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想い

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私のふとした想い
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ひと

ひと

人を想い
人を知る
人に気づかされ
人に帰る

しろくまきりんさんが
素敵なカレンダーに
創っていただきました

木から教わる生きる力は
根を張り空へ向かう枝
咲かす花から繋がる命
大きく育つ夢果実

3月30日は思い入れがある日
色々な人に出会えた場所
それが終わった日
そして
あの人が生まれた日

またここで綴らせていただき
また色々な人の
様々な想いにふれること
貴重な時間です

ありがとう

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words

words

夜みる夢は
どこかで見た
記憶の映像
その整理

文字面だけのこの場所
こゝろ打つ言葉は
たくさんあっても
それは
顔も声も
夢には出てこなくて

唯一逢える
あの人の
字面の夢は
見れなくて

あなたの言葉
感じても
昨夜の気配は
気づかずの
夢の中だと
決めつける

雨の夜《決断》

雨の夜《決断》

ずっと一緒と
思えた日々も
雨打つ音で
聞こえない
水の流れに
消えていく

叫びにも
似た呟きは
ゼロとイチ
道標すら
分からない

ただそれだけと
そんなことだと
繰り返す

どうせなら
まだ雨ざらしで
朽ち果てる
歯車の方が
ましに見え
言葉の亡骸
残るよう

閉じたくも
無い瞼の
裏を見て
涙の揺らぎ
感じては
記憶の成分
弄れば

やっぱりそこに
血が通う
痛みが分かる
人がいた

どこ

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ひとつの考え方(随想)

ひとつの考え方(随想)

春の暖かさの昨日
対極の雨の今日
新しい未来作りのため
古いものを捨てる決断
そんな人達はたくさんいるみたいで
清掃センター入口は大渋滞

私も捨てる決断をしたモノ達を
乗せた車の中で何を考えようか
昔の事かこれからの事か

昨日は弟家族がきた
お彼岸のお墓参り
今後の母の事
弟と面と向かって色々話した

早めの夕ご飯
出前を取り甥っ子達とも話した
バカ話しで笑った
話しやすくてニコニコしている次

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夢と願い

夢と願い

西の空の茜色と東の空の虹のいろ
そんな空間の中
想うこと綴ってみました

夢は虹願い夕陽の茜いろ見えても遠く映る対極

伸す手に隠れ掴めずあの夢は色とりどりの願い映して

儚いからまた見れる夢叶わないからまた強く願う螺旋

私を創ったもの(随想)

私を創ったもの(随想)

朝方からの雨で
昨日剪定した木々も少し肌寒そう
雨の止み間に出たベランダ
鉢植え桜のふくらんだ蕾

またくる春を感じる中で
何を考えようか
昔の事かこれからの事か

春は私と弟の生まれた季節
母はどうにか3月に産みたくて
病院内を歩き回ってたらしいけど
4月になり
学校に通わせはじめる時が
1年先になってしまったと言っていた

私と弟は双子
2人の子育ては2倍お金がかかる
大変だったみたいだけど

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家守

家守

雨の日曜日
以前の記事の回顧
家で母を介護していた時の事です

母のトイレの最中窓
そこから見える裏手の家から視線を感じる

空き家になって何十年も経つ
その庭に咲くピンク色のバラ

大きな花だと思ったら
3つの花が1つの茎に咲いている

ひとつは家の中を
ひとつは庭の勝手口を
もうひとつは
しかめっ面をした私を見ているかのよう

日当たりも良くないそこに
手入れもされていない
そんな場所に対照的

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はなのうた[ライラック杯]

はなのうた[ライラック杯]

夕暮れの
桜トンネル
用水路
田んぼに花びら
送りましょう

花びらで
八十八夜に
飾り付け
たねまきびとに
伝えましょう

やってみました
これでいいのかな…

雪解け[ライラック杯]

雪解け[ライラック杯]

まだ覚めぬ
雪の寝癖の
枯れ草木

透き通る水で
染め直しの準備

雪に閉ざされていた山の湿地帯
その重みでついた寝癖のようで

透き通る水で寝癖も直して
色も春色に染め直す準備をしているみたいだ

そんな句です
擬人化は難しいですね

二句でよろしくお願いします

進む道[ライラック杯]

進む道[ライラック杯]

子の帰省
涙笑いの
菖蒲酒

季語は「菖蒲酒」

子どもが今春社会人
仕事をはじめてまだ少し
プチ帰省時
理想と現実の差や夢
色々な想いを話している
そんな感じの句です

便りなき
子は一人立ち
あやめ酒

季語は「あやめ酒」

便りがないのは元気な証拠
ひとり現実と戦っている
若き頃の自分を思い出して
そんな感じの句です

相対する場面を想い
詠んでみました

上記二句でお願いします

はじめて

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深夜の散歩(回想)

深夜の散歩(回想)

か細く誘う声を聞く

いつもの道を教え手を
繋ぎ転ばぬ様に支え
ゆっくりゆっくり
歩く道

微笑みながら
歩く道

怒りながらも
歩く道

深夜の散歩
時しらず

トイレへ向かう
散歩道

夜中に物音で目を覚ました
夢だったのか
もう母はこの家にはいないのに
思い出しました
認知症の母を介護していた時

2019年10月再投稿

孤独と無知

孤独と無知

ひとりはぐれて
またここに
下ろす根の場所
奪い合い

……

力の花を
咲かせても
周りと違う
違和感に
気づき散る春
右ならえ

葉の色同じに
してみても
仲間になれた
気がしても
違うかたちに
気づく夏

その色変わり
人も飽き
枯れて現わる
ハゲ痩せ木

冬積もる雪
慈悲はなく
重く片腕
引きちぎる

………

何故自分だけが違う
そんな違和感の中
生き続けている
普通でいいのに
一緒でい

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気配

気配

同じ朝
同じ画面
見えなくても
話さなくても
ちゃんと感じられた

気配

冷たい空を飛ぶ波は
私の手のひら
血を通わす

選択

選択

今年は実をつけない檸檬
花はたくさん咲いたのに

若い葉は食べられてしまった

あおむしとれもん

命の選択
残ったこころの葉
神ではない私は
次の命を自然に任せる
雨上がりの空を眺めて

色々な事が起きますね

毎日の
理想のかたち
程遠く
どちらかと欲を出す
どちらもと欲を出す

2022年8月7日再投稿