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掌編小説「渇き朽ちるまで」(100字)

来たる食糧危機に備え、葉緑素を皮膚に埋め込む技術が開発された。

水と太陽光さえあれば、養分を作り出すことが可能。

静かな湖畔の傍。彼女の遺体を丁寧に地中深くに埋め、私はそこから少しだけ離れた所に根を下ろした。






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