今日は公休日。
次回予約すれば半額になるとの商法にまんまと乗せられ予約した整体へ向かう。
アスリートの身体を管理できる資格の持ち主しか働いていない場所との事で身体が大変楽になったが、まさかの半額で八千円という請求額。
え、半額で？と一瞬耳を疑った。

そしてこの度の今日予約すればの次回特典は千円OFFという商法だった。それでいくらになりますか？と今度はきちんと請求額を尋ねたところ、千円OFFで一万一千円になりますとの事である。
まぁテキトーな見せかけだけのマッサージをされるより、腕利きの本物に少々金を積む方がマシかと脳内で採算し、次回予約を取ってもらってきた。

オフィスワーカーにとって整体師は必須だ。もともと体育会系出身なので身体が歪みやすく、ひと月も経たないうちに身体が悲鳴を上げはじめる。給料も高くもなければ低くもなく生活に余裕がない程ではないので、今後はこの店に私の金と身体を任せる事にするか、とひとりで勝手に腹を括った。

帰り道、前々から狙っていた加湿器を購入。
店舗の店員同士の連携が悪く、私の購入希望商品は在庫がスタッフオンリーフロアーの奥にあるらしく、私のレジ対応をしていたスタッフが走って取りに行き最後まで対応をし、他のスタッフは関心を示す素振りもなく、黙々と自分の作業に取り組んでいる。
私と同じ職場環境の類似点に、公休日なのにと大変不快な気持ちになる。糞しかいねぇなどこもかしこもと唾を吐きたくなる衝動を、店内を汚す迷惑が懸念されて抑えた。

そして私史上最大に匹敵するとも等しい悲報が会社携帯に入る。
明日18時から忘年会を執り行うとの大表からの決定事項が送られてきた。
ただでさえ残業せねば終わらせられない量の月末処理を、定刻30分前17時半には終わらせねばならない。

絶望だ。
あまりにも衝撃が大きく、立ち向かう活力すら湧かず、ひたすらにただ失望している。もう知らん。なる様になれ。月末処理が終わらなければ後倒しで取引先に迷惑を掛けるしかあるまい。心の中で先走り、御免と平謝りしておく。

月末処理を残したとて、月初にも大事な作業が数件あるのだ。これを通常業務と同時にひとりで私にこなさせているこの会社は腐っていると思いませんか、読者の方々。

普段であれば公休日にも仕事用携帯でメールを追いかけ、コピーしてきた記録用紙に記載して進捗を把握するのだ、本日は絶望し過ぎて一度も進捗確認を行なっていない。本当にもう知らん。営業要員が仕事をぐちゃぐちゃにしていたって、もう知らん。はやくこの会社を辞めたい。

最近はかのっくスターさんの動画に飽き、終わった人の動画を観てひとりで爆笑している。笑い疲れたら、桐野夏生さんの小説を読み進めている。今日も食後服用する精神安定剤の眠気が襲ってきているので昼寝して、動画を観て笑って、小説を読んで明日を迎えるとしよう。

明日は長い闘いとなる。
ブリーフ引き上げてかかれよ(幽遊白書/桑原の台詞引用)。

ちなみに私はHUNTER×HUNTERよりも幽遊白書派である。断然蔵馬さま(南野秀一)しか勝たん。である。
彼氏も蔵馬さまと比べれば月とスッポンである。三次元の男より二次元の男しか勝たん。である。

私の観葉植物ちゃんは、寒さのせいか葉が縮こまり、まるで賢者タイム中の果ててしょぼくれた男性器の様な見栄えでこのところ誠に遺憾である。
買ってきた加湿器を真横に置いて、頼むからそのみっともない見た目をなんとかしてくれと、心中正気ではない。

明日を迎えたくない。
誰か私の代わりに明日を迎えておくれ。