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【完全版】ほぼ確実に整える最強のサウナの入り方(5,000字超)

最近、私の会社の同僚でもサウナにハマっている人が増えてきたので、私なりのサウナの入り方、整うためのコツをまとめたいと思います。

サウナに興味がある人から上級サウナーの方まで、なんらかの発見があるように書こうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

⓪はじめに:私とサウナ

サウナ歴

約2年半(頻度は週2回程)

ハマり始めたきっかけ

残業でヘトヘトだったある日、近所の銭湯のサウナを気まぐれに利用してみたら「仕事のことを考えなくてもよい自分だけの時間」に出会え、そこからハマりだしました。思い返すと、最初は整うとか知らない状況でした。

好きなサウナ施設

1.北欧(上野)
→ビール飲んでカレー食べたとき幸せすぎて涙出た
2.おふろの国(鶴見)
→最初にがっつり整った場所
3.厚木健康センター(厚木)
→あまみが史上一番きれいに出た場所
EX.Perch(佐渡島)
→蔵サウナ×桶水風呂の新感覚に感動しました

好みのサウナ・水風呂

・木の香りがする
・温度が90℃~105℃のドライサウナ
・静かなロウリュウ・アウフグース
・バイブラなしの水風呂
・水風呂の温度が14℃~16℃
・外気欲で寝れるタイプのイスが置いてある

①サウナ施設に入る前

サ活はサウナに入る前からもう始まっています。
最高のコンディションで楽しみに行きましょう。

2時間程度前から食事をしない

「飯も食べたしサウナ行くか!」としたいところですが、サウナに入る前に食事をすると血液が消化器官に集中するため、全身に均等に血液が行きづらくなります。

私自身、満腹状態のまま入ると貧血気味になったり、気持ち悪くなるときがありました。飴を舐めながら入るときは時々あります。

(イ)食事の後の満腹状態の時にサウナに入っても快適な気分は味わえません。食後は消化の為に血液が胃腸等の消化器系へ集中しますが、サウナ(普通の入浴でも)に入ると分散されて、健康上も良くありません。1〜2時間、食休みをしてから入って下さい。
http://metos.co.jp/features/saunaguide/guide03.html

水分補給を行う

食事とは逆に、水分補給は2時間程度前から行っておくのが良いです。可能であれば常温の飲み物が望ましいです。

個人的には2時間で500mlのペットボトルの水かスポーツドリンクを飲み干すくらいのペースが理想だと考えています。直前に急激に水分を摂ると、セット中に尿意を催しやすくなり、集中力が途切れるので注意です。

適度に疲れておく

自律神経をぶち壊してから行け、という意味ではなく、ちょっとしたご褒美感覚で行くと整いやすいよという意味です。

筋トレや勉強を頑張れた時や、お仕事頑張った後、自分へのご褒美としてサウナに行くと幸福感が増します。感覚的な問題ですが、何も成し遂げていない日に行くサウナよりも確実に気持ちよく整えます。

トイレに行っておく

先ほどの水分補給の項と繋がりますが、セット中に尿意・便意を催すと集中力が途切れ、整うどころではなくなるので事前にトイレには行っておいてください。トイレに行ったという安心感がリラックスにも繋がります。

②サウナ室に入る前

「サウナ室に入るまでが長い!」という声が方々から聞こえ来ますが、準備が大切ですので端折らず書いていきます。慣れると自然に何の意識もせず行えますので大丈夫です。

導線チェックを行う

サウナ室から出た後、水風呂に入り、整いスペースに行くまでの導線チェックをしてください。そして理想の導線をイメージしておいてください。

・サウナ室→(シャワー・かけ湯)→水風呂 
・水風呂→整いスペース
この「→」の部分をどれだけ最短にできるかで整い度合いが変わってくるためです。1秒も無駄にしない動きで移動してください。

また、気持ちは焦れど、決して走ったりしてはいけません。速足もよくないです。導線チェックでは事前に足が滑りやすそうな場所を調べておくことも大切です。

物を置ける場所を確保する

銭湯サウナではなかなか物を置ける場所(棚スペース等)はありませんが、サウナスパ施設では出入り口やサウナ室の手前に物が置けるスペースが大抵あります。

そこに、水(スポドリ)、バスタオル(※)、その他サウナハットやタオル、シャンプーを置きましょう。サウナ用のビニール製バッグなんかに入れておくと、ほかの人の邪魔にならずに良いと思います。

※バスタオルに関して
④のサウナに入った後の項での超重要アイテムになります。バスタオルを置いている、置いていないで整い度合いが雲泥の差になります。

湯通し(下茹で)

シャワーで体を清めた後はまず湯船に浸かってください。それほど長くなくても結構です。

厚木健康センターのチンピリ薬湯風呂が個人的にはベストな湯通し湯です。ウォーミングアップとして体に温度をなじませてください。

水通し

湯船で体を温めた後、体の表面の粗熱を取ります。湯通しをやる人は多いですが、水通しまでやる人は少ないのではないでしょうか。少し上級者感がでて高まります。

湯船の熱のままサウナ室に行くと、最初から熱く感じて深部体温が温まりきらないまま出てしまうことになります。そのため、一旦水風呂で体表面を冷やすことが重要です。こちらも長風呂する必要はありません。

体の水滴を拭き切る

サウナ室に入る前には必ず体の水滴は拭き切ってから行きましょう。これはマナーという観点だけでなく、気化熱によって体温が上がりづらくなることを避けるという意味合いも大きくあります。

持ち込むサウナハットやタオル類の水分も絞り切ってから行くことも重要になります。サウナ室で水を絞るなんていちばんやってはいけません。恐怖の汗ロウリュウになってしまいます。

③サウナ室に入っている時

おめでとうございます。やっとサウナ室に入れました。ここからは整いに一直線です。

巷では、「サウナ→水風呂→外気浴」を3セット行って、ホップ・ステップ・ジャンプで整いに行くなんてことが言われておりますが、個人的には違うと思っています。

1セット目からバチバチに整いに行ってください!!むしろ最高の準備をしてきた皆さんにとって、1セット目がいちばん大事で、いちばん整いやすい状態にあります。

2セット、3セット目のことなんて考えずに、1セット目で勝負を決めに行ってください。

最高の場所を確保する

上段の角席がいちばん望ましいです。壁からの反射で全身に満遍なく熱が入るのと、ロウリュウの際にいちばん熱い空気が感じられるからです。

とはいえ、最初から熱いのは嫌という人もいるので、自分にとっての最高の場所を見つけてください。混雑具合で下段しか座れず物足りない場合は、上段が空けば移動してもOKです。

温度だけでなく、テレビの位置や暗さ、サウナストーブや出入り口からの近さなど、複合的に要素が絡むので一概に「ここが良い」と言えないというのが正直なところです。

自分の体の状態に集中する

瞑想に近い部分がありますが、自分の汗の出具合や体の温度の上がり方に集中します。目をつぶり、体の感覚を味わうようにしてみてください。

瞑想では自分の呼吸に意識を向け、その他のことを一切考えないようにしますが、サウナでは「熱い」以外の感覚は無くなるので、自然とその状態に持っていきやすいです。

個人的にはこれは「整う」よりも大切なことだと思います。ツライこと悲しいこと、職場での人間関係などすべて忘れて、サウナの熱さに身を委ねてみてください。とてもリフレッシュできます。

ちょっときつくなってから1分半頑張ってみる

入った後、5分くらいで最初の「ちょっと熱きなってきたな」期が来ます。その後また5分くらいすると「もう出よかな」期が来ます。

無理はもちろん禁物ですが、そこから1分~2分ほど頑張ってみるのが、後々深い整いを得るコツだと思います。

上段に座っている人は下段に席を変えてみる、時計を見て「針があそこに行くまでは頑張ってみる」、となりのおっちゃんよりは後に出る、など目標はなんでもよいのでもう少しだけ頑張ってみると良いと思います。

水風呂の込み具合を想像する

水風呂がプールのように大きいニューウィング(錦糸町)のような施設は別ですが、大抵の施設は4,5人入るとキャパいっぱいになっていると思います。

サウナ室出た後に水風呂待ちなんて状態になったら最悪ですので、サウナ室からいっぱい人が出て行ったあとはなるべく避けるようにしてください。

「繁忙のタイミングを過ぎたな!」という時をスナイパーのように狙ってサウナ室を出ることが重要になります。時々失敗しますが、それもまた一興です。

④サウナ室に入った後

「アチアチッ」とサウナ室を出た後はスピードが命

②で確認した導線を意識してスムーズに外気浴(整いスペース)まで向かいましょう。最高の幸福感はもうすぐそこです!!

湯シャワー→水シャワー

水風呂の水でかけ水する人も多いですが、個人的にはお勧めしません。なぜならツラいからです。慣れていても毎回ツラいです。

最初はお湯のシャワーで全身の汗を綺麗に洗い流し、徐々に水温を下げていったあと、冷たいのに慣れた状態で水風呂に入りましょう。

水風呂の長さ

どらくらいの長さ水風呂に入っていればよいのか、個人個人な要素が多めですが、私的には少し長めに入るのが良いと思っています。

喉のあたりから冷たい息が出るようになったら、足先まで冷たくなったら、いろいろと基準があると思いますが、どちらにせよしっかり体を冷やすということが重要です。微妙なまま出ると整いきれません。

整いスペースの込み具合を想像する

先ほど出た水風呂の整いスペース版です。「空いたな!」というタイミングをスナイパーのように狙ってください。さながら獲物を狩るときの猛獣のように。腹をすかせた猛獣になってください

★バスタオルで水気を拭き切る

ここがいっちばん大事!!!!!!
やってない人がほとんど!!

水風呂から出た後は、一滴すら水がしたたり落ちないほどに、頭から足の先まで水分を拭き切ってください。②の時に登場したバスタオルはここで役に立ちます。

とにかく水風呂から整いスペースに行くまでの時間を短縮したい中、ハンドタオルなんかでちまちま拭いていられません。贅沢にバスタオルを使ってガーーっと使って拭いてください

とにかく、拭き切る。これがいちばん大事。スピードを求めるあまりびちょびちょのまま整いスペースに行く人がいますがナンセンスです。あれでは心の底から整えない。目をつぶって整おうとしている時に体から水滴が落ちて気が散り、外の風が肌にダイレクトに感じられず終わりです。

整い、最高の瞬間

整いスペースには「イスタイプ」と横になれる「ベッドタイプ」の2つあると思いますが、空いている場合は迷わず「ベッドタイプ」を選択して下さい。

ドラマ「サ道」ではサウナ好き3人が北欧のイスに座っているシーンが描かれていますが、意味が分かりません。北欧には横になれる最強の整いベッドがあるのに!!!!!(ただの演出なので、ドラマに文句言ってもどうしようもありません笑)

そして「ベッドタイプ」を選択した場合にはもう一つ整うコツがあります。それはまくらを用意することです。これもやっていない人が多い。せっかくベッドタイプが取れたのに。

硬いプラスチックに頭をのせていては、痛くなってきて整いどころではないので、サウナハットでもタオルでもよいので必ずまくらを用意してください。

その後は・・・

水風呂で冷ました体の温度がじわじわと戻ってくること、全身に感じる外の風の心地よさ、ちゃぷちゃぷ聞こえる水の音などを感じながら、思う存分整ってください。

世界が廻るような、そして深いリラックスの世界がやってきます。

おはよう。世界。

⑤2セット目以降、その後

お疲れさまでした。最高の整いはできましたか?

個人的には2セット目以降はストイックに整いにいくというよりは自由にサウナを楽しむ感じで、流しています。

1セットで十分ならもうサウナに入らず湯船でグダグダしている時もあります。3セットしなければいけないなんてルールはありませんから。

さっきとは違う場所に座ってみたり、水風呂出た後に外気浴する代わりに湯船に浸かってみたり。その施設を楽しみつくしに行きます。

でも、水分補給だけは頻繁に行ってくださいね。3セット行うのであればその間に1リットル消費するペースがちょうどよいのではないでしょうか。

※ポカリやアクエリアスは糖分が多いので一気に飲むと血糖値が急上昇して気持ち悪くなるので気を付けてください。水か水で割ったスポドリがよいです。

さいごに

これまでサウナで整うコツを紹介してきましたが、あくまで私の場合なので、参考程度に留めておいて下さい。人それぞれ違った楽しみ方があると思うので。

また、毎回こんなことをしていたらリラックスしに来たはずなのに逆に疲れてしまいます。自分の家の近くの銭湯にあるサウナなどでは、もっとラフに自由に楽しむことがいちばんの整うコツだと思います。

もうサウナに飽きてきてしまった人、これからサウナにハマってみたい人、たくさんいるかと思いますが、そんな皆さんのサウナライフに少しでも貢献出来たらうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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