見出し画像

つながりを感じられる声があった

みなさん、こんばんは。禧螺です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


まだまだ、蝶の幼虫さんのお世話が続く毎日ですが、そろそろ餌になる植物の方で、食べやすい新芽を見つけることが、難しくなってきました。

ですが、どの幼虫も精一杯に生きているので、人間としてできることを考えて、頑張って食料を調達して参ります。


最近、ある方に、ボイスメッセージを送らせていただいているのですが、声で言葉を届けるとなると、また違った緊張感がありますね。

それでも、声という表現が開ようとしていることに、なんだかワクワクしてきます。



🎧

私は、自分の声が嫌いでした。

話し出してテンションが上がると、大きな声になってしまいますし、おどおどした雰囲気を持っていて、気持ち悪いと思っていました。

おまけに、母と祖母にも「声が似ている」と言われて嬉しい反面、「騒がしい」と言われていたこともあったので、相手が悪気なく言ってくださっていたにしても、いつも複雑な気分でいたのです。

大学生の時に所属していた聖歌隊では、歌声に対して「深みがあって響く」「音域が広い」「正式なレッスンを受ける機会があれば、オペラ歌手にもなれる」と言われたことがありますが、そんなことを”今”言われても、遅すぎるよ…と、素直に認めてもらえたことを、受け止められずにいました。

自己卑下の中でしか、自分の存在を認めることができなかった私は、どんなに褒められても、「絶対に何か裏がある」と思っていたのです。


近頃、百合ボイスをはじめとした「ボイス」を、動画で聴き始めたことから、声を使っての表現やボイスクリエイターさんと関わりができ始め、「声」に対して意識が向きかけていました。

交流させていただいているボイスクリエイターさんが、以前、「リスナーさんの名前を入れたボイスメッセージを送る」という企画をしてくださって、参加したことがあったのですが、誰かに名前を呼んでもらえることに、とてつもない高揚感を感じたのです。

「その人の声が好きだ」というのも、理由の一つにはなりますが、

「その人が好きだから、親しみを感じるから、声を聴きたい」

という、

「好き」だけでは表現しにくい、「好き」という感覚だけでは納められないような感覚を体感しました。



そしてここ1週間程のこと、仲良くさせていただいているクリエイターさんに対して、初めてボイスを送る機会がありました。

いつも文章でのやりとりが主流になっているのですが、お互いに写真を通して顔を知っていたことからも、「相手は、どんな声をしているのだろうな」と、自然に思うようになっていました。

「声のメッセージ」を贈りたいと思えたことは、クリエイターさんにボイスメッセージをいただいた時の感覚とは逆の感覚を感じていて、

「相手を愛しいと思うから、親近感が感じるから、声を贈りたい」

と思い、緊張で震えながらも、ボイスレコーダーに声を吹き込みました。


相手も絶対そう思っているとは断言できませんが、文章でいろいろ話す中で、「相手はどんな声をしているのだろうか」と思えることは、

相手に対して「親しみ」や「好き」という感情がないと、湧いてこないのではないだろうか

と、考えています。

オンラインで同時に言葉を交わすことも楽しいですし、ボイスメッセージの留守番電話の伝言を届けるような優しい関わりも、心癒されます。

どちらの声のやりとりも、自分自身の声を通して、じっくり自分を見つめられる良い機会になります。


改めて自己紹介をして、他にも会話を入れて贈りました。

同時に会話する緊張感とは違い、

「声が消えかかっていないだろうか?」

「あああ!どうしてもまだ緊張して早口になっちゃう!」

といった、

ボイスレコーダーに十分な声の大きさや、電話のように、その場で言いたいことがこれで合っているかの確認がしにくいため、ゆっくり大きな声で話すことを意識したのですが、初回は緊張感に押されっぱなしでした。

後から自分で聴くと、声は震えてるし、同じ単語を繰り返してることもあって、慌てふためいている様子が伝わってしまっていると思います。

ですが、ボイスを聴いてくださったお相手さんは、

「感動したし、何より繋がりを感じられた」

「名前を呼んでもらえて、うるうるしたよ」

という感想をいただけて、私自身もまた、声を聴いてもらえたことによって、「自分の声が嫌い」という気持ちが救われました。


私がボイスメッセージに緊張したのは、声に自信が無かったこと、それに何より、

「自分の声をじっくり聞いてもらうことを、相手に対して申し訳ない」

と思っていました。

ですが、少なくとも、私との関わりを大切にしてくださっている方に対して、こう思うのは違うと言えます。


何も知らない状態から、相手の声や顔、動きが直に分かることは、

相手との繋がりを感じることができたり、その繋がりの中で「自分は確かに、この関係の中で認知されている」という、「ここにあること」

が、体感できました。


自分の声を、もっと聴いてみたいと思えました。

どんな声で、どんな話を語るのか…。

その扉を開く鍵は、自分の声だと思うのです。


🎧

トップ画像は 春田みつき様 からお借りしました!

ありがとうございました!


みなさんからのスキに、自分自身に対する試行錯誤に磨きがかかります。

この記事にお時間をいただき、ありがとうございました!


それでは、今日はここまでです。

みなさん、声とのいいお付き合いを!



クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。