見出し画像

題: 野心のすすめ 作: 林真理子

ロサンゼルスでは、昨日から肌寒かった10度台の気温が一転して30度近くの真夏日となっている。そして気温とは裏腹に私は連日夜更かしをしてしまっており全く朝早くに起きることへの対応が全く出来なくなってしまっている。恥ずかしい限りだ。いつも愛犬が散歩に連れ出すようにドアの前で吠えて起こすのがルーティーンとなっているのだが、まぁ朝日の眩しいこと!ここ数日は信じられないくらい朝日がキラキラしている。寝ぼけまなこの私ときたら、通りに並ぶヤシの木の木洩れ日で目がチカチカする。一体私は弱ってしまっているのだろうか?

昨日と同様、家に帰ってくると頭がやはりズキズキと痛む。ここ最近ずっと頭痛持ちだ。痰も少し絡んでるし。でも今日も熱は無いみたいだから良かった。もしかしたら寝過ぎなだけのかな。。。あー。早く元の暮らしに戻りたいな。

_________________________________

(今回はお題の #推薦図書  に投稿する記事になります)

この本に出会ったのは、私が心神喪失して帰国した2013年に遡ります。私が購入したものは大絶賛20万部の冊子でしたが、最終的に見たものは40万部という驚異の発行部数の帯でした。

人生は何度でもリセットできる
❝高望み❞で人生は変わる
夢を実現させるヒント

先ずその帯のインパクトに私はすぐ手に取りました。そして、大胆にもメインカラーは私のお気に入りの色ホットピンクだったのです。即決即買い。

私はアメリカに来て10数年が経っていましたが、その頃はどん底でした。友人に裏切られたり、仕事を失ったり、恋人とも別れたり、いい事と思える事は人生において何一つ無かったのです。だから、どん底からどうやって階段を上っていったのか。という言葉にすがるような思いでした。

画像1


屈辱感は野心の入り口

第一章の一行目からパンチを食らいました。”健全な野心を持つための第一歩は「現状認識」だと思います。”とあったのです。それまでの自分ときたらネガティブで、それでいて素直じゃなくて、今思えば全く可愛げのない女だったなと思います。離れていく人に対しても私は悪くないとか、仕事に対しても私は精一杯やっているとか、彼に対しても全く考え方が違うから仕方ないなどと、すべての原因を自分ではない相手に向けてしまっていました。

でも、この時から「待てよ。なんで離れたんだろう?なぜ失敗したのだろう?なぜ別れたのだろう?」と自分で自己分析し始めたんです。すると、出るわ出るわの悪行って言うんでしょうか。私、自分が知らない間にきっと沢山の人をきっと傷つけてたのかもしれない。と素で反省出来たんです。私はいい事も悪い事もストレートに言ってしまう癖があって、それによって数々の人に嫌な思いをさせてしまっていたんだなと気が付けました。

ほんの少しだけ言い訳をさせていただくと、私がどっぷり浸かっていた20年前のアメリカ西海岸のヒップホップシーンは、いわゆるギャングスタラップの聖地で、意気ってなんぼみたいな時代でした。当時は、ラッパーのマネージャーをしていて、私も若気の至りで無茶を沢山していたのです。さらには、所詮日本人で両親も健在、そして大卒という彼らにしてみたらお嬢さんにすぎない私は彼らと同等に生きていくのは物理的にも不可能だったんですね。だから本当に理解できない事がたくさん起こりました。あれは、終わるべくして終わった事だったと今ならわかります。今となっては、いい経験ですし、逆に貴重な体験が出来たな。と思っています。


無知の知

そして二項目のパンチライン ”無知の知”。自分が少しでも不幸だと思うなら、その不幸が何なのかを突き詰めて考えると必ず答えが出てくるはずです。現状がイヤだと思ったら、とことん自分と向き合うこと。

これは、私がそれ以来わきまえている言葉です。無知の知。30代に入ってようやく目覚めたのです。そうなんです。学びが皆さんより格段に遅いのです!アメリカに20代で来た私は知らないことなんか何もないぜ!っていう何とも浅はかな考えのもと10年をただ何も学ばずに過ごしてきてしまったのです。嗚呼、致命的‼ 話が逸れてしまいましたが、無知の知は、「ソクラテス」の有名な教えだそうです。自分が何も知らない、ということを知っている人間は、自分が無知であることを自覚していない人間よりも、もっといろいろなことを知りたい、学ばなければならない、と思える点で勝っていると記してありました。恐れ多くて勝っているとは私は思いませんが、この世は知らない事ばかりなので、以来私は学ぶことに喜びを感じて生きております。

信じられますか?ここまでの話は、まだ1章の2項についてしか書いていないんです。それが5章まであって、パンチラインが盛りだくさんなのです。この本に出会って以来私は林先生の著書を図書館で並んでいるものは片っ端から借りて読んでいます。先生のエッセイはとてもストレートで私にはとても合っているのです。小説や文学などの著書も読みましたが、私はやっぱりエッセイストとしての先生が大好きです。

今、世界が混沌とした状況下で、対策を立て、迅速に行動し、弱者の立場を最も手厚くケアしている国の大半の代表は女性なんです。台湾、ドイツ、ニュージーランド他、世界の女性代表は輝いていますね。ですから、2020年こそは女性の皆さんがリード出来る素晴らしい日本になって行く事を私は海の向こうから祈っております。グローバリズムに進化する過程で私は女性の力を重要視しています。私も微々たる力ですが、こちらで一歩ずつ社会に貢献していけるよう精進していこうと思っています。

皆様、野心のすすめおススメです。

文中で、何度もパンチラインって言っているけど何の事を言ってるの?と思った方はこちらを一読してみて下さい。

今回も20年目の1年生のマガジン記事に登校(投稿)することが出来ました。これも一重にスキを押してくださった皆様とお立ち寄り頂いた皆様のおかげです。とても励みになっています。これからも出来る限り更新していきますので、スキをお立ち寄りの際は1クリックして頂けますと筆者光栄であります。宜しくお願いいたします。

この記事が参加している募集

推薦図書

最後まで一読ありがとうございました。