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【企画記事】ある逸品のお菓子レポート

みなさん、こんばんは。禧螺です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


やっと、やっと秋らしい雰囲気が漂ってきて、私は嬉しいです。

いつまで真夏の格好をして過ごさねばならないのだろうかと、気持ちがげっそりしていたのですが、昨日の天気予報で「衣替え」をしてくださいと言われたことから、喜々としながら作業に取り組んでいます。


本日は、かなり日が空いてしまいましたが、 第七回目「かいてみてほしい」 を進めていきます。

今日の記事の詳しい概要は、下の記事をご覧ください↓


私が、想像もつかなかった閃きを教えてくださるので、自分の視点を磨くことに、いい刺激をいただけます。

そうして書ける幅を少しずつでも広げていきたいです。

本日のお題は、Twitterでのフォロワーの おつぽん。さん からいただきました!

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いただいたお題は、

一人お茶会で出てくるお菓子ですが
食リポとかしていただけたら…
どんなお味か、食感か…みたいな表現は人によって様々です。なので禧螺さんがどんな風に表現されるのか気になります(*´꒳`*)

です。


それでは、参ります。


🍰

【ひとりお茶会】に出ていただくお菓子は、毎回とても吟味するので、こうしてじっくりと、そのお菓子のことだけを語らえる回をいただけるのは、ありがたいことです。

今回、お菓子として登場していただいたのは、

イギリスのTHE BALMORALザ・バルモラル」ホテルで出されている スコーン です。


「え、こんなホテルのスコーンなんて、どうやって手に入れた?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。

オンライン上ですが、百貨店で「英国フェア2021」というものが開催されていて、そのフェアに出品されていたのです。

フェアが開催されている会場でも手に入るようだったのですが、感染対策の念には念を入れて、自宅で受け取ることにしました。

家族(特に祖母)がイギリス好きで、「どこかに行っているようなお菓子を食べたいね。」という話から、フェアの開催を待ち、このスコーンを購入したのです。


何種類かの味が梱包されていましたが、今回お茶会でいただく味は、

プレーン(左)とアールグレイ(右)

という王道の組み合わせにしました。

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大きさは、大体の目視で最大値をとると、縦5cm、横7cm、高さ4cmくらいで、想定するよりも大きく感じました。


スコーンの割れ目を見てみると、こんな感じです。

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家では、母がスコーンをよく作っていることが多いのですが、家のスコーンは、しっかりとした・確かな「噛み応え」を感じられることが多く、食べるのに、力を要する感じです。

自然のもので例えるならば、岩石のような見た目と割れ目、外はカリカリですが、中は弾力のあるスポンジといった感じでしょうか。

私は、噛み応えがあって、「ざくざく」という音を立てながらスコーンを食べるのが好きなので、母の作るスコーンは、私の遊び心をくすぐってくれます。


一方で、ザ・バルモラルホテルのスコーンは、見た目から、雲をちぎったかけらのような佇まい、割れ目も、奥の方で繊細な生地が複雑に絡み合いつつも手でちぎられているような部分に、このスコーンを作られた職人さんの手を意識してしまいます。

まるで、スコーンを食べていたら、シェフがすっと現れて「このスコーンを楽しんでもらえていますでしょうか?」と微笑みかけてくださるような、そんな場面が思い浮かばれるので、食べるのには、少しかしこまらないといけない気もします。

楽しんで食べることも大事ですし、それと同様に

「キリッとした緊張感の中で、食べ物と向き合い、味や素材の感覚に集中するおやつ」

も、悪くないと思っています。


スコーンにつけるクリーム、クロテッド・クリームも一緒にいただきます。

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こちらは、ロダス社が作っているクリームです。

数あるクロテッドクリームの銘柄の中では、一番古い歴史を持ち、製造方法も創設時から変わっていません。

ちなみにクリームはこんな感じです。

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表面は焼きプリンのような見た目になっています。

中は、限りなくミルククリームなので、この色と見た目で、一瞬バターと間違えそうになります。

バターと違う部分は、ひとすくいで、さらっとクリームを取れるところだと思います。


ではでは、いただきます!

まずはプレーンを、もぐもぐもぐもぐ…

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さすが、イギリスはエディンバラ、ランドマークである時計塔のホテルで味わうことができる逸品…。


一口味わって浮かんだ感想が

「これはケーキだよ!ケーキスコーン!!」

でした。

むしろケーキと形容するのも失礼かもしれません。

シフォンのような、スフレのような…見た目ではおそらく分からない、そんな繊細なふわふわが隠されているとは思いませんでした。

幻想的に表現してみるならば、

雲の国で雲のケーキを食べているような、ふわふわで柔らかな味わいです。


スコーンは作り方が簡単なので、ご家庭によっては、作っていらっしゃる方も多いのではないかと思いますが、その食感や味の具合は、家庭によって違います。

ただ、家庭や手作りでつくられるスコーンは「ざくざく」「ごつごつ」のイメージがとても強いので、今回のスコーンでそうした概念だけではないことを、改めて知ることとなりました。

個人的には、ふわふわスコーンもありですし、パンケーキに並ぶ可愛さを見出せるかもしれないなと、感じます。


このままアールグレイも一緒に食べてみましょう。

もぐもぐもぐもぐ…

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あの、「もぐもぐ」という擬音語を書いて表現することが、なんとなく合わない気がしてきているのは、気のせいだと思いたいです。

口の中が、花吹雪ならぬ紅茶吹雪でした。

香りが強く、香りを楽しむだけでも十分に美味しさを感じますが、食べるとスコーンの生地が溶けて、紅茶をそのまま飲んでいるかのような気持ちになれました。

お口がとても幸せでした。


ちなみに、クロテッド・クリームをぬるとこんな感じになりました。

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食べ物であっても、これだけ味わい所や材料、職人さんが心血を注ぐ部分が日本と比べると随分違います。

優劣という意味ではなく、そもそも、日本のお菓子もイギリスのお菓子も、それぞれに光る部分があるからこそ、

お互いの国のお菓子に興味を持ち、魅力を感じ、味わってみたいという好奇心からも、「知らないものを知りたい」と思えるステージに、繋げられるのだと思います。


私は、このスコーンで、空の上の雲を思い浮かべましたが、他の人はクッションと言うかもしれないですし、さらに別の人に至っては、家族との思い出を思い出されて、涙される方もいるかもしれません。

お菓子一つをとっても、そこにはそれぞれの人の物語が綴られていて、そこにさらに書き加えていくかもしれませんし、別に新たな展開を迎えるかもしれませんし、お菓子を巡っての感性の行方は分かりません。


そうした様々な物語が紡がれていく中で、みなさんに、私のお菓子の物語を一緒に読んでいただけることは、「至福のスイーツの一つ」と、言えるのです。



🍰

おつぽん。ちゃんは、主にTwitterでの創作仲間さんで、創作うちの子を描かれたり、その子たちが活躍するお話を書かれたり、他の創作者さんとの創作も楽しまれていて、幅広く活動されているクリエイターさんです。

特に、創作うちの子にかける情熱は、彼女のように、私も創作うちの子について、もっと作り込んでいきたいし、いろいろとたくさんの設定を作っていってあげたいと思う程に熱く、周囲の人の創作熱を喚起させる力があるのではないかなと、思っています。


誰かとの創作で出来たネタを、すぐに絵にしてみせてくれる行動の速さは目を見張るものがあるのですが、そうした速さは関係なく、その人それぞれのペースに合わせて、コラボを進めてくださいますし、創作だけでなく、その人自身をも気にかけてくださいます。

創作テンポが遅いけれど、いろいろなうちの子さんと絡ませたい私にとっては、本当にありがたい、頼りになるムードメーカー的存在です。


おつぽん。ちゃんは、 ♯久遠くおん飛翔ひしょう というタグで、創作うちの子の世界観を展開されていて、その子たちが実際にいたら、どんな声をしていて、どんな製品を使っていて、といった、現実にいたらといったレベルで作り込みをされています。

https://twitter.com/search?q=%23%E4%B9%85%E9%81%A0%E3%81%A8%E9%A3%9B%E7%BF%94&src=hashtag_click


私は、創作を、やはりどこかで「自分が生きる世界とは別世界」だと、区切らなければいけないと思っていたのですが、そうして活動されている姿を見て、「区切る」ことを、当たり前に考えないようにしたいなと、思えました。

「区切る」創作ではなく、いろいろな世界に「繋がった」創作をしたいと、思います。

これからも、おつぽんちゃんとも、創作うちの子でたくさん楽しいことをしていきたいし、作っていきたいです。


おつぽん。ちゃん、このたびは、リクエストありがとうございました!

これからもたくさん応援させてください!!


おつぽん。ちゃんのTwitterはこちらです↓



明日は、同じ【企画記事】にて、紅茶の方をご紹介します!



🍰

みなさんからのスキに、いつも温かな励ましを感じています。

この記事にお時間をいただき、ありがとうございました!


それでは、今日はここまでです。

みなさん、いい夜の時間をお過ごしくださいね!



クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。