ラッシュ刑事

クラシックとデスメタルを愛する中年男性。生きづらい世の中でも、夢に向かってもがきます。

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マガジン

  • Y医師のストックホルムの街角から

    ストックホルム在住のY医師が、スウェーデンあるあるからディープな社会問題まで、いろいろな話題を語り尽くします。

最近の記事

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バタフライ・エフェクト2~奇蹟の軌跡

 昨年の夏、高校で同級生だった女医、マガジン『ストックホルムの街角から』でお世話になっているY医師に再会したことは下記の記事で紹介した。  私はこの記事を、以下のように締めた。  人生を変える夏になると確信して、秋、冬が過ぎて春を迎えようとするこの3月、大きな動きがあったのでご報告したいと思う。 気象予報士試験 私のnoteの中で何度か触れてきた「国家資格試験」は、実は「気象予報士試験」だった。  気象予報士を目指すきっかけとなったのは、NHKの朝ドラ『おかえりモネ』

    • Y医師のストックホルムの街角から~#6 忘却力仮説

       もう随分前のことなのですが、Y医師との間で面白いやりとりがありました。 ある同級生  その前に、ちょっとおさらいをしておきます。  このエピソードを発表してすぐのことです。チャットでこんなやりとりがありました。(──に続く部分が筆者の発言)  感動的なエピソードなのに、そのエピソードだけでなく、Yちゃんがかばった男子生徒の存在自体がYちゃんから消えていました! 3年間も一緒にいたのに! しかも同郷! 申し訳ありませんが、大爆笑してしまいました。いやー、私の存在がYち

      • Y医師のストックホルムの街角から~特別編 一生の宝物

         今回はどの枠で記事を書こうかさんざん悩んだのですが、結局この枠で記事にすることにしました。その代わり、自分語りばかりなので「特別編」ということにしました。北欧文化に触れたかった皆様には申し訳ないのですが……。 舞い込んだ宝物 この間、この記事で私が気象予報士試験に合格したことを報告しました。  これを読んだY医師=Yちゃんから、一通のメールが届きました。  ハッとさせられました。  何の変哲もない日常の風景を、夢を叶えた自分が見ると、まるで違って見える。  何の変哲

        • 藤田菜七子騎手のファンやってるのにヨリノサファイアの単複買ってないのはダメだよなぁ。ばんえい記念はサクッと的中したから、まあいいや。そういう問題か。

        • 固定された記事

        バタフライ・エフェクト2~奇蹟の軌跡

        • Y医師のストックホルムの街角から~#6 忘却力仮説

        • Y医師のストックホルムの街角から~特別編 一生の宝物

        • 藤田菜七子騎手のファンやってるのにヨリノサファイアの単複買ってないのはダメだよなぁ。ばんえい記念はサクッと的中したから、まあいいや。そういう問題か。

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        • Y医師のストックホルムの街角から
          5本

        記事

          Y医師のストックホルムの街角から~#5 医師は強し?

           今回はスウェーデンのマイナンバー事情をお伝えしようと思いましたが、その前にとても面白いやりとりがありましたのでそちらを先にお伝えしようと思います。 バカくさくない?  ことの始まりは、前回の記事のこんなやりとりでした。  この記事について、Y医師からこんなメッセージが届きました。  それに対して、私がY医師にこう質問したときのことです(以下──に続くのが私の発言)。 「なにそれ」 「な に そ れ」  大事なことだから2回言いました。しかもこれには続きがあって

          Y医師のストックホルムの街角から~#5 医師は強し?

          2024年にもなって前世紀のアナログテレビかと思うほどの画質だった山陽オートレースのオッズ画面、いつの間にかフルハイビジョン画質になってる……何があった山陽

          2024年にもなって前世紀のアナログテレビかと思うほどの画質だった山陽オートレースのオッズ画面、いつの間にかフルハイビジョン画質になってる……何があった山陽

          浮沈のコツと沈没の限界点

           私は月1回、メンタルクリニックに通っている。先週の土曜日がその受診日だったのだが、受診日の直前あたりは精神の調子が不調だった。  この記事や、 この記事などに心のすさんだ様子が現れている。  前々から、主治医には、「ちょっと気分が沈んだくらいを目指すといいです」と言われている。  どういうことか。  人は、どうしても気分の浮き沈みの中間を±0とすると、ちょっとプラスのところをキープしたがるものらしい。確かに、気分がどよーんとしているよりは、少し晴れやかなほうがいい。

          浮沈のコツと沈没の限界点

          Y医師のストックホルムの街角から~#4 スウェーデンの医療事情

           さて今回は、Y医師が昨年の夏に、私の勤めている病院で行った講演会の内容から、記憶力を気力で振り絞ってスウェーデンの医療事情の一端をお伝えしようと思います。 アートな病院  まず、スウェーデンの病院は「5%がアートでなければならない」という決まりがあるんだそうです。今、Y医師から頂いたスウェーデンの病院の写真を見ているのですが、いつも人でごった返して、貼り紙だらけの弊院とはまるで違っています。言われなければ病院だと気づく人はいないのではないでしょうか。  スウェーデンでは

          Y医師のストックホルムの街角から~#4 スウェーデンの医療事情

          今日は少しだけ執筆が進んだ。とにもかくにも忙しい一日だったので、今日は落ち込む暇もなかった。明日はどんな一日になるだろうか。執筆のおかげで飯塚オートを最後まで見てしまった。AKIさん可愛いからもっとスタジオ映せばいいのに。

          今日は少しだけ執筆が進んだ。とにもかくにも忙しい一日だったので、今日は落ち込む暇もなかった。明日はどんな一日になるだろうか。執筆のおかげで飯塚オートを最後まで見てしまった。AKIさん可愛いからもっとスタジオ映せばいいのに。

          今日のメモは、「自暴自棄になりかけてる。気力が萎えるのを感じる」だ。週末まで持つんだろうか。週末が終末にならなければいいがなどと冗談を言っている場合ではない。

          今日のメモは、「自暴自棄になりかけてる。気力が萎えるのを感じる」だ。週末まで持つんだろうか。週末が終末にならなければいいがなどと冗談を言っている場合ではない。

          疲労感と徒労感と

           とにかく今日は疲れました。月曜日というのを抜きにしてもです。議会が始まったのでその分午前中にやることが増えたというのを抜きにしてもです。  2月の下旬から、やや緊張感や疲労感を覚える頻度が高くなりました。 「2月26日緊張感強い。」 「2月27日疲労感。」 「2月28日疲労感あり、歩くのも若干辛い。」 「3月4日土日除雪したせいか疲労感強く、かなり辛い。」 と、メンタルクリニック受診用のメモには書いてあります。確かに、今日に関しては土日が久々に大雪になって、休みだというの

          疲労感と徒労感と

          自分のいま

           どうにもスッキリしない。  書きかけたnoteのほうもどうにも筆が進まない。右往左往というよりは、右に行けばいいのか左に行けばいいのか迷っている感じだ。  しばらくいろいろなことを休んだのは、それはそれで良かったのかもしれない。かもしれないが、その分──その分という表現は正しくないのかもしれない──自分と向き合う時間も取れた。  自分と向き合うというのは、自己肯定感の高い人にはいいことなのかもしれないが、自分のように取り立てて取り柄があるわけでもなく、学歴もなく、もち

          死への第一歩

           を、踏み出した。と言っても、首吊り用のロープを買ってきたとか、富士の樹海行きのチケットを買ったとかそういうことではない。終末期医療に関する事前指示書や、遺言書を書いたのだ。 総合検診と昔の職場の大先輩  きっかけは2年前の総合検診だった。異常値こそ出ていないが、かなりギリギリの値で、腎臓の機能低下があった。  町の保健師に相談すると、腎臓は悪くなることはあっても良くなることは基本的にはないと説明を受け、夜10時から2時までの間は眠ること、というアドバイスを頂いた。私が5

          死への第一歩

          シベリウスの5番を聴いたよ

           今回はシベリウスの交響曲第5番の話だ。「聴いたよ」などと言ったところで、私はもう二十何年も前から5番は聴いている。何せ、かの有名な交響曲第2番のカップリングと言えば5番が大の定番だからだ。 久々に買った楽譜  私の趣味は楽譜を手に音楽を聴くことだ。こう言うと格好よさそうに聞こえるかもしれないが、全くの受け売りで、もちろんスコアリーディングなどできるわけがない。  あれはもう20年以上前の話になると思う。私は一時期だけ札幌に住んでいたことがある。日曜の夜といえば『N響アワ

          シベリウスの5番を聴いたよ

          1m50cmの自制心

          (これは事実を基にしたフィクションです)  冬のある日のことだ。旧友の吉岡から電話がかかってきた。挨拶と他愛もない近況報告を済ませると、声のトーンを落として「あのな……」と吉岡は切り出した。思わず背筋が伸びた。 「坂口が……死んだらしい」  吉岡が「亡くなった」、ではなく、「死んだ」という言葉を選んだところに、何やら不吉なものを感じた。  どこで、どうして、と思わず矢継ぎ早に質問を浴びせかけたが、吉岡も詳しいことは知らないらしく、とにかく風の便りに坂口が死んだという事実だけ

          1m50cmの自制心

          Y医師のストックホルムの街角から~#3 優しい先生

           久々のマガジン再開です。  今回は、この数か月間に起きていたことと、マガジンを再開するに至ったきっかけについて、「お知らせ」をしたいと思います。  今回は、あえて敬愛の情をこめて「Y先生」とお呼びしたいと思います。 試験への挑戦と精神の疲弊  はじめにお断りしておきますが、今回のマガジンは自分語りがかなり多めです。  現在私はある国家資格に挑戦中です。超とまではいきませんが、難関といわれている資格です。  試験を1月下旬に控えた昨年秋ごろから、私は精神的なバランスを大き

          Y医師のストックホルムの街角から~#3 優しい先生