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【在宅介護の末、52歳、2年前の選択】2023/04/02#012

この4月で、ひとり暮らしを始めて2年になります。

2年前、10年に渡る義母の在宅介護が終わって、やっとこれから夫婦の生活ができるというときに、いつまで経っても私の心のモヤモヤが晴れませんでした。
10年の在宅介護のすれ違いがずっと引っかかっていました。

自己肯定感が低すぎて自信がなく、他人の評価ばかり気にしていた私は、1番身近な夫に認めてもらえないと不安になって、こんなに頑張っているのに認めてもらえないなんてと、イライラして夫に当たってしまう負のループにはまっていました。
自己肯定感が低く他人基準(夫基準)で生きていた私は、夫から見ると気分屋に映っていただろうと思います。
あの頃の私は、在宅介護に通勤に往復2時間かかるフルタイムの仕事で肉体的にも精神的にもボロボロになっていました。

介護生活が終わって、これから夫婦ふたりで生きていくために、このモヤモヤを解決しなくてはいけない。
娘が就職で上京する日が迫るなか考え続けました。
こんなに何かを考え続けたことはありませんでした。

考えて考えてわかったことは、自己承認ができていなかったってことで、
「自分が頑張ったことを自分が認めていない。」
「自分がよくやったって思っていない。」
自分を粗末に扱っていたのは周りの人(夫)ではなく自分だったと気づきました。
私は、自分が自分を大切にしていませんでした。

私の中の「こうあるべき!」が、あって、自分も他人も認めていませんでした。
だから「もう無理!できない!」「これ以上ダメ!」が、夫に言えませんでした。
(フルタイムの仕事と在宅介護の両立が難しいこと。介護に休みはないから仕事が休みでも休みにならないこと。)
頑張らない自分ではダメで、ありのままだと受け入れてもらえないと思っていました。

夫に依存して生きてきた私は、ひとり暮らしなんて無理だとそれまで考えたこともなかったけど、自分自身を大切にするために家を出ることを決めました。
そうはいっても、50歳を超えて人生初のひとり暮らし、ひとりになるって決めたのは自分だけど不安で仕方がありませんでした。
だけど、娘に家を出る話をした時、「なんとかなる!」「家を出たことが正解になるようにしたらいい!」
そして、「無条件にママの味方だよ!」って言ってくれました。

「自立するんだ!」って思えた娘からのメッセージ

あれから2年、現在の私は、ガチガチに自分で自分を縛っていた「こうあるべき!」を捨て、頑張ってない自分や、何もしないでゴロゴロしている自分も受け入れることができるようになりました。
最初は、自分のことを1番にしていいって言われても、いつも最後や後回しだったから変な感じで慣れなかったけど、今では、自分を犠牲にしないで自分のために全ての時間を使えるようになりました。
なんにしても「これでいいんだ!」「こんなもんだ!」って思えるようになりました。

今では、「何もかも上手くいってる〜!」「私はラッキーだな〜!」って毎日言えるくらい幸せです!

2年前の選択、正解にしたよ!



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