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「予測的中率95%超」を実現した伊勢の老舗食堂『ゑびや』にみるデータ解析力

DXを利用することで、様々なビジネスの効率化や戦略の具体化をすることができる事は広く知られています。

その代表的な実現例が、伊勢の老舗食堂『ゑびや』が行った来客予想的中率95%超と言うものです。

その結果、この店舗では実現前に比べ売り上げを従来の1億円から4.8億円にまで拡大させ、効果的な企業運営を行っているとともに、高い利益を出すことにも成功しています。

この代表的なDX事例の最も大きなポイントとなるのが、効果的なデータの利用法です。

これまでもこの店舗では集客要素を様々な角度で行っていましたが、これらは従業員の経験とカンによる部分が多く、またその管理も一部の社員に委ねられていた面がありました。

伊勢の老舗食堂『ゑびや』ではこれを効率化するために専門のシステム部門を立ち上げ、DXの考え方を応用して効果的なデータ分析とその利用に着手することとなったのです。

最も大きなポイントは様々な角度からいろいろなデータを分析し、これらをすべて集約させたうえで、総合的な集客予測につなげたという点です。

老舗であることから従来は手書きの帳簿を利用していたところをPOSを導入しデータ化したうえ、これらに付帯する様々な情報を紐付けることで関連性を導き出す仕組みを実現しました。

例えば、その日の天候や昨年同日の売り上げ金額、及び様々な広告の出稿状況などをすべて集客数に紐付けてその関連性を導き出し、パターン化することで様々な要素を標準化することに成功しています。

その結果、現在では集客予測の的中率が95%を超えると言う状況に至りました。

ここで重要なポイントは、データは嘘をつかないと言うことです。

考えられるすべての環境をデータ化しこれをパターン化することで、同じような状況のときには非常に高い確率で予測が的中すると言う結果を導き出しました。

積極的にIT技術を活用し様々な情報をデータ化するとともに、これらを関連付けてパターン化することができたことが、高い集客予測率を実現する要素となっています。



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