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Amazonニューヨークに転職します

Polymathはニューヨークとロサンゼルスを拠点とする、理系専門留学コンサルティングファームです。アドバイザーは米国の第一線で働くGAFAM・外資投資銀行エンジニア、現役CS大学院生で構成されおり、エッセイ添削、出願、合格まで力強くバックアップ致します。元々は家族・友人・同僚向けにアドバイスをしていましたが、「もっと留学生や海外で活躍する仲間を増やしたい!」という想いから会社を作ることにしました。

こんにちはPolymathイトクです。来月からAmazonニューヨークオフィスに転職することになりました。早いものでアメリカ生活18年目。人生の丁度半分がアメリカとなりました。コロンビア大学院・データサイエンス学部、ITベンチャー、ブルームバーグを経て、現在はJPモルガンでデータサイエンスチームのマネージャーをしています。転職は3回目ですが、今回は子供が生まれ、家族の為により良い環境を探すことにしました。アメリカでのキャリア構築には転職がキーとなります。

情報収集

まずオンライン情報収集にはBlindlevels.fyiが役に立ちました。Blindは会社のEmailでのみ登録できる匿名コミュニティで、仕事内容、社風、面接対策などの情報がたくさん見つかります。levels.fyiにはテック企業の最新の給料が掲載されています。

例えばアマゾンのニューヨークに勤務するシニアソフトウェアエンジニアの平均給料は$370,096、日本円だと今日のレートで5千万円ほどになります。GAFAMのエンジニアの給料は驚くほど高水準ですね。アメリカのエンジニアは夢があります!glassdoorなどにも給料は掲載されていますが、levels.fyiの情報は最新かつ正確でとても参考になります。

面接対策

情報収集と並行してテクニカル面接対策を行いました。私の専門領域であるAI・機械学習系の職種の面接ではコーディング、機械学習、深層学習、レコメンデーションエンジン、そして統計学などが聞かれるので対策を行いました。そしてアマゾンの面接ではLeadership Principleと呼ばれるリーダーとしての気質を深堀りされます。面接対策についてはまた後日詳しく書こうと思います。

人脈の大切さ

情報収集・面接対策と並行し、この先やりたい事とこれまでの経歴とのフィットを熟考しました。友人、元同僚、上司など、Googleからシリコンバレーベンチャーの方まで計15人ほどにキャリア相談に乗って頂き、AI・機械学習系の職種を詳しく調べました。今回の転職活動でデータサイエンティスト、アプライドサイエンティスト、マシーンラーニング・エンジニアの職務内容、求められるスキルの違い、キャリアパスなどを良く理解することができました。この点についてはまた詳しく別の記事にしたいと思います。

オンラインでの情報収集は大切ですが、業務に従事する方の体験談は何よりも参考になります。知人が知人を紹介してくれて、人脈が広がったりもしました。今回の転職でも、人脈と情報の大切さを強く実感しました。

元上司からのヘッドハンティング

相談に載って頂いた方の一人が元JPモルガン・ディレクターの上司だったのですが、話をしているうちに「Amazonの私のチームに来ないかと?」誘われることになりました。今の業界を変えるつもりで相談をしていたので少し戸惑いましたが、何週にもわたり熱心に勧誘され、他のリーダー達も紹してもらううちにフィットを感じて面接を受けてみることにしました。

いざ面接、計15社と話しました

Amazonは本命でしたが、面接を通じて一番フィットするポジションを探したかったので、GAFAMからベンチャーまで計15社と面接しました。面接の流れはどこの企業も、書類選考→人事面接、→採用担当面接→ウェブ面接(5〜6回)→内定といった感じでした。Amazonはディレクターと個人的な繋がりがあったため、例外的に初めの2段階はスキップして採用担当面接から始まりました。2ヶ月間ほぼ毎日面接の日々でしたが、コロナウイルスの影響で在宅勤務だったことと、本面接がウェブだったことは非常に助かりました。もしこれがパンデミックの前だと本社のシアトルやシリコンバレーに有給を使って泊まりで面接を受けることになっていました。その場合、とても15社の面接を受けることは不可能でした。

結果、4社から内定を頂きました

そして最終的には、Amazon、Wayfair(家具のネット通販会社)、ICONIQ Capital(ベンチャーキャピタル)、 Cape Analytics(不動産業界のAIベンチャー)の4社から内定を頂くことができました。他の企業はデータサイエンス・マネージャー職の内定でしたが、Amazonからはより高度な機械学習が専門のアプライドサイエンティスト職の内定を頂きました。

給与交渉

内定後、アメリカの転職には給料交渉が必須になります。「給料交渉をした人の85%がより高いオファーを貰った」との記事があるように、交渉をするか、しないかで11%〜20%くらい給料に差が出てきます。数回の会話で今後の給料が数百万円も変わることもあるので、とても大切で緊張感のあるプロセスになります。私も内定を頂いた各社のリクルーターと相談をして、より良い条件を提示して頂きました。企業によって提示給料に1.5倍近くの差があり、数社と面接を進めていたのは正解でした。そして、仕事内容、キャリアパス、チームなども総合的に熟考してAmazonのオファーを受けることにしました。

面接を振り返って

長かった4ヶ月の転職活動(準備2ヶ月、面接2ヶ月)でした。特に今回は子供が小さかったこともあり、家族にも負担をかけながらの転職活動でした。環境を変える為には時間とエネルギーが必要ですが、本当に転職活動をして良かったと思っています。今振り返ると「情報、人脈、準備」の大切さを実感した転職活動でした。人脈を通じてAI・機械学習業界の最新の動向をひたすら集め、職種を絞り、その面接の為にピンポイントで準備をしました。有り難いことに周りの沢山の皆様に助けて頂き転職活動を成功させることができました。ちなみに前職BloombergからJPモルガンへ転職した時も、人脈を通じてお話を頂きました。

ニューヨークやシリコンバレーで働きたい方へ

こうして得た最新の情報や経験を皆様とシェアし、留学生や海外で活躍する仲間を増やしたい!と願い、Polymathを立ち上げました。シリコンバレーやニューヨークで働きたい方、データサイエンティストやエンジニアになりたい方、無料相談を行っていますので是非ご連絡を下さい!私達のネットワークを使って留学・海外就職をサポートさせて頂きます!最新の情報を集め、戦略的に準備をすればは必ず成功させることができます。私達と一緒にアメリカで働きましょう!

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