忘備録としての、パンプキンスパイスクッキーのレシピ
始めに
かぼちゃ・さつまいも・栗辺りが大好きなので、秋になるとウキウキする。特に、かぼちゃが美味しくなるからだ。さつまいもが年間を通して安定した甘さの物が手に入るのに比べて、かぼちゃは秋以降とそれまでとでは、段違いに美味しくなる。
なので、大好きなパンプキンスパイスパイみたいなお菓子が作りたくなる。今回は、パンプキンスパイスパイ風のアメリカンでチューイーなビッグクッキーを作っていこうと思う。
材料
アメリカンな大きさで:6枚分
ドライ(A)
ベーキングパウダー・・・2g
パンプキンスパイス・・・5g
米粉・・・80g
タピオカスターチ・・・20g
ココナッツ粉・・・40g
ひよこ豆粉・・・60g
ウェット(B)
メープルシロップ・・・60~70g
生のかぼちゃ・・・100g
ココナッツオイル(無臭)・・・80g
バニラエクストラクト・・・小さじ1
お菓子作りに慣れている方
お菓子作りに慣れている方に、先に簡潔なレシピです。
カボチャを蒸す
オーブンを175度で余熱(リンナイガスオーブン使用)
Aを混ぜる
Bを混ぜる
BをAに入れる
形成する(6個)球体、もしくは平べったい丸型
球体にした場合は、天板に並べてからつぶす
20分焼く(焼きむらがないように10分で一度天板を回転させる)
材料の解説
ドライ(A)に関しては、グルテンフリーにしたかったので米粉を主体に、後は家で持て余している粉たちを総動員してみた。計200gになれば特に問題はないと思う。一応なぜ入れたのかの考え方として。
米粉はオーサワの国産米粉を使用。皆さんご周知かと思いますが、一言で米粉と言っても性質は本当に様々なので、なるべく製菓用やお菓子にも使える、と書かれているものを使ってください。もしくは、マイフェイバリット米粉の特性を理解しておられる方は、それに合わせてレシピの配合を考えてください。
タピオカスターチは、米粉のクッキーなどを作る際に片栗粉やコーンスターチでサクッと、冷めてもガチガチになりにくいようによく配合されているので。なので、各種(でんぷん系の粉で)代用可。
ココナッツ粉は、小麦粉の代わりに使えるかな?と思ってiherbで買ったけど、結構ココナッツのにおいがするので若干持て余しており、こういう匂いがあっても大丈夫そうなお菓子にちょっとずつ入れているため、参加。これを入れる事で、砂浜のようなさらさらとした感触になるので、まとめにくく焼いた時にひび割れが沢山入る。なので、無いほうがむしろ作りやすいのかもしれない。でも、特有の崩れ落ちるホロホロ感が好きなので、クッキーとかに配合しがち。
ひよこ豆粉は、タンパク質が豊富なのでただのお菓子が少しだけ健康に良い食べ物になるので、参加。使った事ないけど、大豆粉とかでも似たような食感になるのかも。
作ってないけど、米粉+各種デンプン系の粉で200gにしても作れると思う。でも、もしかしたら、ガリガリ系になるかもしれない。ひよこ豆粉はあった方が良いかもしれない。色々試してみてください。今回は、フチはサクッと中はカントリーマアム系のしっとりしたクッキーになった。
パンプキンスパイスは、iherbで買って残っていたので使ったもの。なければ、シナモンとかカルダモンとかナツメグとか、好みのスパイスで配合して5gを。5gくらい入れればガツンと風味を感じるので、スパイスがお好きな方はおススメ。この辺も、ご自由に調整してください。
ウェット(B)は、甘味料+なんらかのオイル+かぼちゃ(メイン)+香料で構成。甘味料も液体ものだったら、別に何を使っても良いと思う。はちみつだと焼き色に影響するかもだけど、それはそれでドイツのレープクーヘンみたいで美味しそう。
今回は蒸したカボチャをマッシュして、水っぽかったら少し煮詰めようと思っていたけど、つぶした瞬間「粉!!?」ってなるくらい粉質系だったので、メープルシロップのサラサラな感じがちょうどよかった。もし、ちょっとぺっちゃりしてるなぁ~と思ったら、グラニュー糖とか使った方が良いかも?もしくは、火にかけて煮詰めるとか。面倒だったら、とりあえずBを混ぜてAに加えた後に米粉を足して調節しても良いと思う。
オイルは、今回は動物性をつかわずに作りたかったので、ココナッツオイルを使用。溶かしバターでも良いと思う。逆に合わなさそうなのは、匂い付きのオリーブオイルとか?これもまぁ好みだけど。
バニラエクストラクトは、持っているから入れた。なくても大丈夫。ヴィーガンやマクロビでお菓子を作ろうと思うと、植物油の酸化臭や風味の薄さが気になるので、バニラエクストラクトやスパイスをたっぷりいれるものが合うと思う。普通のプレーンクッキーよりも、スパイスクッキーとか。なので今回は、スパイス+バニラエクストラクトでリッチな風味を。
用意する道具
電子スケール(0.1gまで量れるとなおよし)
ステンレスボウル(21-24cm) 2個
ホイッパー
あれば、ゴムベラ
あれば、マッシャー
あれば、小さじ
あれば、大きなスプーンと小さなスプーン
作り方
作り方は本当に簡単。
まず、カボチャを蒸す。これは直前にしなくても、ご飯の支度のついでとかに蒸しておいて良し。なんなら、かぼちゃサラダとか作ったついでに取り分けておくとか。とにかく、火の通ったカボチャを用意する。
オーブンを175度に余熱する(リンナイガスオーブン使用)
同じくらいの大きさのボウルを2つ用意する。結構大きめが良い。私が万能だなぁと思うのは、21-24cm辺りのステンレスボウル。最低2つあれば、こういうドライの材料とウェットの材料を分けて混ぜていくレシピに重宝する。
ボウルを電子スケールにおいて、どんどん粉もの類を図っていく。ちなみに、分量の順番に混ぜていくと量りやすいと思う。特に、0.1g単位のスケールを持ってない人は、ちょっとずつB.Pとかスパイスを乗せると量りが一生0gの場合とかあるので、多めにバッと一旦入れる方が良いと思う。
色んな粉を混ぜる人は、一回一回0gに戻さずに、そのまま順番に入れていって、最後に200gになるようにすると分かりやすいと思う。
粉ものを全部計量し終わったら、ホイッパーでぐるぐる混ぜる。薄力粉じゃないのでふるわずに、これでオッケー。
次は、もう一つのボウルにカボチャを入れる。皮は若干口に残るけど、面倒だったらそのままで良い。あればマッシャーなどでカボチャをつぶす。なければホイッパーでつぶす。
そのボウルをまたスケールに乗せて、Bの材料をどんどん入れていく。バニラエクストラクトは、あれば小さじ1。なければ小さなスプーンの7.8分目までを1杯。(別に多少入れ過ぎても、バニラの良い匂いがするくらいなので、スプーン一杯入れても大丈夫)
Bの材料を全部いれたら、ホイッパーで攪拌する。乳化すればオッケー。それをAのボウルに入れる。一度で全部入れて良い。ホイッパーでぐるぐるまぜる。生地が重たければ、ゴムベラで混ぜる。なければ大きなカレースプーンとかで混ぜる。グルテンが出来ない生地なので、グルグルまぜても大丈夫。そして、クッキーなので膨らまなくても大丈夫だから、混ぜすぎてもなんとかなる。
気が済んだら、生地の状態を見て、手で丸めてボール状にしても良いし、あればアイスクリームディッシャーとかスプーンで丸めても良い。この時点で丸まめられないくらいベタ付いていたら、粉を足す。逆にまとまらないくらいぽろぽろだったら、オイルかあれば牛乳とか豆乳を入れる。なければ水でも良いと思う。(この辺入れすぎると、ガリガリになったりカチカチになったりするので注意)
私のレシピ通りココナッツ粉を使って作っていたら、砂みたいにさらさら、ぎゅっと握るとまとまる感じになっているとおもうので、丸めずに小判というか、平べったい円を作る。
大体同じくらいの大きさで6個丸めて、天板に乗せる。球体にした場合は、天板に押し付ける感じで軽くつぶす。
175度で20分程度焼く。焼きむら防止のために10分辺りで一度天板の手前と奥を入れ替える。
焼き上がったら、ケーキクーラーや網に乗せて荒熱をとる。冬場は常温で2.3日、夏場や冷蔵庫で2日くらいで食べきれば大丈夫かな。
かぼちゃとかひよこ豆粉が入っているので、通常のクッキーより傷みやすいと思います。心配であれば、完全に冷めてから冷凍してください。食べる時は冷蔵庫で解凍して、リベイクもしくは蒸し器で蒸しても美味しいと思う。
バターたっぷり、粉糖でホロホロサクサククッキーも美味しいけど、栄養たっぷりミネラルたっぷりでお腹もいっぱいになるこういうお菓子も好き。
ヴィーガンでグルテンフリーで、砂糖不使用。
すぐに忘れてしまうので、忘備録としてのレシピUP。
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