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水際のような場所をつくるために。

――水辺と陸の境では、波が寄せては返し、潮が満ちては引きを繰り返しています。そんな水際のように、人やモノ、情報、アイデアが流れ着き、混ざり合っていくような場所をつくろう。


人生は物語。
どうも横山黎です。

作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。

今回は「水際のような場所をつくるために。」というテーマで話していこうと思います。


📚はちとごが新たな挑戦

ついこの間まで大学生だった僕は、最後の1年間、すごくお世話になった場所がありました。住み開きシェアハウス「はちとご」です。

シェアハウスでありながら、家屋の一部を開放する住み開きという活動をしているので、住人だけでなくいろんな人がひとつ屋根の下で過ごしているんです。

イベントが開催されることも多々あって、からあげ会やウイスキー会、読書会に書初め大会、モルック大会なんかも開かれています。大学生もいれば主婦もいる。子どもから大人まで多世代の人々の待ち合わせ場所になっているのが、はちとごです。

去年の3月に友達に誘われて初めてお邪魔することになった僕は、初日から居心地の良さを感じてしまい、気が付けば入り浸るようになっていました。大学が終わればはちとごに行き、イベントが開かれればはちとごに行き、バイトが終わった深夜にもはちとごに行き……。

そのうち運営をするようにもなって、私設図書館のお店番したり、インスタの運用を1カ月間担当したりしました。

僕の大学生活が豊かになったのは、はちとごのおかげといっても過言ではなくて、大学の卒業式の日には最後に挨拶に行ったし、社会人になった今もなお、時々お邪魔しています。実はこの記事も、お店番をしながら書いているんです。

そんなはちとごですが、この度、新たな挑戦を始めることになりました。水戸でシェアベース「migiwa」をつくるために今日からクラウドファンディングを始めるのです。


📚地域に開いたシェアベースを

はちとごが誕生したのは2021年の秋ごろ。ちょうど2年が経ったタイミングで一度お引越しをして、今に至ります。かれこれ2年半以上の歴史があるわけですが、今の物件の隣にある元内科だった場所を改装して、地域に開いた図書館&シェアリビングをつくることになったのです。

機能は、大きくふたつ。

ひとつは、私設図書館です。以前から「はちとご文庫」と題し、まちライブラリーに登録して私設図書館を運営していたんですが、今度からは地域の人が本を持ち寄り、地域の人が自由に本を楽しめる場所としてさらにグレードアップしていきます。

もうひとつは、シェアリビングです。偶然に居合わせた人とお茶をするのもいいし、リモートワークをするのもいい。コワーキングやイベント、ワークショップなど、地域の人たちが「ちょっとやってみようかな」と思える空間をつくりにいきます。


📚水際のような場所を

そんなシェアベースの名前を、隼さんは「migiwa」と名付けました。

みぎわ。漢字で書くと、「汀」や「渚」、「水際」。水辺と陸の境では、波が寄せては返し、潮が満ちては引きを繰り返しています。そんな水際のように、人やモノ、情報、アイデアが流れ着き、混ざり合っていくような場所をつくろう。そんな願いが込められているのです。

僕がはちとごに通うになったときから既にそうでしたが、はちとごはとっても風通しが良い場所なんですよね。人がたくさん出入りするから物理的にもそうだし、いろんな人と触れ合い、つながり、時間を共有することで心の換気にもなる。

シェアベース「migiwa」では、これまでのはちとごを超えて、あらゆるものが混ざり合い、学びや回復の春めく場所を目指していきます。

現時点で私設図書館はひっそりと稼働しているんですが、まだ空き部屋はありますし、そこの改装にはお金がかかります。そこで、隼さんはこの度、クラファンを立ち上げることにしたのです。

僕が大学生のときからお世話になっている隼さんの、はちとごの新たな挑戦を応援してください! 面白いリターンが揃っています。詳しくは以下のクラファンのページをご覧になってください!

20240410 横山黎




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