仕事の関係で、先日若桜町（鳥取県）という町に出かける機会があり、ちょうど昼時だったので、ダイニングカフェ新に入ることにした。

ここはトンカツが美味い。二、三年前に一度家族で来たことがあり、いい雰囲気のお店で、美味しかったなぁという記憶が残っていた。

ここのトンカツは、豚、油、卵と、全てにこだわりがある。

まず、メインの豚肉は吉川豚と呼ばれる若桜町産の豚。

若桜は水と空気が日本でも有数に綺麗な町で、この町では天然糀を使った味噌づくりなども行われている。

その日本でも指折りの美しい環境で育った豚肉は、口にすると、ほろほろっと中でとろけるよう。

そして油。米油というものを使っていて、コレステロールや胃もたれを気にすることなく食べることができる。

私は以前は油もんが大好きだったのだが、最近あまり食べることができなかった。食べると胃もたれなど胃腸の不調がひどかった。

でも、ここのカツは全く問題なかった。

口にすると、サクサクっと何の抵抗もなく食道を通過していく感じがした。

そして卵は、大江の郷　という卵牧場で育てられた卵。中田英寿も絶賛したという噂の卵である。

このトンカツ定食を、古民家を改修して作られた店内で頂く。

美しく整備された庭を眺めながらの食事。何とも贅沢。

店内に入ったのは、平日の１３時を回ろうとしていた時間帯だったが、満席で、待ち客が２組程いた。

３０分程待った後に店内に入ることができたのだが、コロナ禍でも、やはり質の高い食を提供してくれるお店は強いなぁと感じた次第。

また来たい、とんかつ新。

トンカツ日々是好日也