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やっぱり文化祭が好き。

――たくさんの人が一生懸命に準備して、当日動いて、イレギュラーやハプニングに立ち向かって、泣いたり、笑ったりして、青春という言葉の輪郭が浮かび上がってくるあの空間が僕は好きなんですよね。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「やっぱり文化祭が好き」というテーマで話していこうと思います。

昨日、僕の通う茨城大学で文化祭がありました。4年通って一度も行ったことがなかったので、最後の年くらいはと思い、参加することにしました。この4年間で築き上げてきたつながりをたくさん感じることができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。

今度一緒に脱出ゲームを運営するしゅんちゃんは、カビゴンの着ぐるみを着て店の宣伝をしていました。カビゴンの着ぐるみを見て、「かわいい!」という声が聞こえてきて、そういうチャーミングなことができるのが彼だよなあと遠くからにんまり。近くにポケモンサークルの学生がいて、その人もカビゴンの着ぐるみを着ていて、すぐに意気投合。しゅんちゃんは彼とXを交換して、ちゃっかり脱出ゲームの宣伝をしていました。


バンドを組んでステージに立った知り合いがいました。バイト先の後輩です。その子の演奏を聴きに、同じくバイト先の後輩たちが集まりました。僕も事前に知っていたので、そこに合流。Saucy Dogの曲を披露していたんですが、少しニヒルを感じさせる歌い方が曲とマッチしていたし、個人的には好きでした。その後、流れで後輩4人にワッフルをごちそうすることに。ひとり300円で喜んでくれるんだから安いものです。


バイト関連でいうと、今はもう既にやめてしまっているけれど、かつての後輩が文化祭のスタッフとして動いている場面に立ち合うことができました。筋トレバカであの頃からプロテインを常備していた彼からは豚汁を勧められ、いつも笑顔でよく慕われていた彼女からは現役漫才師の「オシエルズ」による講演会に誘われました。たった30分の講演会だったんですが、めっちゃ面白くて、充実した時間だったので、粘り強く集客していた彼女に感謝です。また近いうちに記事にしますね。

現役漫才師の「オシエルズ」のふたり!


半年以上間からお世話になっているシェアハウスがあります。茨城大学の近くにある「はちとご」です。シェアハウスでありながらコミュニティスペースとしても機能していて、住人だけでなく日々いろんな人が遊びにくる場所です。特にこの半年、そこから広がった縁がとても多くて、文化祭を歩いていてもはちとご界隈の人と出会うことができました。

はちとごの短期住人のなおくんはフリーのカメラマンとして活動しているんですが、昨日は大学広報のスタッフとして、キャンパス内を練り歩きながら写真を撮っていました。そこに偶然遭遇したり、同じくはちとご界隈ののろくんとだべっているところを見かけたり。


はちとご界隈の人がよく来るクラフトビールバー「The FAVORITE」の家主のあまがいさんとも会いました。一緒にいたのは、カシャタというタンザニアのお菓子の販売を促していたなるしゅん。彼もはちとご界隈の人。僕がカシャタを買おうかどうか迷っていると、あまがいさんが「買ってあげるよ」とご馳走してくれました。ステキな方です。


「Ami Dream Farm」という企画名で出店していたのは、農業で世界を変える夢を持っているここちゃん。夏休みには自転車で東北一周の旅に出かけたり、ベトナムに飛んでいったり、活動的に夢を探し、追いかけている人です。朝活コミュニティ「share morning」の運営もしているんですが、そのプロジェクトの立ち上げを一緒に行っていたおかちゃんと合流できたので、一緒にここちゃんに会いにいきました。変わらず元気で明るい様子で何よりでした。「share morning」もこれからさらにバージョンアップしていくとのことなので楽しみです。


僕は今、全国大学ビブリオバトルに挑戦しています。ビブリオバトルとは、本を紹介するプレゼン大会のこと。その公式戦に参加していて、全国制覇の夢を狙っているのです。先日開催された大学大会、地区大会では優勝することができ、来月12月17日(日)に開催される全国大会に出場してきます。

実は昨日、その大学大会と地区大会で司会を担当していた子(実は同じ学部、同じ学科の学生)と会ったんですが、その子の年配のお連さんが僕のことを認知してくれていたんです。この前の地区大会はYouTubeで配信されていて今もアーカイブが残っているんですが、それを観てくださったようで、お祝いと励ましの言葉をいただきました。

また、はちとごの管理人と肉バル「I‘m home」の和田さんとが共同で開催したフリマ&マルシェで知り合った、和田さんの親戚の方とも再会することができました。なんとその方は、地区大会の日、その会場だった県立図書館にはいらっしゃったらしくて、僕が出るなんてことを知らずに外で開催されていたフリマを楽しまれていたようです。「君が出るの知っていたら、行ったのに~」と言ってくださって、その言葉だけでもありがたいなと思いました。

いろんな人が僕に期待をかけてくれていることを改めて知りました。ちゃんと準備して全国大会に臨むつもりです。



いろんな店やイベントが雑多に混在している文化祭のようにいろんな方向に話題がとっちらかった記事になってしまいましたが、後片付けをするように話をまとめていきますね。

結論はシンプルで、やっぱり僕は文化祭が好きってことを再認識させられたってことです。たくさんの人が一生懸命に準備して、当日動いて、イレギュラーやハプニングに立ち向かって、泣いたり、笑ったりして、青春という言葉の輪郭が浮かび上がってくるあの空間が僕は好きなんですよね。

そういえば、中高時代からその気持ちはありました。特に高校1年生のときは中心人物となってクラスの企画を遂行していました。演劇の脚本加筆修正、演出、主役、クラスを盛り上げるためのテーマソングの作詞、ギター、その裏で軽音楽部のライブにも出ていました。あれやこれやに手を出したくなったのは、やっぱり面白いと思ったものに飛びつきたくなる性分が根底にはあって、ひとつのことをみんなでつくって、盛り上げていく流れがどうしようもなく好きだからなんだと思います。


実はもうすぐ別の文化祭が始まります。

シェアハウス「はちとご」は、この度、お引越しをすることになりました。といっても、1キロくらい離れた場所にある物件に移るだけなんですが、それに向けて忙しくしているのが現状です。

はちとご2周年かつお引越しというこのタイミングで、今の物件の最後のイベントとして文化祭を執り行うことになったんです。

その名も!

「はちとごの文化祭 -暮らしの思い出展-」

今までのはちとごの日常を閉じこめた写真のアーカイブをはじめ、元住人でイラストレーター兼画家のさきさんと、同じく住人でおじさん好きの動画クリエイターのゆうきくんのコラボ企画となる作品の展示をします。オープン中は大学生ミュージシャンのたいがくんの代表曲「読点」が流れることでしょう。はちとごの住人がよく聴いている一曲で、引っ越しという区切りのタイミングに打ってつけの曲です。

僕も、近いうちに出版する予定のはちとごを舞台にした物語『はちとご』の第一章を印刷して、紙の束を置いておこうかなと考えています。ちゃっかり新作の宣伝をするという下心ありありの展示をします(笑)



......。

光をなぞると闇が浮かび上がるように、書いていて脳裏をよぎる記憶がありました。

大学2年生のときにコロナでオンライン開催になった文化祭、何か面白いことをやりたいと思って、リーダーに駆り出たけれど、仲間を集められず途中で断念。叶えられなかった夢を思い出します。

あれから2年が経ち、もう一度文化祭を楽しめる機会が巡ってきました。僕も運営スタッフとして関わる予定ですので、後の祭りにならないように、思い残すことなく盛り上がって、楽しんでいこうと思います。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20231113  横山黎


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