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【日々の見方・思考の断片】

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きみのめに世界はどんなふうにうつるのだろう。
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#コラム

「1年という単位」で気づけるもの

“1年という月日は、人を変えるのに十分な単位である、とふと思う。 個人的な話をすれば、1年…

傘はさしても、傘でささない。

雨の日。 駅の階段をのぼっているとき、前を歩く人が持つ(たたんだ状態の)傘の先端が、ちょ…

その緑色とその緑色は同じかどうか。

こどものころは難しい哲学なんて何も知らなかったけれど、「自分の目を通してしか見ることので…

音を消して、静寂を聞いてみる

5分でも10分でもいい、ふと思い立ったとき“意識的”に「音を消して、静寂を聞いてみる」とい…

とるにたらないスズメと枝の話

そのとき私は3階にいて、大きなガラス窓に面したカウンター席に腰かけ、ぼんやり外を眺めてい…

日記:小林賢太郎演劇作品『うるう』観劇記録

小林賢太郎演劇作品『うるう』公演に行ってきた。きっと今回も裏切らないだろう、とそもそもの…

気候と思考の深度はやっぱり関係している気がする【南の島で暮らして感じたこと】

ここのところ12月にしてはずいぶんと暖かい、というかむしろ日向では暑いくらいの日々が続いていた。今日は久しぶりに気温が下がり、冬らしい空気になったと感じる。 夜になってさらに冷え込んだ空気のなか、帰路につく。しん、と冷たく澄んだ静かな空気の中を歩いていると、自然と脳内にいろんな考えごとが生まれて、ぱらぱらと言葉たちがあらわれては、余韻をもって消えてゆく。 私の場合、たいていそうやって思考が深まる感覚に陥るのは寒い季節だ。 「ああ、寒いと人は考えるのだな」と心から思い知っ

年を重ねてもにこにこしていたいなと思ったのでちょっと備忘録

年を重ねるとはどういうことか。というのを、ある小説を読んでいて唐突に思った。 小説の中で…

五感をひらくこと -release the five sences.

あ、最近五感が閉じているな、と思い立って、散歩にでかけることにした。PCとスマホは置いてい…

1年という単位

1年という月日は、人を変えるのに十分な単位である、とふと思う。 個人的な話をすれば、1年前…

もどかしい

心を、動かされるときがある、人には。ぽろぽろ、と涙がこぼれおちて、言葉が追いつかない。あ…