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鳥かごの鍵

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彼氏がいるのに、7歳下のイケメンに恋してしまう。 揺れる気持ちと罪悪感との闘い。 鳥かごとは? 鍵とは? ドキドキしながら最後まで読んで下さい。
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#罪悪感

鳥かごの鍵 15

鳥かごの鍵 15

彼は私の家に来た。

「何か映画でも見よう。
古い映画でも見る?」

彼が私の家のテレビで映画を探している。

私はコーヒーを入れて、
彼から少し離れたところに座る。

彼が少し前に流行った映画を再生し始めた。
「なんで離れて座ってるの?こっち来なよ。」と、

私を自分の隣に座らせた。

映画はつまらなかった。

私は時計ばかり気にしていた。

18時半…

もしかしたら月からメールが来ているかも

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鳥かごの鍵 12

鳥かごの鍵 12

えっ??
イケメン店員くん?
確か今日のお昼、
イケメン店員くんもロコモコ丼買ってたよね…
まさかね…

うそでしょ?

こんなことあるの?

私は狭い部屋の中をぐるぐる歩き回った。

あっ!返信しないと!

「今流行ってるよね、おいしそう!」

こんな短い文を打つのがやっとだった。

「おいしかったよ!
明日は休みで、友達と朝から釣りに行くから、
今日はもう寝るね、おやすみ。」

「そーなんだ、

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鳥かごの鍵 10

鳥かごの鍵 10

いつも通り7時40分に起きると、
「月」からおはようとメールが来ていた。

「おはよう。」

私も短いメールを送った。

些細な幸せ。

私は朝からにやにやして支度をはじめた。

今日はいい天気、1日がんばろう。

私はインコに餌をあげて家を出た。

病院に着くと、
なつが今日のお昼これにしよう!とスマホを見せて来た。

それは今流行っている「ロコモコ丼」の移動販売が、
今日のお昼の近くに来るとい

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鳥かごの鍵 6

鳥かごの鍵 6

私達はお互いの近況を話す。

私は同僚の浮気の話しはしなかった。
なぜかその話しはしたくなかった。
彼は相変わらず会社の愚痴を言っている。

お互い本心を隠している。
そんな感じがした。

時計を見るともう9時になっていた、
「もう帰るの面倒だから、今日は泊まってもいい?」

と彼が聞いて来た。

「えっ?あっ!いいよ。」

私は少し返事に困った、
夜は「月」と話そうと思っていたからだ。

「なん

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鳥かごの鍵 5

鳥かごの鍵 5

私は顔を洗い冷静になった、
「私何してるんだろ!彼がいるのに!」

と大きな声で独り言を言って洗濯を始めた、
お休みの日はいつもシーツを洗濯する。

私は洗濯を終え、ベランダにシーツを干して、
「月」からのメールに返信するか考えていた。

このままメールを続けていいのかな?
彼を裏切っている訳じゃないし、
男友達とメールしているだけだもん!
悪いことはしていない!
と自分に言い聞かせる、
でもなぜ

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