ペラペラ、カチカチ、トントン
静かな図書館にはいろんな音があふれてる。

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今日は3日ぶりぐらいに図書館にいった。
ワイワイガヤガヤとした街のど真ん中に佇む、とある図書館。
一歩踏み込むと、街中の喧騒から一転、まるで別世界に迷い込んだかのように空気が変わる。

みんな黙々と本を読み、勉強をする。
騒ぐ人など誰もいない。
大きな音もほとんどしない。
集中して何かをするにはもってこいの場所だ。
そう、静かなのだ。

でも良く耳を済ませてみると、図書館はいろんな音であふれている。

ペラペラ、と紙をめくる音。
カチカチ、と時計が時間を刻む音。
トントン、と階段を上る音。

ドンッ！！！！と本を落とす音。
横一列に並んだみんなが、電撃でも走ったようにビクッとする。没頭していた世界からふいに現実に引き戻され、ここは一体何処なのかと言わんばかりにキョロキョロする。

カタカタ、とキーボードを叩く音。
カリカリ、とシャーペンを動かす音。

ヒソヒソ、と女子高生たちが宿題について作戦会議する音。宿題なんて団体戦だ。各自自分の持ち場をしっかりこなし、成果報告しあう。皆で宿題に打ち勝ち、この後のスタバに胸を躍らせる。

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とてもにぎやかな静寂が、図書館の中には流れている。

僕自身もそんな静寂にすぽっと入り込み、自分の持ってきた本を読んだり、ぼーっと考え事をする。様々な音が心地よい子守唄になることもある。
きっと、これからもあのなんとも言えず不思議な空間には通いつづけるだろう。その空間にいる自分の姿が好きなのだ。

ただ、おじさんがグーグーと眠る音だけはどうしても耳に障るかな。

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