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ヤキトリ

前回前前回も珍味のことについて触れましたが、また引き続き珍味に関して話したいと思います。

私が持っている漫画の中で「ヤキトリ」が出てくる話のことについて思い出したので、今回は漫画紹介です。

※極力ネタバレは含まないようにしますが、あらすじなどを読みたくない方はタイトルだけ確認して先へ進むのはお控えください。


ヤキトリ奇談

漫画家の呪みちるさんが2018年に描かれたホラー作品
顔ビル/真夜中のバスラーメン」をご存知でしょうか。

短編作品が全部で12話収録されているのですが、その中でも私が話す”珍味”のような妙な食材が描かれているのは収録5話目にあたる
ヤキトリ奇談」というお話です。


あらすじ

キャリアウーマンと呼ばれるにふさわしいであろう、課長を務める主人公の女性はある日の夜、仕事仲間と繁華街へ晩御飯を食べにビタミン横丁という「ヤキトリ屋」へ出かけます。

仕事仲間である男性はおすすめのヤキトリを次々と注文し主人公の女性へ勧めますが、それは普通の鶏肉などではなく、あまり見慣れないようなジビエ系の肉類でした。

女であるからと見下されるのが嫌でヤケクソで食べ尽くした女性を横目に、男性社員はアルコールがまわり早々と退散。

その後、たまたま隣の席に座っていた人の食べっぷりに魅せられどんどんジビエにハマッてしまい...

といったお話しです。


片鱗は見えていた

「顔ビル/真夜中のバスラーメン」は発売されてすぐに購入したので、前回お話しした動画の件の方が後だったと思います。

ヤキトリ奇談を読んだ時には既に、
何となく他の話とは違ったワクワク感があったのを憶えているので、どうやら漫画でも変わった食べ物を口にする描写は自分の中で無意識に好んでいたようです。

ちなみに、ホラー漫画なのでヤキトリ奇談は人によっては苦手な描写も一部含むと思いますが、私としてはお気に入りのお話しのひとつです。作品の中でどうしても怖いと感じる描写などは、まじまじと見ず軽く流す程度にしています。

やはり、①女性②珍味③美味しそうに食べるという3つのステップが揃うことで「最高!」となってしまうようなのですが、この物語もその要素がある程度揃っていました。
※正しくは美味しそうにというよりこの女性の場合は野性的に食べるイメージでした。

モリモリ食べる女性も憧れます。

この作品に収録されているお話しはどれも好きで、他にはフリーマーケットで一着の服に出会う話「アメリカのコート」、オーガニックに拘る人の物語「7色の脳みそ」なども面白かったです。


気になった方はぜひ読んでみてください。






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