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恋愛 英語クラスの物語#997: 「初頭効果」 <ー ビジネスに使うか、恋愛に使うか? それは使い方次第の行動経済学

今回は「初頭効果」を英語で言ったらどうなるかについて取り上げたいと思います。

今回の一発表現:

Primacy Effect.

で如何ですか? これは行動心理学用語で、恋愛にも使えると思います。

「初頭効果」: 認知バイアスの一種で、人々が情報を受け取る際に、最初に提示された情報に対して特別な重要性や影響を感じる現象を指します。この効果により、最初に提示された情報が後続の情報よりも強く印象づけられ、人々の判断や評価に影響を与えることがあります。
初頭効果は広告、メディア、コミュニケーション、教育などの分野でよく見られる現象です。最初に提示された情報が肯定的な場合、その後の情報もより肯定的に評価されることがある一方で、最初に提示された情報が否定的な場合は、その後の情報もより否定的に評価されることがあります。

具体例:
例1: 商品の広告 あるテレビ広告で、新しいスマートフォンが高性能なカメラを搭載していると最初に強調された後、その他の特徴(バッテリー寿命、デザインなど)が紹介される場合。視聴者はカメラの性能にフォーカスし、他の特徴はそれほど重要ではないと認識する可能性があります。

例2: 試験の印象 学生が試験の成績を評価される場合、最初の問題が難しいと感じると、その後の問題も難しいと思い込みがちです。逆に、最初の問題が簡単な場合、試験全体を比較的容易だと評価する傾向があります。

例3: インタビューの影響 ある求職者が面接で最初に素晴らしい業績を話すと、それ以降のインタビューの回答もポジティブに受け取られることがあります。一方で、最初にネガティブな側面を強調すると、その後の回答もネガティブに影響される可能性があります。

これらの具体例から分かるように、初頭効果は人々が情報を受け取る際にどのように影響を受けるかを示しています。情報の提示順序が判断や評価に影響を与えることを考慮することは、効果的なコミュニケーションや意思決定を行う際に重要です。

今回の使い方: 給湯室の先輩女子社員と後輩女子社員

先輩女子社員: あら~ いつになくケバケバしい服装ね~ 何かあるの?

後輩女子社員: Yes, Senpai. I have a date with my new boyfriend tonight.  And I expect " Primacy Effect."
        (はい、先輩。 今夜新しい彼氏とデートするんです。 それで「初頭効果」を期待するんです)

先輩女子社員: I suppose that you are misunderstanding for the usage....
       (思うに、あなた何か使い方誤解していない...)

つまるところ、印象に長く残すためとはいえ、ケバケバシイ恰好をすればいいものではありませんね。 そのあたりを勘違いしている気がします。

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