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歪んだ感性の墓場としての丁寧な弁当暮らし

例えば弁当の手作りひとつとっても、漆の効いた曲げわっぱにつくねんと盛り付けられたそれは素敵だけど、同じつくねんが100均のタッパーの中に展開されているほうが文学的なわけで、どうしてパンクスが歳をとると一定数は必ずと言っていいほど丁寧な暮らしに向くのか、それは、日常がいちばん身近で手近なフィールドだから、一度だって、外に向かって吠えたいと心の底から思ったことは、ない。

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