はじめに

私はリフカムという会社で、カスタマーサクセスとしてリファラル採用（紹介採用）を成功に導くサポートをさせて頂いております。

100社以上の企業様のご支援をしていく中で見つけたリファラルの共通課題や解決方法などをこのnoteで定期的にシェアしていきます。

Twitterでもリファラル採用関連のツイートをしていますので、
フォロー頂けますと嬉しいです！！

今回のテーマ

前回のテーマは、「社員の紹介活動に対する参加率をどのように高めていくのか」でした。

今回は、新入社員を巻き込めると良いサイクルが生まれるというテーマです。

前回のテーマでは、すでに在籍している社員様向けの周知の話をしましたが、今回は新しく入社される方に対してのアプローチを説明いたします。

本日お伝えすることはシンプルであり、すぐに実践できる内容ですので
ぜひ皆様も取り組んでみてください。

リファラルで継続的な成果が出ている企業の特徴

リファラル採用において継続的な成果が出ている企業様で必ず起きている現象があります。
それは、入社半年未満の方が1番リファラルに協力的であるという現象です。

一般的には毎年必ず数名〜数百名規模で新しい社員が入社されると思います。
この方々が積極的にリファラル活動を行うためのアプローチができていると
自然と紹介社員比率は高まっていき、リファラル採用が文化として定着していきます。

ある企業の社長様とお話したとき、リファラルの文化定着には3年はかかると仰っていました。
3年間継続することで徐々にリファラル活動の経験者が増えていき、
文化になっていくのです。

一方で新入社員を巻き込めないと、紹介してくれる社員の人脈は枯渇していくため、必ずリファラルの動きは鈍化していきます。

新入社員から紹介が多い理由

こちらに関しては皆様もある程度予測がつくと思いますが、改めて説明します。
大きく3つの理由があります。

①エンゲージメントが高い
一般的には入社した時はエンゲージメントが高い状態ですので、既存社員様と比較して紹介に対するハードルが低いです。

②友人と仕事の話をする機会が増える
転職前後は友人に対して仕事の相談をする機会が増えます。転職後も「どうなの？」という話が友人から連絡をもらうことが多くなります。
それが紹介するきっかけにもなります。

③会社に対する貢献欲が高い
入社したタイミングは、「これから貢献していきたい！」という意欲が強いため、紹介活動に積極的に動いてくれます。

新入社員を巻き込むためのアプローチ

では、ここからは実際に新入社員を巻き込むためにやるべきことについて説明いたします。

冒頭でもお伝えしたとおり、やるべきことはとてもシンプルで、
「入社ガイダンスでリファラルの意義や制度について説明する」です。

※入社ガイダンスのアジェンダ例

私のクライアントで1番成果を出している企業様は、リファラルの説明だけで1時間ほど使っていらっしゃるそうです。
「この会社はリファラルをするのが当たり前」だと認識してもらえる絶好の機会だからです。

具体的に何を伝えるのかを下記に記載したします。
3つのポイントに集約できます。

①なぜリファラル採用を行っているのか
会社としてなぜリファラル採用に取り組んでいるのか、を説明する必要が
あります。
そもそもリファラル採用ってなに？という状態の社員様も多いかと思いますので一般的なリファラルのメリットもお伝えするのが良いかもしれません。
それに加えて、自社のビジョンや②でお伝えする内容を紐付けると納得度も高まります。

②社員にどんなメリットがあるのか
リファラル採用のメリットとして、
・採用コストが削減できる
・離職率が軽減できる
などが一般的には挙げられますが、社員様はそれを聞いただけでは自分にとってどんなメリットが有るのかよくわかりません。
つまり、メリットをちゃんと理解してもらうことが重要です。

具体的な例としては、
「採用コストを削減できることでその分を社員の皆様の福利厚生の充実に向けて活用していきたい」といったメッセージで発信する企業もいます。

③どのような制度でどんな手順でやれば良いのか
実際に紹介してみよう、と思った時に何をすれば良いかわからなくて辞めるといったリスクを軽減するために必要な説明です。
・紹介するときのルール
・紹介時のインセンティブ
・紹介されてからのフロー
などは明記しておくことをお勧めしています。

前回の記事でお伝えした成功事例インタビューを読んでもらうことも効果的です。

①〜③をまとめたリファラル冊子のようなものを作ってお渡しすると説明会以降もリファラルについて忘れられないので、効果が高まります。

まとめ

・リファラルの文化醸成には新入社員巻き込みが必須
・新入社員ガイダンスでリファラルに関する説明をする
・新入社員に対してどんなメリットがあるのかを伝える

おわりに

いかがでしたでしょうか。
皆様でも実践できそうなイメージは持てましたか？

ご質問等ございましたら、お気軽にお問合せください！
また、こんなテーマについて教えて欲しいというリクエストもお待ちしております！

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