schrödinger(和訳:生命とは何か: 物理…

What is Life? Erwin Schrödinger 和訳:生命とは何か: 物理的にみた生細胞 /岩波文庫 シュレ…

【スターバックの本棚】「わたしは反対! 社会をかえたアメリカ最高裁判事ルース・ベ…

黒い法服に華やかなえり飾りをつけたアメリカ最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ 女…

【スターバックの本棚】Thinking, Fast and Slow(和訳:ファスト&スロー[上]あなたの…

『Thinking, Fast and Slow』 (和訳:ファスト&スローあなたの意思はどのように決まるか? ) …

【スターバックの本棚】「戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦」

この絵本で書かれていることは、第一次世界大戦の時に、戦場で実際にあった話です。イギリス、…

【スターバックの本棚】「絵本おこりじぞう」

8月ということで、原爆について描かれた本を選びました。 この本は、被爆者で山口勇子さんとい…

【スターバックの本棚】Julie Otsuka “The Buddha in the Attic”(和訳:『屋根裏の仏さま』

Julie Otsuka “The Buddha in the Attic” 和訳:ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』 20世紀初め、日本からアメリカへ移民した人たちの中に『写真花嫁』(Picture bride)と呼ばれる女性が大勢いた。写真だけを見てすでにアメリカにいる日本人男性と結婚し、身一つで言葉も通じぬ国に渡った花嫁たちである。彼女たちの多くは貧しい家の出だった。海の向こうにユートピアがあると信じて船に乗った。しかしアメリカで待っていたのは、過酷な低賃金労働、言