『田舎者の歌』

田舎に行けば
田舎者に会えるとは限らない

都会に行けば
田舎者を即座に見分けられるとは限らない

山の手をどんなに着飾って歩いても
ご先祖様は
田舎からはるばる来なさった
その足袋に田んぼの泥を付けながら

だけど
僕らは必死に
田舎を忘れてようとしてきた

明日
世界がどうなるかも分からない夜に
田舎も都会もあったものか

YO-YO
田舎者同士
田舎者の歌を歌おうぜ

我ら
地球の端っこ 小さな島国の民
世界から見れば
とんだ世間知らずの田舎者