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放送作家の仕事とは?【第14回】新人時代に仕事をもらうためにやったこと②

 「職業は放送作家です」と言うと、多くの人に「どんなことをしているんですか?」と質問されます。そこで、このシリーズでは、謎に包まれた放送作家がどんな仕事なのかをいろんなテーマで具体的に書いています。おつきあい、よろしくお願いします。

【著者プロフィール】
テレビのゴールデン番組からアイドルのラジオ番組まで構成する30代の放送作家。企画を通してチーフ作家になることもあれば、声をかけられお手伝いに徹する仕事も好き。このコラムは、プロになるためのリアルな指南書だったりします。

 今回のテーマは「新人時代に仕事をもらうためにやったこと」

 放送作家という職業はフリーランスなので、基本的に仕事は自分で取りに行かなくてはいけません。技術も経験もない新人が仕事をもらうにはどうするか? そこには工夫が必要です。そこで、筆者が実際に新人時代にやってきた体験談を4回に渡って振り返ってみたいと思います。今回は第2回です。

新人時代にやったこと②「一つ上の立場の仕事を勝手にやる」 

ラジオの番組は2人の作家がいるケースが多く、台本を書いたり、読むメールを決める「メイン」と、メールを仕分けしたり、番組ホームページの更新、台本のコピーなどの雑用を行う「サブ」の作家がいます。
 
新人の頃は、サブからメインに昇格することが目標となります。しかし、メインを務めるのはキャリアのあるベテランです。頼まれた仕事だけをこなしていては、永遠にメインにはなれないわけです。
 
で、どうするか? なんですが……

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【著者プロフィール】 テレビのゴールデン番組からアイドルのラジオ番組まで構成する30代の放送作家。企画を通してチーフ作家になることもあれば、声をかけられお手伝いに徹する仕事も好き。このマガジンは、プロになるためのリアルな指南書です!

聞いたことはあるけど、よくわからない”放送作家”の仕事について現役放送作家が解説! プロになりたい方や興味のある方に参考になるようひも解い…

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