アニメ 八月のシンデレラナイン 第11話 感想とシナリオ創作

八月のシンデレラナインアニメ感想シリーズも残すところあと二回です!

色々な企画を立ち上げては不定期更新になっている私のnoteですがハチナイのアニメ感想だけはきちんと更新していますね。

他の企画ももちろん更新していくつもりですのでよろしければ他の記事も見てあげて下さい。

ところでハチナイのアニメ感想だけしっかり更新出来るのかを考えた時、それはゴールが決まっているからかもしれないと思いつきました。

全12回でハチナイの感想記事は終わりです。

終わりがあるから頑張れるのかもしれません。

反響があろうが無かろうが全○回で終わり!という企画も面白いかもしれません。


では本筋の感想記事です。

先に予告しておきますが、私がアニメのシナリオライターならばあらすじはこうなる!というコーナーが非常に長いです。さらにアニメまたはゲームをしっかり楽しんでいないと理解不能です。

面白いか否かは人それぞれかと思いますが、とにかく長いことをご了承ください。

相変わらずネタバレ満載なので未視聴の方は読むことをお控えください。

前回の感想記事はこちら

今回の目次です。

①ハチナイ名物!無理矢理なシナリオ

②こんなシナリオを私は求めていたから自分で書いてみる

③今回の野球描写は今までで1番良かった

④神宮寺さんいい人すぎる問題

⑤10点満点評価


①ハチナイ名物!無理矢理なシナリオ

このハチナイというアニメは持っていきたい展開のためにリアリティを無視した無理矢理な展開を行う事が多々あります。

今回は初めての練習試合で敗れた清城高校と公式戦で対戦する事が大会会場に現地入りした前日に決まりました。

しかも何日目の何試合目に戦うのかすら、現地入りしてから決まるという驚きの大会です。

試合の組み合わせが前日までわからない野球大会なんてありえるのか?ありえんだろうと私は思いました。

ということで女子硬式野球全国大会で検索すると

ほらみて下さい、一回戦ですら3月27日または3月28日の複数日程となっています。

宿泊を伴う大会である以上、大会前日に対戦相手と対戦日程が決まるのはちょっとおかしいですね。

ハチナイはちょくちょくこういう自分達の持って行きたい方向にリアリティを無視してシナリオをぶち込んでいくのは本当にもったいないですよね。

アニメの作画がどうしようもないのは仕方がないのですが、

キャラクターの性格を無視した魅せたい展開のシナリオありきのお話や

今回の神宮寺引きいる高校との奇跡的な再戦を演出する為にリアリティを無視した謎の組み合わせ演出といい、

やっぱり所々、野球愛がなくてもったいないと感じてしまいます。

トーナメント表を見せたくないという制作側の意図はわかりますが、

トーナメント表で対戦相手が決まった後の部員同士のやりとりも一つの魅せ場であり、神宮寺対策にスライダーの練習をする等の王道の練習もしないのはなんだかなぁとは思いました。


②こんなシナリオを私は求めていたから自分で書いてみる

私がハチナイアニメ終盤のあらすじを作るならばこんな感じにしていたという想像コーナーです。


部の承認がおりて大会に申し込んだところ、顧問の先生から一回戦の対戦相手が神宮寺引き入る清城高校に決まったと報告をうける。

強豪にあたってしまい動揺するハチナイナイン

このままでは勝てないから特訓をしようと提案する。練習が我流であり、しっかりとした指導者がいない事が問題であると気づくハチナイメンバー

特訓として鈴木のお兄さんのツテで大学野球部ともに練習を体験させてもらう。

他にもポジションごとにマンツーマンで大学生から基本的な野球基礎技術を教わるハチナイナイン。

中野は盗塁の為のリード技術を、

外野手はカットプレイ時の送球目標のやり方やフライを追う時の効率の良い走り方を、

バントをする時のバットの持ち方と目線の置き方等々

ピッチャーの倉敷と体格の良い野崎はストレートの握り方とツーシームの握り方を教わる。

和尚に野球を教えてもらって上手くなったのかなっていないないのか曖昧な合宿よりもリアルでも使える具体的すぎる野球知識をアニメに絡めた方が成長を視聴者に見せるには現実的。

和尚回無くして現役の高校球児がアニメを見ても野球の勉強になるぐらいのこだわりの話があればもっと話題になったと思う。

ハチナイの各選手が大学生から教わりながら練習をする中

有原と東雲がバッティング練習で大学生ピッチャーのスライダーに適応してヒット性の当たりを放ち大学生達を驚かせるエピソードもあり、これが後々の伏線に。

三振を取るスライダーはストライクからボールに逃げていく玉なので大学生から選球方法のコツを教わり、チーム全体でボール玉を振らない意識づけを行い、神宮寺対策を行う。

向月高校の三軍と練習試合を行い、滅多打ちにするハチナイナイン。

合宿の成果を明確に実感して初勝利に喜ぶハチナイナイン。相手投手は可哀想だがハチナイメンバーにスライダーを見極められてストレートしか投げる事が出来なくなり、そこを打たれてしまったのである。

高坂が仕方なく登板した最終回は三者凡退に抑えられてしまうが、安定した守備も見せて初勝利を収めて自信を深めるハチナイナイン。

いよいよ神宮寺との再戦の日が来る

前日に神宮寺達と一緒にバーベキューというのは面白かったのでそのまま採用し、

いざ試合開始。

スライダーを有原と東雲が上手く打って先制点を取る里が浜高校、流石に大学生ほどの球威は無いとフラグを立てる東雲

本気を出す神宮寺は練習試合では見せなかったスプリットを投げるようになる

同じフォームで縦の変化と横の変化をする神宮寺の玉に手も足もでなくなるハチナイナイン。

ピッチャーの倉敷は再三ピンチを迎えるが特訓で大きく鍛えられたハチナイナインの守備に助けられてなんとか一対一のまま終盤戦を迎えるがアクシデントが起こってしまう。

まず、レフトの岩城がファールの飛球に飛び込んでキャッチをしたはいいが捕球の際に足をくじいて動けなくなり、宇喜多に交代をすることになる。

宇喜多は緊張で大変な事になっているが難しいフライを無我夢中で追いかけて飛び込んだ所、しっかりとグラブに入っていたという展開。喜びを爆発させる宇喜多。岩城や他のメンバーも物凄く喜んでいる。

ピッチャーの倉敷に手の豆が潰れるアクシデント。ケガを隠して投球する倉敷だが、球威が落ちているので打たれてしまいワンナウト一、二塁のピンチ。

センター前に抜ける強烈な当たりをセカンド阿佐田が無意識の体の反応でなんとグラブではなく右手でキャッチしてショート有原にトス、華麗なダブルプレーでピンチを切り抜けるが

代償として阿佐田は指を負傷してバッティングと守備が出来なくなり河北に交代を余儀なくされる。

こちらも緊張する河北だったが、セカンドゴロに対して華麗にさばいてアウトを取る事に成功して有原とハイタッチを決める。

練習に付き合っていた神宮寺も微笑んでいる。

いつ試合に出ても大丈夫なようにずっとイメージしていたからと河北。清城高校のベンチも控えとは思えないセカンド河北の動きに驚きを隠せない。

手の豆が潰れたのを隠して投球を続ける倉敷だったがフライを捕球した九十九がボールの血の跡に気づきタイムを要求する。

倉敷の怪我に気づかなかった事に落ち込むハチナイナイン。

私はまだ投げられると主張する倉敷。

それを認める事は出来ないと九十九。

先生も怪我した選手に無理をさせる事は出来ないと倉敷を諌める。

しかし、里ヶ浜高校にもう交代できる選手はいない。

ピッチャーが出来るのは東雲と有原だが、サードとショートを出来る選手はいない。そして倉敷は捕球はできるが、投げる事はテーピングで血を止めても非常に難しい状態である。

比較的、投げなくてもいいポジションは一塁手である。必然的に野崎が投球練習をしていた事をハチナイメンバーは思い出す。東雲は大学生との特訓で野崎に投手として可能性を感じていたので投手倉敷と一塁野崎の交代を提案する。

中学時代のバスケ部での失敗により期待される事にトラウマがある野崎…

しかし、今までの練習を信じる事。チームの為に頑張る事を決意して野崎はマウンドに上がる。

その渾身の第1球、観客は度肝を抜かれる事になる

スポーツ男子顔負けの身長と体格を持った野崎の長い腕から放たれる渾身のストレートは大会屈指のピッチャーと言われた神宮寺のストレートよりもはるかに速いスピードでキャッチャーのミットに収まっていた。

渾身のストレートで三球三振に仕留めてピンチを凌いだ野崎

その勢いのまま里が浜高校はついに神宮寺から追加点を上げてスコアを2対1とする。

最終回を抑えれば公式戦初勝利の里が浜高校

後がない清城高校は死球で出たランナーをバントでファースト倉敷のポジションに転がし、倉敷がケガで投げれずノーアウト1塁2塁とした。その後も清城高校はバントを試みるが野崎の球は簡単にはバントが出来ずフライアウトでツーアウト一塁二塁。

その後、倉敷が先ほどのバント処理の借りを返すと言わんばかりの一塁側のライナー性の当たりを倉敷がジャンピングキャッチで2アウトとする。

2アウト1塁2塁でバッターは神宮寺。

神宮寺は堂々とバットを構えて振っていくが、やはり野崎の大会ナンバー1の速球は簡単にはミートできない。神宮寺はバットを振り抜くも上手くミート出来ず、ピッチャーゴロで清城高校は万事休すか と思いきや

慣れない投手での守備で野崎が一塁に悪送球。ボールはライト側ファールグラウンドに転がっていく、2塁ランナーは悠々ホームインで同点

なんと1塁ランナーも三塁ベースを蹴ってホームに突入。

九十九の正確なレーザービームでホームに送球し本塁クロスプレー

タイミングは完全にアウトだったがキャッチャーの鈴木がボールをこぼしてしまい里が浜高校はサヨナラ負け。

泣きじゃくる野崎と鈴木。

特に勝利目前で最後にエラーをした野崎の泣きようは尋常ではない。

しかし、野崎と鈴木がいなければ女子野球部は生まれていなかったのである。次の大会はまだある。

前回は手も足も出なかった清城高校を公式戦でここまで追い詰めた。鈴木も本当にナイスリード、野崎は私よりもずっと速い球を投げられるなんて本当に凄いと有原

今日は負けてしまって悔しいし、私もチャンスで打てなくて悔しい気持ちでいっぱい。でも私達の女子野球部はまだ始まったばかり。

今日の試合を通してミスはチーム全員で背負う事が出来て、成功したナイスプレーの喜びはみんなで分かち合う事が出来た気がする。次の大会はもっともっと練習して勝てるように頑張ろう!と有原

負けてしまった結果は本当に悔しいけどトライアウトに落ちて野球の道が途絶えてしまった私に手を差し伸べてくれた女子野球部と大会に参加できて本当に嬉しかった。諦めかけた野球をまた真剣にみんなとやれて本当に楽しかった。次の大会ではもっと私達は強くなれると東雲

でエンディング。

エピローグで清城高校は準決勝で向月高校に敗れ、その向月高校は界皇高校に敗れて界皇高校が連覇という結果が知らされる。

そして、里が浜高校には有原と東雲以外にも野球経験者達が実はいた事が判明。

有原達の必死なプレーや野球初心者達の頑張りに心を打たれた、まだアニメに顔も出ていない野球経験者の彼女達が部室をノックするところでハチナイのアニメ第1期は終わりを迎える。

第2期は円盤の売り上げ次第と言った所。


こんなシナリオが個人的には良かったですね。

長かったですけどザックリとした私の理想のシナリオは終了です。


③今回の野球描写は今までで1番良かった

今回良かったのはハチナイアニメの試合の中で1番野球らしい描写が多かった事です。

ハチナイアニメ比で今回の試合のクオリティはナンバー1でしょう。

あくまでハチナイアニメ比です笑

しかし、今までがダメダメすぎたのでちょっと感動していました。

おーしっかり野球やっていると唸りました。

試合演出は面白かったと思います。

④神宮寺さんいい人すぎる問題

今回の主役は神宮寺さんでしょう。

ライバルキャラとしてはゲームのなかでもっともっと人気があるキャラクターだと思いますが、アニメでもそのキャラクターの個性を壊さずにいい所だけ上手く抽出しているなと感心しました。

もはやハチナイアニメの第2の主人公といっても過言ではないと思います。

神宮寺率いる清城高校の日常にアニメの1話を丸々使って欲しいぐらいです。


⑤10点満点評価(6点が及第点)4点以下の部分があると全体的に大きな悪影響あり

ストーリー6(前半は決戦前夜のドキドキ感があって良かったです。後半の試合パートも面白かったです)

世界観6.5

キャラクター6(神宮寺さんいい人)

ワクワク6

爽快感6(野球描写の良いところだけを見れば及第点以上で面白い)

テンポ6

話の密度6

作画6(作画崩壊のシーンは多いが頑張っているシーンもたくさんある。今回は妙な時間稼ぎのシーンもほとんどない)

音楽5(ほんとゲームから音楽持ってきた方が盛り上がったと思います)

オープニング演出5.5

エンディング演出6

伏線6(オープニングで大きく登場している初瀬はどうなるのか?もしかして途中でシナリオ変わって初瀬出ないルートなら逆に面白い)

伸び代7(今回は気合いが感じられた11話でした。もはや見たい人しか見ていないアニメだとは思いますが、最終回に向けてギアは上がっているのは確かに感じます。頑張れアニメ制作陣!)













皆様の応援に支えられて毎日連続投稿継続中。ゲームアプリの触りの部分をプレイする事でゲームの出来を独自に判断し半年後のセルラン を予測をしていましたが、エンタメ未来予測全般に挑戦したいと思っています。