見出し画像

1月に見たオススメ映画【2024年版】

💡広告リンクについて
下記のリンクは一部Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイトを使用しています。 広告リンクからご購入いただいた場合、購入によって発生した報酬が私の活動のサポートとなります。

みなさん、こんにちは。ミヤマです🙌

今回は1月に見た映画の感想をまとめました。
すでに配信サービスで見れる作品、まだ劇場で見れる作品、どちらもあるのでぜひ今後の映画鑑賞の参考にしてみてください〜!



カラオケ行こ!

★★★★✴︎ 4.5

合唱部の部長を務める主人公がある日ヤクザから歌のレッスンを頼まれるという謎設定が最高にエモい、中学生×ヤクザの青春(?)友情ストーリー

新進気鋭の人気漫画家・和山やまによる原作漫画『カラオケ行こ!』も最高に大好きな作品のひとつなのですが、映画もめちゃくちゃ良かった……!!!原作ファンとしても大満足の出来でした。主人公ふたりのキャラクター描写も素晴らしく、狂児も聡実くんもキャラ解釈完全一致ですありがとうございます。

オリジナルの展開も多いですが、原作の雰囲気から逸脱しない演出になっています。とくに主人公の中学生・聡実くんの心情を補完するために登場する映画や合唱曲の選定が秀逸。
またこの作品には欠かせない名曲『紅』の歌詞と聡実くんの心境がシンクロする姿に痺れました。

齋藤潤くん演じる聡実くんも素晴らしかったのですが、綾野剛さん演じるヤクザ・狂児の再現ぶりにも驚きました。ビジュアルから得られるイメージ以上に“狂児”感が強くてびっくり。さすが売れっ子の実力派。

キャストの名演のおかげか、原作よりもふたりの歳の差がしっかりと意識できるところにグッときました。年齢、歳の差って永遠に追いつけないので、ここが強調されるとエモさと切なさとシュールな面白さが高まるんだな〜なんて発見もあり……いやーーいい映画でした。
続編『ファミレス行こ。』もぜひ映画化お願いします🙏


アクアマン/失われた王国

★★★★☆ 4

DCEUを代表するヒーローのひとりアクアマン主演のアクション大作。相変わらずエンタメ度高めの快活なヒーローアクション映画に仕上がっていて良きでした◎

とくに前作からのお気に入りキャラ、主人公の弟・オーム。ツンツンしつつもしっかりお兄ちゃんと仕事をこなす感じが最の高。陸地の追いかけっこパートは映画館で声出して笑いそうになりました😂

主人公の相棒として登場したタコの“トポ”もかなり好きな感じのキャラだったので次回作あたりでもっと活躍して欲しい……!!と思ったのですが、どうやら本作がDCEUの最終作らしく……またどこかで見れることを願いつつ、次のDC映画を楽しみに待つことにします。


哀れなるものたち

★★★★✴︎ 4.5

天才外科医によって蘇った若き女性ベラが未知なる世界を知る冒険ファンタジー。
女王陛下のお気に入り』や『ロブスター』など個性的な作品を数多く作り上げてきたヨルゴス・ランティモス監督の最新作です。

いやーすごい。ランティモス監督作はもともと好きだったのですが、今作はとくに面白く感じました。
解放と成長をテーマにしつつ、奇妙でユニークなビジュアル×テンポの良い会話の相性がバッチリで、めちゃくちゃ見やすい。過去作の中でも一番わかりやすく楽しい作品になっていた気がします。

胎児の脳を移植された成人女性という非常に難しい役を見事に演じきっているエマ・ストーンも流石でしたね……!成熟した身体と未熟な脳のあべこべ感が時間の経過によってジワジワとマッチしていく過程がちゃんと分かる。

R18指定ということもあってベッドシーンの多さがよく話題になってますが、あらゆるものから解放された女性を表現する上での演出と考えると思ったよりは気にならなかったなと。(ただ確かにもうちょっと少なくてもいいなとも思う。他の“解放”を感じさせる演出も見たかった。)

あと個人的には外科医バクスター役のウィレム・デフォーのパパみにやられました……マッドサイエンティストと見せかけて、一番真摯にベラに向き合っている姿があったかかったなと。

噂によると原作小説を大幅にカットしているらしく……映画がこれだけ面白いので原作がどんな感じなのかめちゃくちゃ気になっています。買わねば。


ゴールデンカムイ

★★★★☆ 4

日露戦争を生き抜いた元軍人の主人公とアイヌの少女を中心に、隠された莫大な金塊を巡って繰り広げられるサバイバルアクション映画。

原作漫画同様、エンタメ度高めの仕上がりでめちゃくちゃ楽しめました!とくにキャラクターの再現度がすごい……!!
アシリパさんのちょっとした表情とか、杉本の隠しきれない闇とか、テヘペロな白石とか、漫画から飛び出してきたかのよう。アイヌ描写にも細かいアレンジが効いていて、原作以上のリスペクトを感じる演出も多くありました。

あと驚いたのがアクションシーン、思った以上にいい……!まず冒頭の戦争描写。実際にたくさんの人を動かして撮影したのが分かるクオリティで、この映画への気合いの入れ方を感じました。
主演の山崎賢人くんもキングダムでゴリゴリにアクションをこなしていることもあり、めっちゃ安心して見られる。

CGのクオリティもかなり高くて、熊のシーンは屈指の出来かと思います。動物をあそこまでうまくCG演出できた邦画は過去なかったのではないでしょうか。この点でも原作好きの方にばっちりオススメできます。

順調にヒットしているようなので、続編も楽しみに待ちたいなと……!

ちなみに原作漫画アニメも最高なので、こちらもぜひ。


機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

★★★★✴︎ 4.5

2002年にTV放送されたアニメシリーズ「機動戦士ガンダムSEED」から約20年の月日を経て制作された続編が待望の劇場公開!

そもそもガンダムSEEDは“平成のファーストガンダム”とも評された作品のひとつ。わたし自身も過去多くのガンダム作品を見てきましたが、やはりSEEDは特別な存在。
待ちに待った新作とあって、ドキドキワクワクで鑑賞したところ……もうほんとにほんとに最高でしたッ!!!映画館でこんなに興奮したのは久しぶりです。この日のためにアニメシリーズを全て見返してから劇場へと赴いた甲斐がありました。

イベント含め、5回も見に行ってしまいました👀

まず戦闘シーン。もうしょっぱなから迫力もスピード感もたっぷりなハイクオリティのMS戦が見れて大感動。アニメシリーズで活躍した機体もたくさん採用されていて興奮しっぱなしでした。

そしてキャラクターとストーリー描写、いい意味で度肝を抜かれました。
そもそもSEEDと言えば、差別的なすれ違いから始まる戦争、そんな中で育まれる熱くもあり哀しくもある若者たちの友情と行く末を描いたシリーズである……というのが個人的な作品への認識でした。
なので今回の劇場版でも引き続き終わらない戦いへの悲哀を熱く描くのかと思いきや……まさかの「愛」をテーマのど真ん中に据えてSEEDらしい若者たちの葛藤を再び見せてくれたことへの驚きと感動でもう鑑賞中どうにかなりそうでした。

まさかガンダムでここまでど真ん中に、愛を語った作品に出会えるとは……!!とくに終盤の──【⚠以下、ネタバレの感想なので、気になる方は下記のFilmarksからチェックを!】

ちなみに3/4時点では映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の興行収入が37億円を突破したそうで、これはガンダム劇場公開作の中ではナンバーワンの成績。

じつは映画をしっかり楽しむためにはアニメ全50話×2シーズンを見る必要があるのですが……賛否あるとは言え、ガンダム史に残る作品なのでこの機会にぜひチェックを!


ザ・キラー

★★★★✴︎ 4.5

やっぱりデヴィッド・フィンチャー監督が好きだなと確信できた作品です。

依頼に失敗した暗殺者の復讐劇なのですが、失敗の瞬間とか、その後の逃走劇とか、主人公のモノローグとか、妙なリアルさが常にある。登場人物みんながみんな真剣なので一周回ってちょっと笑えるところが面白い。
同監督の『ゴーン・ガール』を見た時に「これ、笑っていいやつ?」となった感覚を思い出しました。

主人公はプロの暗殺者ではあるものの、そこそこ失敗もするし予測も外れる。ほんの少し感情に振り回されて仕事に甘さが出てしまうこともある。
でもちょっとした仕草や行動の端々にちゃんとプロっぽさが垣間見えるので、没入感を持って見れる作品にも仕上がっています。

全体的に画面は暗く華美さはないですが、画角の美しさは流石。満足。


逆転のトライアングル

★★★★✴︎ 4.5

豪華客船の乗客とクルーを中心に社会の縮図を描く名作ブラックコメディ。いやーーさすがパルムドールを受賞しているだけあり、現代社会をグリっと抉ってきます。

富豪と労働者、支配者層と被支配者層が豪華客船の難破によって逆転するストーリーなのですが、どの登場人物もキャラが立っていてちょっと愛しさすら感じてしまう不思議。
個人的にはロシアの大富豪のおじさんが結構好きでした。漂流した先の島での立ち回りも上手い。さすがとんでもない財を築いてきただけあるなぁ……なんてちょっと感心しちゃいました。真の金持ちは金が無くてもそつがない。

あと主人公のファッションモデル・カール。
彼だけはどのシチュエーションでもほとんど立場が変わらないのも興味深かったですね。美しさを消費され、ジェンダー平等も得られず、他人にやんわり意見を聞いては自分で決めるように促される。
でも彼の姿こそが、恵まれた環境に気づかず漫然と生きてしまっている私たちそのものなのかもなぁなんて思ったりしました。

ラストも見せ過ぎない感じでとても好きです。


オペレーション・フォーチュン

★★★★☆ 4

みんな大好きステイサム主演、サラッと楽しく見れるスパイアクションです。夕食時にも見やすいテイストで助かります🙌

やっぱりガイ・リッチー監督の作品はキャラクター同士の会話が楽しいですね。イギリス人は皮肉が洒落てる。

アクションシーンはステイサムを中心に必要最低限な感じなので、基本的にはキャラクターたちの立ち回りや関係性を中心に話を追っていくのがオススメです。


イニシェリン島の精霊

★★★★☆ 4

島で暮らすおじさんふたりの友情が破綻した姿を静かに追った謎の映画。おじさん同士の仲違いで映画1本作れるのがすごい。

ある日、一方的に親友から絶交された主人公がなんとか関係修復を試みるが、失敗、失敗、失敗で取り付く島もなし。おじさんたちが仲違いでてんやわんやしている裏では──【⚠以下、ネタバレの感想なので、気になる方は下記のFilmarksからチェックを!】


REBEL MOON ー パート1: 炎の子

★★★★☆ 4

謎の過去を持つ主人公が仲間を集め、世界を支配する帝国に反逆するSFアクション。好みドンズバなビジュアルで評判よりも楽しめました。
ストーリー面はちょっと弱めですが、その分カジュアルに見やすいですし、キャラは立っているのでヨシ👉

スター・ウォーズや90〜00年代のSFアクション映画を通ってきた人には「おお!」と思うような要素がたくさん詰まってます。

ストーリー的にはパート1でひと段落着いてますが、まだまだスペースオペラとして描ける部分はたくさんあるので続きも楽しみ。


アステロイド・シティ

★★★★✴︎ 4.5

1955年のアメリカ南西部アステロイド・シティに集まった人々のちょっと不思議でエモーショナルな群像劇
相変わらずウェス・アンダーソン監督らしいポップな世界観は健在。作り込まれたビジュアルにさまざまテーマが折り重なっていて見応えたっぷりです。

「え、いまのシーン、何……?」みたいになることも結構多いんですが、それが楽しい不思議。
とくに意味のない要素に対して勝手にテーマを見出したりもしちゃっているんだろうな……とも思いつつ、もはやそんな観客すらもまるっと内包してひとつの作品に仕上げている感じがしてとても好きなんですよね。

無理にテーマを拾おうとせず、絵本を読むように、雑誌をパラパラとめくるように、美術館でアートを見るように、ぼんやりと楽しむのもオススメです。


映画刀剣乱舞-黎明-

★★★✴︎☆ 3.5

ゲーム刀剣乱舞の実写映画第2弾、現代の日本に顕現した刀剣男士たちが活躍するアクションファンタジー。

前作は結構好みの映画だったのですが、今作は惜しいな〜と思う箇所がいくつかあり……「刀剣乱舞」というコンテンツ全般が好きならわりと楽しめるかとは思いますが、何も知らない状態で見ると少しびっくりするかもです。

キャスト陣はすでに舞台で刀剣男士を演じたことがある面々なので、殺陣がめちゃ安定してます。狭いロケ地でも刀使いが上手い。
全体的なテイストは特撮寄りなので、そこはちょっと好みが分かれるかもなと思います🤔

ちなみに今作のストーリー自体は前作の続き感はほぼないので、ギャル&長谷部など気になる要素があるならこっちから見ても全然OK!


パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女

★★★★☆ 4

天才的なドライビング・テクニックを持つ主人公が裏社会のドンパチに巻き込まれるサスペンス×カーアクション作品。
ストーリーも分かりやすくまとまっていますし、キャラクター像も丁寧に演出されていてとても良かったです。

カーアクションシーンも派手さはそこまでないですが、スピード感がしっかり出ていてちゃんと主人公がカッコよく見えるのが◎
肉弾アクションも生々しさがあって結構好きでした。

カジュアルな裏社会カーアクションが見たい方はぜひ🚗


バービー

★★★★✴︎ 4.5

現実世界にやってきたバービーが<世界の秘密>に気づく社会派コメディムービー。

Barbenheimerの件にモヤモヤしてどうしても映画館で見ることが出来なかった作品で、今回は配信サービスで鑑賞。いまだにBarbenheimerについてはモヤモヤしていますが……映画『バービー』自体はやっぱり好きだなと思える映画だったので、サラッと感想をば。

ビジュアルをしっかり作り込みながら演出は毒気たっぷりブラックなテイストで多くの人を惹きつけるグレタ・ガーウィグ監督の手腕は流石。
見終わった後は、もっと自分らしく、自分が本当に好きだと思ったものと素直に向き合いながら人生頑張ってこッ!と思える作品でした。

ハッピーエンド過ぎない、現実に向き合ったラストなのもいいんですよね。だって“現実”はまだ、全人類がハッピーなエンドを迎えられるわけじゃないので。


BAD LANDS バッド・ランズ

★★★★☆ 4

特殊詐欺に加担する姉弟を中心に現代社会の闇を描くサスペンス映画。
安藤サクラさん目当てに鑑賞しましたが、現代の裏社会に生きるアウトローな役を最高にカッコよく泥くさく演じていて流石の演技力でした。

あと弟役の山田涼介さんもめちゃくちゃ良くて、当て書きなのではと思うほど。ぴったりハマってました。

セリフ回し(とくに女性のセリフと女性に対する言動)とかちょっと苦手だな……というところも正直あったのですが、とにかくキャストの存在感が凄すぎてあっという間に見終わっちゃいました。

🎥 🎥 🎥

ということで、1月に見た映画の感想をお届けいたしました!

2月以降も映画についての感想は随時Filmarksの方にもまとめているので、現在上映中の映画情報をチェックしたい方はこちらもぜひ👇

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。
また次の記事or動画でお会いしましょう!

ミヤマでした! バイバイ〜👋

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?