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契約社員だけど30代で貯金1,000万達成した話

10代から貯めていた貯金が30代に入り、1,000万円になりました。
 
その金額を自分では、あまり意識していなかったんですが、同年代の平均貯金額や雑誌の「1,000万貯金した人の節約術」という見出しを見た時、結構スゴイことなのだと初めて感じました。


私のこと


投資としては国債しかやっておらず、ギャンブルとか特別なことは一切していないです。
とにかくコツコツの積み重ねでした。

現在、私はミドサー。 
大学卒業と同時に会社に勤めましたが、ブラックな職場に耐えられず、1年で退職、その時の月給は手取り17万ほど。
その後、契約社員となり月給手取り15万前後。
 
年収としては約200万。決して高給取りというわけでなく、寧ろ薄給です。
それでも30代に入って、貯金額が1,000万になりました。
 
そんな私には、こまごましたマイルールもありますが、要因として大きいのは、幼い頃からの節約志向と実家暮らしという点だと思っています。
 
 

①   節約志向

この志向は、昔から備わっていたように思います。
平凡な家庭だからか、元々の気性なのか、子どもながらに無駄遣いが嫌いでした。
お年玉も自分の通帳を作ってもらい、小学生の頃から貯金の数字が増えていくことにニヤニヤしていました。

また、外食をしてもジュースを頼まない子どもでした。
「お店のジュースは高いな、それならスーパーで買った方が安くないか。」そんなことを考え、あまり外でジュースを頼んだことがありません。

その考え方が早い段階から身についていたことは、とても大きいと思います。
今でも「ちりつも消費」は避ける傾向にあるからです。
 

②   実家暮らし

出費として、家賃の存在は大きいです。
大学生になると、一人暮らしに憧れが出てきたものの、家賃や光熱費のことを考えると、家にいくらか入れて実家暮らしを続けた方が経済的だと、すぐに諦めました。
 
例えば一人暮らしの家賃が月6万だとして、その分を貯蓄に回すと
6万×12カ月=72万
単純計算すると14年弱で1,000万円が達成できる。
決して無理な数字ではないように思います。

ただ、結婚していると、そう上手くもいかないかもしれないですね。
独身時代が貯め時であることは、言わずもがなです。

  
だからと言って、何でもかんでも貯めて消費に回さないというわけではないです。

お金と上手く付き合うポイント

 
必要な物に、お金を使うことも大事

例えばPCはメモリ16GBのスペックが高めの物を購入したし、年1~2回は旅行にも行ってます。
趣味に必要な物も躊躇なく出しています。
重要なのは「必要な物を吟味する!」これに尽きると思います。
  

必要/不要は人によってさまざまで、一概に言えません。

例えば、
私はコーヒーショップなどでは、ドリンクを買わないようにしてますが、
あくまでそれは、家でお気に入りのマグカップに入れて飲むインスタントコーヒーが、一番落ち着くからです。
コーヒーショップのドリンクが好きだったり、自分へのご褒美だったりするのなら、それはその人にとって必要な消費なのだから、そこに使うお金は決して無駄遣いではないです。

 
一方で、なんとなく立ち寄ることが日課にしているのは危険。

ドリンクの値段が500円だとすると、
週一で立ち寄る頻度だとしても結構な出費になります。
365日÷7日=約52週
500円×52回=2万6,000円
 コーヒーメーカー買えちゃいますね。

ここで重要なのは、その値段ではなく「見えない(意識していない)」ということ。
コンビニスイーツもそうだけど、なんとなくコンビニに寄って、なんとなくお菓子を買ってしまう。
その、なんとなくの消費こそ「ちりつも消費」。
 
コンビニで買うよりスーパーの方が安くはないか?
自分は本当にそれを今飲む必要があるのか?
 
そんなことを一息おいて考えるだけでも、出費の仕方は変わってくるはずです。
 

 以下、私が継続して行っていることを列挙してみます。
  

マイルール

💰面倒事は極力避ける💰


・家計簿をつけない
面倒くさいからです(笑)
代わりに、通帳をこまめに記帳して確認するようにしてます。
その為に、下記で説明する銀行を分けることが重要になってきます。


商品ごとに安いスーパーを回るより、1つのスーパーで済ませる
その方がメンタル的に負担がないです。
労力を要してしまうと、「これだけやったから、ご褒美買ってもいいよね」という感情が出てしまいます。
それで何か買ってしまったら努力が水の泡ですよね。

 

💰銀行の使い方💰


・入る口座、使う口座を分ける
給料が入る口座を直接引き落とし先にせず、引き落とし用の口座を別につくり、出入金を管理するようにしてます。
使う口座には20万前後を入れていて、必要な分を都度引き出し、入金するようにしています。
この手間があることで、無駄遣いは減りますし、家計簿をつける手間も省け、一石二鳥。
 

・デビットカードを最大限活用する
ポイントは付かないけど、その分現金で還元されるタイプのカードを使ってます。
デビットカードだと、即引き落とされ、利用額がわかりやすく、
また、前述のように給料用の口座から出して、使う口座に移すという手間をかけることで、無駄遣い防止にもなります。


・出金は、行くのがやや面倒な場所のATMでしか行わない
更に面倒くささを上げることで、賢くやりくりしようという意識が芽生えます。
1回〇万円までという制限を設けるとよりいいかもしれません。


・リスクの低い国債を利用してみる
冒頭で触れたように株やNISAなどには、まだ手を出していません。
自分の情報収集がそれらをやるまでに及んでいないからです。
大切なお金を分からないまま使いたくないですよね。
(NISAは、来年から利用しようと口座は開設してあります。)
でも、国債はローリスクかつ情報収集が容易です。
普通預金にそのまま置いておくよりは、幾分マシという程度で収益はさほど見込めませんが、投資の第一歩としてはおススメします。


・リボ払い、分割払いは使わない
基本はデビットカードを使用し、クレジットを使う場合は一括のみです。
リボや分割は、手数料がバカになりません。
利息の高い借金であると理解して、使わないに越したことはないです。


・手数料のかかる時間帯にATMを利用しない
これも「ちりつも消費」の1つ。
「終日無料」「〇回まで無料」という所もあるので、そういった口座を使うといいです。
(因みに、局内にあるゆうちょATMは土日祝終日、手数料無料です。)


・ペイオフ制度を考慮して、1口座1,000万円を上限に預ける
 万が一銀行が倒産したとしても、元本1,000万円までは、ちゃんと保証されます。
それ以上は銀行の返済能力によるので、預け入れは1,000万円までに留める方が賢明です。
 

・保険は最低限のものだけにする
特に貯蓄型の保険は手数料が高く、考えものです。
保険で貯蓄するより、銀行に預けた方が経済的で、保険にはペイオフ制度がないことに注意が必要です。
高額療養費制度など公的保険も充実しているので、必要最低限の掛け捨てがよいと考えます。


 

💰どこに消費するかorしないか💰


・必要なものか、単に欲しいだけのものかを考える
ニーズとウォンツの見極めが一番大事だと思っています。
 

・我慢をしすぎない
趣味など心に必要な栄養素は、ちゃんと補わないと、何のために節約しているのか分からなくなります。
そのために、自分の「好き」「トキメキ」を吟味する必要があります。
 

・マウント合戦には参加しない
ニーズではなく、ウォンツ優先になってしまうので、自分の中で完結する意識は大事です。
(「誰かが持っていたから欲しい」ではなく、「自分はコレが欲しい」という意識)
 

・情報収集、商品の比較は徹底的に行い、スペックの妥協をしない(その上で金額と相談する)
自分の経験上、予算を先に設定するのではなく、商品の比較検討、必要なスペックをまず考えて、予算とすり合わせる方が大事だと感じます。
その方が愛着も沸くし、長持ちします。
安物買いの銭失いも沢山経験してきたので、その反省を込めて。
 

・ファッション関係の物を買う時は、最低でも1日置く
一目惚れするとその場で欲しくなっちゃうんですが、そこはグッと我慢。
一旦持ち帰って、所持している持ち物と本当に合わせられるのか考えます。
1日経ってもやっぱり忘れられない存在なら、自信持って買いに行きます。
どうしても、その時買いたい時は、ファッション好きな友人に教えてもらった基準を参考にしています。
「今持っている服3点以上とコーディネートできるか」
 

・「4点で1,000円」「2点買うと10%オフ」「福袋」…お得に思えるが、立ち止まって自分に不要な物が含まれていないか考える
1つでも微妙な物が含まれるのであれば、必要な分だけ買う方が、結局安あがりです。
 
 
・「〇カ月無料」のオプションに入らない
そのオプションが必要なら入るのもやぶさかでないですが、「ついで」「お得感を感じて」入るのはおススメしません。
一度手にすると保有効果が働き、手放し難く、ずるずる続けてしまう結果に陥ります。
 

・旅行は行くが、お土産は最低限
旅行は好きですが、「旅のお土産は思い出」の精神でお土産は買わないか、極力少なく、を心掛けています。
 
 
・カフェに寄らない
お家カフェもいいものです。


コンビニに寄らない
どうしてもコンビニスイーツが恋しい時は、少し遠めのコンビニで買うようにしてます。
その面倒さを出すことでちょこちょこ買いを避けています。


・ブランドは持たない
ニーズを考えたら、自分には必要ないものという結論です。


・気乗りしない飲み会に参加しない
飲み会もよく行っていると結構出費がありますよね。
お酒もスーパーで買った方が安いですし、家飲みが好きです。


・ポイントカードは最低限にし、財布ではなくカードケースに入れる
店ごとのポイントカードは持たずに、ショッピングモール全体で使えるポイントカードなどだけを持つようにしています。
お店ごとにしてしまうと、ポイントに振り回されてしまうからです。
また、財布の中身を把握すべく、ポイントカードは財布に入れません。


・レシートは週1で捨てる
家計簿をつけない分、レシートは全てもらい、財布で保管。
週一程度で処分します。
その際、これは必要だったか、不要だったかを1枚ずつ振り返ります。


・買う前に代用できないか?作れないか?を考える

 まずは、家にある物の代用を考えて、作った方が安上がりなら作ってしまいます。
ただ、タイパを考える選択もします。


💰節約術💰


・整理整頓する
既にある物を買わないように、持ちすぎないように、持ち物の量を把握することは大事です。
物の置き場も家賃が発生していると心得ると、物を捨てやすくなります。


・不用品はメルカリに出してみる
思わぬ物にも買い手がつく場合がありますし、捨てるか迷った物を一旦出すことで手放す決心がつきます。
でも、手間暇を考えて素直に捨てた方がいい場合もあります。


・シャワーヘッドを節水の物に換える
水道代を下げる手っ取り早い方法です。


・本は図書館で借り、どうしても欲しい物だけ買う
年100冊近く読むほど読書好きです。
前は買ってそのままにしてしまう積読をしてしまうことがありましたが、お金も保存場所も勿体ない。
基本的に図書館で借り、何度でも読み返したい物だけ買うようにしています。


・金券ショップを活用する
本は金券ショップで購入した図書カードで支払うようにしてます。
遊びに行く時の電車賃は、金券ショップで安いチケットがないか探します。
「青春18きっぷ」もおススメです。


・1駅なら歩く
これもタイパとの相談になりますが、歩ける距離なら電車に乗らず歩きます。


・大手キャリアでもスマホ代を安く抑える方法がある
色んな節約の本で格安スマホが推奨されていますが、機種のスペックやサポートも大事かな、と考えます。
現在、大手キャリアでiPhone13を持っていますが、保証を外したり、一番下のギガ数にしたりすることで機種代含め月3,000円に抑えています。
 
 

💰お金に好かれる行動💰


・お金を大切に扱う


・キレイな硬貨だけを貯金箱に入れる


・満月の日に財布を干す


・気分の上がる財布を持って、愛用する


・お札の向きを揃える


スピリチュアル的な内容もあるのか、と思った人もいるかもしれません。
でも、これはお金を大切に扱う意識があれば、丁寧な消費に繋がるということで、スピリチュアルやおまじないに頼ればいいという意味ではないです。
せっかくなら気持ちよくお金とお付き合いしたいですよね。

 

さいごに


改めて文字に表してみると、マイルールが思いの外たくさん出てきました。
これらを最初から全て意識してやっていたかというと、そうではないです。
買って後悔して、失敗して、という紆余曲折がありながら、追加・修正を徐々にできてきたルールたちです。

少しでも参考になれば幸いです 。


このご時世、将来のお金の心配は尽きないです。
私は細々と貯めるしかできなかったからこそ、余計に不安を払拭できないでいます。

しかしながら、「好き」を追求していく姿勢を崩さず、息苦しくなく、ほどよい塩梅の貯め方・使い方を続けていきたいです。
それが詰まるところ、お金との上手な付き合い方だと思います。


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