きさまらをみんな倒して先に行く
シリーズ・現代川柳と短文 138
(写真でラジオポトフ川柳226)
国を二分する大きな議論。「とん汁」なのか「ぶた汁」なのか。当初、ほとんどの者はどちらでもいいと思っていた。べつにふだん食べないからどっちでもいいよ、と、他人事としてとらえ、とくに関心を持たなかった。それがまずかった。一部の者の偏った意図が肥大化し、手続きの透明性は著しく失われ、正当なはずの検討が軽んじられ、やがて議論に無理やりな終止符が打たれた。美味しければいいじゃないか。その態度がまずかった。ひとつの議論はつぎの議論の土壌となってしまう。
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