記事一覧
柴崎KOHHと2015年
Twitter(現X)で「柴崎KOHH」と検索すると、その約1/3(23個中の8個)が2015年にツイートされている。
2015年は、1/1にKOHHのファーストアルバム『梔子』がリリースされ、1/17に柴咲コウ初の単独主演ドラマ「○○妻」が放映開始した年である。
「ソラリス」を読んで考えてたこと〜神強制と神奉仕の循環〜
データの整理していたら2年前「ソラリス」を取り扱ったときの文が出てきたのでちょっとアップします
「海」や「宇宙」「大地」、それらはしばしば神に例えられる。人間にコントロールできない強大なもの、広大なものは信仰の対象となりうる。
この場合の「神」とは一体何か。それを考えるために、マックス・ヴェーバーの議論を引き、考えてみたい。ヴェーバーは信仰の形態は呪術から宗教へ発展していくと考
ジェームズ・ブライドルとOOO(オブジェクト指向存在論)
ジェームズ・ブライドルの授業を受けた。
彼の経歴や思想は、「NEW DARK AGE」の書評を参考にしていただきたい
ジェームズ・ブライドルはテクノロジーの中に危険性と余地を見出す。今まで、テクノロジーの可能性と危険性、その両面性について様々なアプローチで論じられてきた。ブライドルの論は今までのテクノロジー論と何が違い、何が源流であるのだろうか。
グレアム・ハーマンの「オブジェクト指向存
Vaporwaveの終わりについて~1.Vaporwave小史~
前書き COVID-19流行によって、「資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方が容易い」というテーゼの誤謬が露呈した。少し消費活動が麻痺するだけで、資本主義のシステムは揺らぐ。そこには以前のような絶対性は存在しない。そして、その絶対性に立脚していたVaporwaveもまた、である。
もはや以前のようにVaporwaveが受容されることはないだろう。Vaporwaveはついに「死ぬ」運命に