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【人に見られているときに起こる変化】
人前で演奏するときに、僕の意識の内側で一体何が起こっていたのか、順を追ってみた。
僕はどんどんステージ慣れしていくし、あの感覚を体験することはもう二度とできないから、今のうちに思い出しておく。
いちばんの大きな違いは、自分の演奏について自分以外のからの評価の目線が生まれること。
もっと言うと、自分の体をどう動かすことによってどんな音が生まれ、それがどのように伝わってどのように聴こえてい
好きなことして生きていく。
先日あるピアニストの方と話しているときに、「あらい君はピアノを好きでやっているのはいいことだよね」と言われた。
褒められたっぽいことはニュアンスでわかったけど、なにを「いいね」と言われたかがわからなくて一瞬固まる。
例えば僕がご飯を食べている時に「あ、ご飯を食べているんですね」と言われているみたいな、なにを話題にしようとしているんだろう?
そのあと話を続けてわかったのは、どうやら「今ピアノ
上質な演奏は、思考の手助けをしてくれる
コンサートやライブで1番たくさんの経験をするのは間違いなくパフォーマー。
いきなり関係ないことを話しますけど、昔やっていた実況パワフルプロ野球というゲームでは。自分だけの選手を育てていくモードがあった(パワプロのサクセスモード)。
そこでは①野球に関する練習をして経験値をため②能力を上げ③レギュラーを勝ち取り④試合に勝ち⑤スカウトされプロ入りする、っていう感じで話が進んでいく。僕は小学生くらい
好きかどうかと受け取り手の話
タルト生地にクランチが乗り、その上にチョコがたっぷりとかかっているお菓子。
それを見て、「甘いモノが好き」という人がいれば、「甘いモノは嫌い」という人もいる。ちなみにぼくは甘いモノ好きである。
甘いモノが嫌いという人にどこを見ているか聞いてみたところ、「チョコが甘そう」という答えが返ってきた。
それに対して、甘いモノが好きという人は、「タルト生地が好き」「クランチのザクザク美味しそう」と
地面と桜とレーシックの話
桜の花も開いたので、極めて視野の狭い話をする。
「これが最後かもしれない」
っていつもどんなときでも思うようになって、最近は特にそれがクセ付いてきた。
「人生は有限だ」なんて今更言わずもがなではあるけれど、僕はピアノを始めるまでその有限性にずっと焦らされていた。
…いや、有限性そのものに焦っていたわけではないな。
自分の命の残り時間をどう過ごしたら満足して納得できるのか、全然腑に落ち
ピアノをはじめたワケについて
ピアノを始めて2ヶ月弱たつけど、「なんでピアノはじめたの?」とよく聞かれる。
これをもうちょっと明確な言葉に置き換えてみると、きっと「なんであなたはピアノを選んだの?」と「なんではじめられたの?」っていう2つの質問に分けられそうなので、これについて考えてみることにする。
「なんではじめられたの?」=「なんで初心者なのにグランドピアノ買ったの?」っていう質問には、「中途半端は嫌だしピアニストに
ピアノを弾くことと弾き続けること
「天才ピアニストは、初めてピアノに指を触れた瞬間から美しい音を奏でる」
僕はずっとそう思ってきました。
3歳からピアノに触っていたわけでもなく、自分にモーツァルトのような才能が備わっているとも思わない。小さい頃からずっとピアノに触れてきたような「努力する天才」には絶対に追いつかないんだから、自分がそのレベルになれないのにピアノをやる意味はない、と思って30年間生きてきました。
どうせやる