ning(ねい)

言葉探しの つづりびと 違和感を ことばのかずで 隠しきる 祈る願いの こころ映して…

ning(ねい)

言葉探しの つづりびと 違和感を ことばのかずで 隠しきる 祈る願いの こころ映して 振り返り 綴る言葉を 死なせずに またここからと 息吹き込みて 「温故知新」好きな言葉です

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    考えさせられるエッセイ留めてゆきます。

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伝心

想い描く空は いつか母が教えてくれた 花の香りは 母の手から感じられた 瞼に映る光は あの日の母そのものだった 子が見えぬ 空も あしもと咲く花も 母が感じて そして伝えて 素敵な母に出会いました

    • 木葉採月

      4月も終わりますね バタバタと過ぎてゆきます またひとつ歳をとり 若いつもり なんて思えなくなったのは 何歳からだろうか いくらツヤツヤなガラスでも 映る私はシワの顔 昼間何気に 見た雑草 蚕の餌に 採る桑の葉 早夏送春 木葉採月 明日はまた 古くなった 新しい自分 いつまで思えるかな…

      • 極大

        流れ星 極大のそら 見上げては 今は願いも 見つからないまま 思い出す 叶わぬ願い 密やかに 胸に仕舞いて 気づかれぬよう

        • かげろう

          夢を抱くは 人だけか 全てのいのちに ありて今 意義は叶える だけでなく 見るも尊き 真の生なり 生きる意味 自分の存在意義 そんなこと考える人は めんどくせぇヤツと そんな事ずっと思われ続けてきて でもあなたはきっと そうは思わないはず なんて都合のいいことを空想する 儚い ものって ことって やっぱり存在していて どうせ とか だって とか 結局は なんて 考えてしまう 漂う 砂浜に打ち上げられる シーグラスの中に よく見ると一円玉 揺れながら 幾千の波

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        記事

          ひと日

          初めて通ったあの道も 残せなかった足跡も 儚き思い出辿るとき 桜の栞が道しるべ 繋ぎ留め置く春の日は 未来を明るく照らすから ひかり受け止め舞い降りて 未来へ続く道となる

          葦始生

          今日は花粉症も少なめかな 危険を顧みず散歩へ 昼下がり シャガと並ぶは きんぽうげ 木漏れ日からの ひかりわけ合う 通る道 伸ばす綿毛は 遠くへと 願う心は 夏の空へと 甲羅干 するこの場所に 人の影 邪魔は許さぬ ヌシの怒りか 四兄弟 遮るもの無く 身の丈は 仲良く同じ 競うこと無く この場所は 幼き頃が よみがえる 戻ること無き 夏の風受け 様々な事を考える午後でした こんな日もいいな 葦始生 偵察を カッて出る午後 杜若 今夜はひさしぶりに 呑んでみよ

          思慕

          巡る四季 人の気持ちも 浮き沈み 空を見上げる 気づかれぬよう 繰り返す 思いいつかは 上りつめ 春のひかりを 逃すことなく 思慕 その花言葉は この歌からだそうです

          春のしずく

          職場の休憩所 暖かな風に ここでの役目を終え まだ来ぬ春を待つ人のもとへ 風に乗り 側に一輪 お別れを 告に立ち寄り 向かう北の地 一転しての雨 あの桜は うまく旅立てただろうか 花びらも 雨の雫も どこへ行く 綺麗なものだけ 残るのは 今を留める 箱の中 いつまでもと 記憶の中に

          春のしずく

          春色紅葉

          つい先日まで 裸木だったのに もうこんなに 若い春色の葉と 小さく可愛らしい花 季節も 命も巡る ひかりもいろも 生まれたて色 春もみじ 花の紅きは 過去か未来か いままで何度春を迎えたか これから何度春を待つのか 懐かしく感じる時 真っ新に感じる時 今がどこの時間軸なのか わからなくなる時がある

          春色紅葉

          老木の桜 根には苔 生きて生きて 生き抜いて それは 共に生きて 共に許す ここに花を咲かすのは 其々がここに生きた 証 桜の花も 根の苔も 枯葉も同じ 土の上 これは人の何に例えようか 混沌とした多様性 そこには想いが入ってしまうから 何故かつくられた 人の卑しさみたいなものが 前面に出てきてしまうから それもこれも あてはまらなのであろうか… ここのところ塞ぎ気味 花粉症で気も漫ろです

          春の声

          冬枯れの木々と 未だ携帯圏外の この場所に身を置く 響く鶯の声 このくらいゆっくりの 時がちょうどいい 廃駅の桜も あの時の同じように咲き 花も次の季節に 美しさ繋ぐ

          日暈

          ずっと 霞に覆われた そら 晴れないままの 自分の気持ちみたいだ 今日こそ 明日こそ と 期待することも なくなってゆくのかな 空も桜も 同じいろ 日暈の下で これも春 温か色に 足らぬ蒼 倣い広がる 海もまた すべての色を 私から 隠しているようだ

          反抗

          桜木の下 それに対抗するかのように 人の心境に 被せるのか 私は健気で華麗で 癒しの花に見えます 葉先尖らせ 陽をきらい 桜の下で咲く花の 想い知らずは 人の想いか シャガの花を観て 「反抗」 とは… 様々な環境や状況に 思いを馳せたのでしょうか…

          今日は暑いくらい 桜にも人にも少し 早すぎる空の高さ 空の高さを 告げる鳥 先取る暑さ 微かに香り 春を忘れる 人も桜も

          夢にかける想い

          花探しの散歩 まだチラホラ咲きな ソメイヨシノに みんな夢中 足下にはこんな花も 目に入ってきたのは うつむきかげんの私だからか 艶やかに映りました 待ちわびた 風無き 春の温かさ 瑠璃いろ花の 上に咲く 桜華やか 対し艶やか ルリムスカリの花言葉は その色故の 失望とか絶望とか でも 夢にかける想い なんていう言葉も この言葉にかけたいですね…

          夢にかける想い

          夢幻泡影

          夢のぞみ生きる人生前を向く 幻と感じず現実を目の当たり 泡にでも乗って明日の空掴む 影に見る老いた姿を否定する 夢幻泡影 儚さ集め 覚悟する ひとつひとつを たいせつにいき 春の花儚く 今宵も酔いながら 思いに耽るのです