わたしにココアは甘すぎる。
最近、カフェに入るとき、ココアを頼む。
ココアを飲もう!と思い、何を食べる時でも、何も食べない時でも、ココアを頼む。
ココアをめちゃくちゃ飲みたい!と思って、毎度頼む。
けれど、4分の1ほど飲んだところで、これ以上飲めない、と思ってしまう。
わたしに、ココアはめちゃめちゃ甘い。
正確には、今のわたしには、かもしれない。
昔はかなり好きだったのだから。
味が嫌いなわけではなく、むしろ好きなのだけれど、
途中でしょっぱいものが欲しくなってしまう。
それも、ちょっとしょっぱいものではなく、まぁまぁしょっぱいもの。どうしても甘いものが欲しくなるような。
そんなわけにはいかず、毎度毎度、時間をかけて、時折「なんで頼んだんだろう」と思いながら飲み干そうとする。
頼んだ後悔というより、冷静な疑問。
***
昔、読んだ話を思い出した。
正確には小学生の頃に読んで以来なので、記憶は定かではないのだけれど、
(間違っていたらごめんなさい)
この中に、黄色い初恋というものがあった。
内容としては、
小さい頃、さくさくカリッとしてそうな見た目で無性に食べたくなるのだけど、当時のお小遣いで買うにはちょっと高くて、
毎度毎度、どうしても買いたいと思ってて。
思い切って買ってみたけれど、中身は普通のパンで、ちょっとつまらないとがっかりして。
けれど、なんとなく毎度期待して、毎回買ってしまうという。
***
わたしにとってのココアも似たようなもなのかもしれない。
毎度毎度、今日なら全部おいしく飲める!と思って、頼んでるんだから。
でも、これからは最後までもう少し美味しく飲めたらいいなぁ。
いやむしろ、もっと最後まで美味しく飲めるもの、食べられるものを見つけられたらいいなぁ。
これを機に、『いとしいたべもの』って本も読み直したい。
今ならもっと、わかる!と思うことが多くなっていそうだし。
今の自分に合う食べ物もまた見つかる気がする。
今日はこの辺で。
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