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映画「ドリームプラン」夢への執念凄まじい父親演じたウィルスミスはアカデミー賞で司会ビンタし10年間出禁で人間の業は巡る。

信念とは何か。

異常とも思える執念。

ウィル・スミスの渾身の演技を目に焼き付けた。

世界最強の女子テニスプレイヤー、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育てあげた父親リチャードを演じている。

教育方針は真似したいとは思わないが、夢を諦めない、信じ抜く本質には、心打たれた。

ギャングがはびこるコンプトンで娘たちを目標に導く難しさ。厳しい現実。殴られて、銃を突きつけられる。

生き抜くだけでもタフな中、娘たちを別のステージに移していくにはどれだけの困難があろうか。

妻役のアーンジャニュー・エリスの演技も素晴らしい。

それと何より姉妹役の2人がリアルで凄い!

テニスシーンのダイナミズムも臨場感があり、特にクライマックスは勝負の行方を固唾を飲んで見守った。

あと、歴戦のテニスコーチ🎾に扮したジョン・バーンサルの、リチャードに振り回されっぷりが最高だ😂

今、何かに燃えたい人。

今、目標を見失っている人。

今、自身をモティベートしたい人や

自分を奮い立たせたい人には

おススメだと思う。

「もし、自分があの父親だったらどうする?」

「もし、あの場にいたら、どんな態度で娘たちを守る?」

彼の極端な性格に突っ込みながらも、自分の夢への本気度を突きつけられるような映画だ。

偉人伝では無い。

ドリームプランという邦題ほど美しいものではない 笑

ひとりの偏った父親の信念のありかを是非見てほしい。

そして、この映画には後日談がある。

この作品で見事アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたウィルスミスが、妻のピンケット・スミスの容姿に関してジョークのネタにしたMCのクリスロックに激高して生中継中の檀上で平手打ちし、アカデミーを退会すると共に10年間の出禁処分も受けたのだ。

彼もまたひとりの偏った男だった。。

それを愚かと見るか、妻への愛と見るかは人それぞれ。

でも映画はそれを忘れて楽しみましょう 笑

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映画感想文

世界に愛を届けるシネマエッセイストのクワン Q-Oneです。皆さまにとって、心に火が灯るような、ほっこりするような、ドキドキするような、勇気が出るような、そんな様々な色のシネマエッセイをこれからもお届けします。今年中に出版を目指しています。どうぞ末長くよろしくお願いします✨☺️✨