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2023/12/7(木)

今日は公休日。
それでも出勤する日同様に目が覚めてしまう。

今日も夢をみた。
とてもあたたかな日差しの差し込む綺麗な透き通る海の景色がみえる病室で、姿なき母親に「此処なら大丈夫だよ、もう大丈夫だよ」とはしゃぎながら、私は高揚する気持ちを抑えきれずに沖へ走り、右手を上げて大きく振る。すると男の船長が1人ずつしか乗っていない3隻の船が我先にと、まるで道路を走るタクシーの様にこちらへ私を乗せようと近付いてくる。

船が到着するのを待たずして目が覚める。
近頃は、眠剤明けの朝は今がいつで何処でこれから何をすべきなのかわからなく混乱し、そうか、と行動するまでに時間を要す。今日は目は覚めているのに鉛の様になかなか身体が動かせなかった。
数ヶ月前から、眠る前に統合失調症患者に処方する薬が増えたのだが、今日の診療で、頓服薬までもが統合失調症患者に処方されるものが追加となった。

私の担当医はいつも話を熱心に聞いてくれ、助言をくれる先生なのだが、あまりにも私の生活状況に打開策が見出せなかったのか、今日は薬を試して考えましょう、と話を遮ってきた。匙を投げたとみた。

先生にも、今の仕事あっていませんね、とピシャリと言われた。私が来年厄年だから転職は凶と出てしまうと相談すると、占いなど信じない方がいいですよ、と少々笑われた。確かに、運気などに怯えてこの身を滅ぼしたら身も蓋もない。

病院で診断書を受け取ると、先生が直筆の封筒に入れてくれていた。良い先生に出会えたものだなと思う。もともと私を初診で担当した女性医師は、1ヶ月そこらで「この病院を辞めるから」と今の院長先生に引き継がれたのである。最初の医師は、コミュニケーションを取ろうとしなかった。反応がないし疑問も投げかけられないので、こちらも話そうという気力が湧かなかった。
今の女医先生はやはり院長先生というだけあって、次々と疑問を投げかけてくれる。そのおかげで私も話が次々と思い出せて病状を話す事ができる。夏に引っ越しをしても今の病院へ通い続けているのは、この先生を信頼しているからというのが大きい。

その足で区役所へ向かった。若い新人らしき公務員が担当で、淡々と書類を書かされ、説明も親切とはいえない簡易的なものだったので、未だよく内容を把握できていないが、とにかく私は等級に値するらしく、2~3ヶ月で手帳が郵送してもらえるとの事だ。
郵送に使用する切手も、「1階のコンビニで買って戻ってきてください」とかなり不親切さを感じる対応だった。金さえ貰えればこちらで用意するとかそういう接客が当たり前でない事に気付かされもした。公務員なんてのは仁義が備わってない者どもの巣窟なのだと大変勉強になった。

かくして、私はめでたく精神福祉手帳所持者の資格を与えられたわけである。今の職場も手元に手帳が届くまでの辛抱だ、手帳が届いたら即就活してさっさとこんな会社辞めてやる。退職金も出ないのだから長く勤めるだけ損なのだ。

私の連休は月末に偏っているから、明日はまた出勤日。本日私の代わりに事務職に入っている営業要員のせいでまた私が尻拭いをさせられる羽目にならない事を祈る。

ついでに、警察署で先延ばしにしていた運転免許証の住所変更を済ませてきた。警察署で愛想がいいのは入り口で案内する者だけで、窓口にいる連中は皆無愛想だ。こちらを格下にみているのと業務が面倒な事が伝わってきて実に不快である。

帰宅後、お気に入りのアニメ、ひぐらしのなく頃にを観ながら、スーパーで買ってきたお弁当を食す。殺し合う様が実に愉快で、不要な萌え要素の余興部分が省きたい程に焦ったい。
人間とは本来こうであるべきなのだ。憎しみ合い、疑い合い、最終的には殺し合う。それが愛の正体であり、そもそも執着心が招く結末なのである。

私は執着心を抱くのが恐ろしい。去っていった藪医者への執着心も薄れてきているから、もう今後一切、始末できないモノへ執着したくない。いつでも捨てられてるからこそ、安心して執着ができるのだ。

少し仮眠でもとるか。
荷物が届くので、どうせ呼び鈴で起こされる。
今日も一度も仕事用携帯を除いていないから、どうなってるのか知らん。もうどうでもいい。あんな会社、どうにでもなれ。

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